Legion/スコット・スチュワート
目次
ミカエル目当てでガブリエル萌え!!
いやいや、そりゃー先入観持ちだけど、もしも先入観がなかったとしても、パッケージを見れば「ン?」って思うよ。
さっさっさてはこれ、「ゴッドアーミー」のパチもん系?みたいな。
でも完全に、「Z級だろうが!」・・・とも決め付けられない微妙なキャスト。
少なくとも、ベタニーさんはもちろんのこと、デニス・クエイドとチャールズ・S・ダットン、さらにはダグ・ジョーンズまで、萌える名前が連なってると、「し、C級ぐらいの期待は可?」と裏声が出るぐらいの威力はあるよね。
なにはともあれ、アタイは見ましたよ。仕方ないじゃん。
「ポール・ベタニーの天使ミカエル」って設定だけは、ミーハーが素通りできるわきゃないよ。
ベタニーさんの名前があれば、どんなしょんぼり映画であっても、愛を誓うと決めている。
お話は大胆にも、神様が人間に愛想をつかして、手下である天使に命じて人類駆除?
・・・みたいな風呂敷が、盛大にひろがっている感じです。
もちろん、それをマトモに見せてくれるほどの予算があるわけないので、デッカイ風呂敷の中央でペンペン草が、ソヨソヨとゆれているイメージが近いです。
具体的にネタバレすると、「将来の救世主である赤ん坊を身ごもってるウェイトレス」のいるダイナーを舞台に、針穴に糸を通すようにピンポイントな戦いが、熱く火を吹いたのです。
ウェイトレスのチャーリーしか眼中にないという、どう見ても「ボンクラ息子」のジープが、まるで聖人君子みたいにミカエルに誤解されてたり(ミカエル大真面目)、ツッコミどころをひとつづつピックアップしようものなら、すべてツッコミ終えるころにはアタイ老衰で大往生しそうなぐらいです。
ところがですね、そうまでビミョーでありながら、見てる間は退屈知らず!
ぶっちゃけ、文句なしに面白かったんですよ!!もちろん隅から隅までダメ映画だと思います。この映画に50点以上つける評論家さんなんて、あたしゃー信用できません!
でもアタイはシロートのミーハーだから、99点だってつけられる!ヒャッホイ!!
最終的には「B級だったし、見て良かった!」と、予想から大幅にランクアップ!
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だいたいこういう話って、主役の魅力はもちろんやけど、なんつっても、悪役が最大のキモですよね!アタイ的には、神様のワガママにさんざん振り回されて報われない、大天使ガブリエルさんが、ビジュアル、性格、武器といい、かなりな密度でツボでした。
天使の羽の材質なんて、かなりなショックを受けるよね!
単に空を飛べるだけじゃなく、高性能な防弾機能もついてるなんて、アタイの背中にもあんなの生えてこないかなあ!!!
2012年1月
「レギオン」データ
Legion (2010年/アメリカ)
監督
- スコット・スチュワート
出演
- ポール・ベタニー (ミカエル)
- ルーカス・ブラック (ジープ・ハンソン)
- タイリース・ギブソン (カイル・ウィリアムズ)
- エイドリアンヌ・パリッキ (チャーリー)
- チャールズ・S・ダットン (パーシー・ウォーカー)
- ジョン・テニー (ハワード・アンダーソン)
- ケヴィン・デュランド (ガブリエル)
- ウィラ・ホランド (オードリー・アンダーソン)
- ケイト・ウォルシュ (サンドラ・アンダーソン)
- デニス・クエイド (ボブ・ハンソン)
- ジョシュ・スタンバーグ (バートン)
- ダグ・ジョーンズ (アイス屋さん)
▼天使ものならこっちも!