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ミーハーが、盛大にネタバレしながら映画感想をつぶやいてます。

鬼畜大宴会

鬼畜大宴会 / 熊切和嘉

鬼畜大宴会 [DVD]

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熊切和嘉監督のはじまり

かの、あさま山荘事件時の連合赤軍をヒントにしたみたいな感じの、ムッチョリギチョギチョスプラッタ映画。
なんつっても登場人物のブサイクさ、不潔さなどが、それはそれはナマナマしいので、C級ホラー系映画につきものの、えっちでイヤンなシーンですら、「もぉぜったい見たくないもの」をたっぷり見せ付けていただくような余計なお世話です。
映画館で見る場合などはとくに、息継ぎのタイミングもなく肺が張り裂けそうなので、一刻も早く新鮮な空気が欲しいかも。

それはたぶん 、その時代特有の暗さ、ネバリケ、貧しさ……などをとってもリアルに押し付けられるから。
モヤモヤとした黒さから、思わず目をそらしたくなる、救いのない狂気と殺戮。
「ま、あの時代いろいろあったし!」って言われれば、仕方なく「う、うん、そ、そ、そ、そうだね!」なんて相槌打っちゃいかねないような、乗せられ方をしそうになる。
でもジツは、時代は単なる、画面の「効果」に過ぎないのだろう。

ってことで、監督入魂の不快感をたっぷり味わい振り回された挙句、「でー!キモい!結局ただのスプラッタ映画だったんだね!」 と、誉めちぎってしまいました。
やるなあ大学生……、これすごい映画よね。

あっそうだ。
主役(?)のマサミさんは、見慣れればかなりいろっぽい……と感じる可能性があります。白塗りで踊る風情は、花柳流や若柳流とか、藤間流じゃあ太刀打ちできないような、6~70年代的な品のなさがあって。

まあ、これ一本見たあとは、その他の少々ちまちましたことには動じない、大らかで鈍感な人になれるかもしれない、と思ったりもする。
というわけで、この映画1本で、神経質な性格は改善するかも???
まーでもどんな効能があろうが、アタイはたぶん、繰り返し見たりなんかゼッタイにしない。

それでも、大学の卒業制作で、うら若き学生さんたちが、こーんなリアルレトロでエログロな作品を撮ってたんだ~、と思ったら、今後の邦画の行く末に、なんか起こりそうな予感がしてくる。
だからして、とりあえず、嫌々だけど、次作を待つ!

 

「鬼畜大宴会」データ

鬼畜大宴会 1998年 日本

監督//
  • 熊切和嘉
出演//
  • 三上 純未子
  • 澤田 俊輔