LEGION OF THE DEAD/オラフ・イッテンバッハ
目次
ゾンヴァイアって何だよ!
さっすがオラフ!
今度はなんと、おバカ二人組を主人公に映画を作った!
そのおバカは、これぞ映画史上最おバカコンビ!・・・と誰もがお墨付きに認める、あのビルとテッドより純度の高いオバカ!!
その名も、ルーク・スカイウォーカーと名乗るルークと、ウィリアム・ボールドウィンと名乗るウィリアムという、オヤジギャグへの理解度が試される関所のような名前!!
アタイもえーかげんおバカの二人組を見てきたんだけど、こんなわけのわからんおバカは初めてかも!!<ほめてないです
あらすじとか感想とか
そんな二人をヒッチハイクで拾った車の運転手は、なんと猟奇殺人犯!!
殺人犯なのでもちろん行動が濃い!発作はおこすわハンバーガーにケチャップはかけすぎるわ!!
頭の中身は、味噌のかわりに、たぶんキャベツかニラぎっしり!!
けど行動の濃さも頭の悪さも、あらすじに何の影響もないままぽっくり死ぬ!
ま、ここまでは異常に巻き込まれる前の日常の描写かな!!
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驚きなのは、主役のおバカを上回るおバカ二人組が、もう一組いたこと!!
つーか、もはやおバカというレベルで語れる枠を越え、強いて言うならおクルクルパー。
そのおクルクルパーな二人兄弟ジェフとニコラスは、悪魔のおっちゃんの手先として一所懸命働いている。
話のついでに、子供時代の悲しい過去が語られるけど、当然あらすじに何の関係もない。
なんせクルクルパーなので、予測のできる行動なんていっさいしない。
どんなに意味のない伏線も「だってパーだから。」のヒトコトで、全てあきらめをつけさせようという魂胆ならば恐るべし!!
さて、そんな思わせぶりな個性あふれる人たちが、美女ジーナの働く食堂に集結。
なぜかいきなり人数も増えて、前半のストーリーとは殆ど何の関係もなく、趣味のアクションが炸裂する。
二丁拳銃ありーの、ロマンスありーの。
あ、そういえばゾンヴァイアもいたっけ??でも何それ。
ちなみにフロムダスク風といううわさも、1ミクロンほどあるみたいだけど、フロムダスク・テイル・ドーンが花咲ガニなら、ゾンヴァイアはたぶんカニカマボコ風、フーセンガム?ぐらいのベツモノなのはまぎれもない。
そのフーセンガムのクライマックス、「悪魔に狙われた美女ジーナ、しかしその正体は顔面のパーツが口だけしかないというモンスター……!!!果たしてみんなどうなるの?」
いや、どうなっても別にいいよね…。
ンー。
オラフ@ハリウッド(大衆向けスプラッタ)?
それにしても、一体誰がオラフ・イッテンバッハをハリウッドに呼ぼうなんて思いついたんだろう?
もともとゴリゴリのグチャグチャだけで勝負してたオラフから、ゴリゴリとグチャグチャをセーブさせたら、デガラシのパーしか残らないのは常識じゃん。
たぶん広辞苑にも載ってるって!
それにオラフ、スプラッタ描写に凝れなくてよっぽどヒマだったのかもしらんけど、単なる膝ポンの思いつきで笑いを狙ったりしてヒマつぶししてる!!
でもでも、彼の若さで、観客の厚意に依存しなきゃ笑ってもらえないようなギャグに甘えるのはどうかと思う!
それにホラ、なにもわざわざ狙わなくても、いつも充分おかしいんだし!!
でも、小声で言うとするならば、アタイは、ジェフとニコラスのコンビは結構好きです。
悪魔(宇宙人か)の足下でのたうち回るジェフなんか、ジム・キャリーの30倍ぐらいは面白いと思う。
つーか、我ながら不思議でしょうがないけど、キャストはヘンに笑えちゃいます。
凶悪顔のダレン・シャラヴィは、いるだけで気になるという、本当に独特の面構えだし、ハンク・ストーンとワンセットで見るとひときわ破壊力が増大するので、単なる足し算じゃない、掛け算的なキャスティングのような気のせいもする。
オラフさんにしろ、こんな、ハタチを過ぎたら誰も思いつかないような少年映画を、堂々と撮ってのけちゃうなんざ、ある意味拍手よね!喝采抜きで。
これより先にビヨンド・ザ・リミットを見ちゃってるもんだから余計にね!!
というわけで、いつかオラフがハリウッドで、大出世?もしかしたら、ディズニーから?の万が一を考えて、ここにフラグを立てときます。
2005年1月
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「ゾンヴァイア/死霊大血戦」データ
LEGION OF THE DEAD 2000年 アメリカ/ドイツ
監督
- オラフ・イッテンバッハ
出演
- マイケル・カー
- ラッセル・フライデンバーグ
- マシアス・ヒューズ
- ジョー・クック
- ハンク・ストーン
- ハーヴェイ・J・アルペリン
- クリストファー・クリーサ
- ダレン・シャラヴィ
- キンバリー・リーヴ