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ミーハーdeCINEMA

ミーハーが、盛大にネタバレしながら映画感想をつぶやいてます。

ヘルレイザー5 / ゲート・オブ・インフェルノ

HELLRAISER:INFERNO / スコット・デリクソン

ヘルレイザー5

Vシネマ版ヘルレイザー

思い起こすまでもなく、ピン氏、前回宇宙にてこっぱみじん。
いくら未来のデキゴトとはいえ、いまさらとりかえしのつかない、「アーメン」ナドという遺言まで残しお亡くなりになって、話はひとまず完結しているわけなので、これは番外編といった扱いなんだと思います。

魔道士たちも、リアルな地獄の使者というより、人の意識のあいまを縫って、モグラ叩きのモグラのようにぴょこんぴょこんと出没します。

そのせいなのか、以外と誰でも、脳味噌のどこかに、魔道士さんが住んでいるものなのかも……なんちゃって、不条理さに身近さすら覚え、妙なリアリティに焦ります。
モグラ叩きをやる時は、ついついバリバリ全開真剣勝負な体になる、という副作用もモレなくついてるかもしんない……。

今回の主役はグレイグ・シェーファー演ずる小悪徳刑事ジョゼフ。
1や2のジュリアやフランクのように極悪でしぶといモンスターというわけではなくて、「いるんだろうなあ、こうゆうヤなやつ。」みたいな、中途半端な悪事が煮え切らないおっちゃんです。
行動は確かにアコギでうす汚く、ありがちゆえにより忌まわしく、とても好きにはなれないし、感情移入もしたくない。

 ■続き

それでも、ヘルレイザー的地獄に放り込むほどでもないよね、みたいな小悪党レベル。
世の中には、もっとその快楽に、ふさわしい悪がゴマンとあるけど、でもまぁ、その理不尽さがヘルレイザーよね、と、言って言えなくはない。

それにしてもグレイグ・シェーファーという人は、こういう役が似合いすぎ(笑)!!演技力もあるんだろうけど、見た目から、ソコハカとなく感じてしまういびつさと、にじみ出てくるふてぶてしさが、この男なりの、セコい地獄にハマっている。

ちなみに、ピンヘッドは、ちょっと人格が変わりました。
なんか、そらアカンやろ、と突っ込む以外ないような、ムチャクチャさがなくなりました。
つーか、むやみにおごそか、いっそ神々しいと言ってもいい。<暴言
宇宙で死んでから極楽にでも寄り道して、「アーメン」の副作用で、悟りとか開くハメにでもなったかなぁ?
それとも、腹ついでにココロも脂肪をたくわえて、すっかり丸く変わり果てたか。

それは決して、ちょっと年をとった、ダグ・ブラッドレイの外見上の問題だけじゃなく、本当にカドがぽろんと、かさぶたみたいにとれちゃったカンジ。
案外、顔にまんべんなくささったピンも、年とともに抜け落ちる、髪の毛みたいなモンなのかも。

となるともはやピンヘッドも奈良の大仏も十字のまんなかのあのヒトも(も、もののたとえですけど!)京都によくいたタヌキの置物も、そんなに大差ないような気がしてきます。

まぁ、やっぱ「プチ・ヘルレイザー」なのでしょうなぁ。
ピンヘッドキャラのみならず、イターイ地獄もミニサイズ。
1や2で目をそむけたような、飛びぬけたえげつなさは見当たりません。

でも、こういう話も、それはそれで好きなのは確か。
場所を選ばず舞う雪(?)も、ひんやりとした色彩も、どうにもやりきれなく美しく、ジョゼフの地獄の悲しさを、バックアップしてるよね。

セノバイトも、出番少ない分ある意味スタイリッシュさが強調されてて、まートルソは思わず「カヤコ」と呼びかけそうになっちゃうものの、エンジニアという存在も、ちょっと気になるっちゃ、気になる。

これからは、コンパクトにまとまったサスペンスタッチのこの路線で、1とか2でゲットしたファンから、搾り取れるだけ搾り取る、ヘルレイザーを見届けることになるヨカン。

(2004年)

ヘルレイザー ゲート・オブ・インフェルノ [DVD]

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「ヘルレイザー ゲート・オブ・インフェルノ」データ

HELLRAISER:INFERNO 2000年 アメリカ

監督//
  • スコット・デリクソン
出演//
  • ダグ・ブラッドレイ
  • クレイグ・シェーファー
  • ニコラス・タートゥロ
  • ニコラス・サドラー
  • ノエル・エヴァンス