DOG SOLDIERS(2002)ニール・マーシャル
いいよね、ニール・マーシャル
三頭身のバケモノが、みょーにかわゆく、ほほえましい。
私もあんなの、かぶりたい。
しかし軍曹さんにとっては、たぶんそんなのんきな話じゃなくて、絶好調においたわしい!!
なんせハミ出した腸を、なんか勘違いしたワンコに引っ張り出されたり、かと思えば逆に治療と称して強引に押し込まれたり、あげく傷口を、瞬間接着剤で大真面目にはっつけられたりするという、スプラッタの中でもけっこう異色で不意打ちな体験。
だからといって、いいかげんなジョークでお手軽にごまかしている感じはないので、こちらとしても礼儀正しく膝を正して、
おいおい、
場所はそれでええんかい。順序はそれでええんかい。
ちゃんとネジらんように気をつけて詰めたんか?(腸のことです)
……ナドと、真顔でツッコんでしまいます。(腸じゃなく)
だってね、命より健康重視の昨今ですよ。
腹のなかにおける腸の状態は、おもいっきり一大事!単なる内臓下垂でさえ、健康第一番組で、もったいぶって取りざたされるぐらいだし、あまりいいかげんな腸の配置で、軍曹が一生便秘になったり、ここぞの時に下痢ピーしたりじゃいたたまれない。
せっかく好意でお手当てしたクーパーさんの責任問題も気になるしなぁ。
だって、クーパーさん、男前だしさ!
とりあえず、映画が終わるまでは、アタイクーパーさんの味方なのです。
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いや、話がそれてるね。
さんざん、腸の話題を引き伸ばしてナンなんだけど、なんと、これは大腸映画でも、小腸映画でもないのである。
この映画の主役たるべきバケモノの正体は、ぶっちゃけ「狼男」なのである。
狼と言うからには犬の一種なんで、「さあっ!とってこい~!」なんか言われて、棒を投げられたりもしちゃってるのが可愛いだよね。
いつか、私が狼男に襲われた暁には、きっと必ず身をもって、やってみよ~っ、とか思ってます。
とはいえ、映画のジャンルは、決してギャグではありませぬ。
笑っちゃうのはこちらの勝手で、映画の路線は、あくまでもシリアス寄りのホラー。
ただ、作り手の「ユーモア」がハミ出ちゃってる、「シリアス」なのかな。
ぶっちゃけ、さぞかし低予算なんだろうけど、イキの良さがハジけてて、とっても、面白かったです。
監督はニール・マーシャルさんね?アタイ、次の作品も、絶対見るよ!!
「ドッグ・ソルジャー」データ
DOG SOLDIERS 2002年 イギリス
監督
- ニール・マーシャル
出演
- ショーン・パートウィー(ウェルズ軍曹)
- ケヴィン・マクキッド(クーパー)
- エマ・クレズビー(ミーガン)
- リーアム・カニンガム(ライアン)
- トーマス・ロックヤー(ブルース)
- ダーレン・モーフィット(スプーン)
- クリス・ロブソン(ジョー)
- レスリー・シンプソン(テリー)