『映画』パイレーツ・オブ・カリビアン-デッドマンズ・チェスト-（2006）

PIRATES OF CARIBBEAN: DEAD MAN'S CHEST/ゴア・ヴァービンスキー

パイレーツ・オブ・カリビアン-デッドマンズ・チェスト-

PIRATES OF CARIBBEAN: DEAD MAN'S CHEST/ゴア・ヴァービンスキー
- ヒャッホーな、夏のアトラクション映画
- 「パイレーツ・オブ・カリビアン-デッドマンズ・チェスト-」データ
  - 監督
  - 出演
    - デイヴィ・ジョーンズアイコン

ヒャッホーな、夏のアトラクション映画

えっと・・・・アタイはゴア・ヴァービンスキーという人を、あんまし信用してないんですよね・・・。
特に嫌いというわけじゃないけど、この人の映画がアタイをめっちゃ楽しませてくれたことってあったっけ？と考えると「ハテ・・？」という結論にならざるを得なかったような・・。

前回のパイレーツ・オブ・カリビアンも、その場はそれなりに見ちゃうんだけど、特に面白かったシーンとか、何か印象に残ってるとかあったっけ？と考えると「心当たりが、ない。」と急性記憶喪失になっちゃうんです。

ただ、今回は予告編でみたデイヴィ・ジョーンズのビジュアルに、激しくそそられるものがあったため、もうそれだけを目的に映画館へまっしぐら！！

ひさしぶりに、ジャンクな味のポテトも買った。
チキンスティックもドカドカ食った。
いつもはコーヒーだけど、今回の飲み物はビール。
おかわりもするヨ！！

なんたって、ビル・ナイ見にきたんだもんね！！！映画を見る、というより物見遊山！！

で、結論から言うと……、
幽霊船フライング・ダッチマン号最高！！！デイヴィ・ジョーンズ、うごめく後姿最高！！！

もうそんだけで、アタイ120％満足です。
まぁそのデイヴィ・ジョーンズをメインディッシュに、ディズニーじゃないどっかで、クローネンバーグさんあたりが腕をふるってくれたら、カルク200％はいくだろうけど……。
それでは、逆に失神ものの危険な映画になるだろうから、アタイ子育てを終えて思い残すことなくなるまでは、欲張るまい、欲張るまい。

と、ともかく、クラーケン＆フライング・ダッチマン号！！
それこそクトゥルーものに求めていたビジュアルそのまんまっすよねっっ。

見た目だけでも、ジットリグッチョリヌメヌメですよっ。
靴ひものビル（ウィルパパ）なんて、顔面にフジツボですよ。
な、なんて禍々しいんだ！

できることなら、私もデイヴィ・ジョーンズのもとで100年勤めて、残りの年期を賭けたりしたいよ！！

ぶっちゃけ、ビジュアル的にはさすがディズニー！
キャラも衣装も海賊船も、お子様を泣かせないダーク風味が、夢いっぱい。

あと、個人的には、ノーメイクで、特殊メイクにヒケをとらないインパクトのジェフリー・ラッシュの生命力が、たまりません。
我が家の魔よけに、一人ぐらいぜひ欲しい！

ただ、全体的には登場人物がみーんな同じテンションでどたどたばたばたギャグってる感じだし、ジョニデも含め、レギュラーの人たちは、特に際立つ印象がないまま終わった気がします。

振り返ればなんつーか、波にゆられて衣装の豪華なコスプレどんぐりがいっせいに甲板をゴロゴロころがっているみたいな映画だったなぁ。

ただ、こんなにぎやかさが楽しいといえばそうだし、ギャグネタそのものもかなーりバカまるだしで笑っちゃうし、いかにも夏らしいレジャーだったとは思います（笑)！！

（2006.7月）