ミーハーdeCINEMA

ミーハーが映画やドラマを見てはあれこれとつぶやいてます。

『ドラマ』ナイト・マネジャー(2016)シーズン1

THE NIGHT MANAGER/BBC

目次

 

ほら、先日ゴールデン・グローブ賞の授賞式があったじゃない?
でもって、トム・ヒドルストンやヒュー・ローリー、オリビア・コールマンなどが受賞していたワケやけど、ヒュー・ローリーはあのドクター・ハウスを差し置いて、初受賞だって言うじゃないですか!

アタイはその時「そーゆーコトならすみやかに、彼らを受賞に至らしめた、ナイトマネジャーなるドラマを見なければならん!!」とピピっとお告げを授かりまして、早速務めを遂行した次第です。

ズズー。(お茶)

ゴールデン・グローブ賞

 

結論から言うと、

・・・・という感じ。(ツイート自体はテキトーなんだけど、どうやって埋め込むんだろ?と思って試してみました。)

他にも、しばらく寝込んでいた男がこんなマッチョぶりを維持できてたまるか!・・・というツッコミなど、多々ありはするのですが、全てのツッコミコミコミで、脳内トリプルアクセルを決めて「好き!!」というゴールに着地でき、かつ、人様にオススメしたくてウズウズする、見ごたえ絶好調なドラマでした。

 

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あらすじ

ひとことで言えばスパイ潜入捜査もの。
ナイトマネジャーのパインが、図らずも武器ディーラーのローパーと接点をもつことになり、軍人として武器のもたらす地獄を見てきた過去もあり「こいつ許さん!倒す!」とばかり立ち上がり、スパイに転職(?)して頑張るぞ!ついでに愛人も横取りしちゃうぞ!・・・というお話よね、たぶん。

BBCでは60分もの全6話だったらしいけど、アマゾンで独占配信中のやつはなぜか45分もので、全8話ということになってます。

 

1. 美しい客

舞台はカイロ!
アラブの春のまっただなか、高級ホテルのナイト・マネジャー、ジョナサン・パインは、情を交わした美しい女性客の死を通じて、恐ろしい裏社会を操る、富豪ローパーの影を垣間見ることになります。

2. 世界一の悪党

舞台はスイス!雪山ヤッホー!
スイスのホテルに転職したパインは、偶然にもローパーを客として迎えることになり、過去のモヤモヤを原動力に、その身辺を探ります。
でもって手土産を持って、ローパーを追うアンジェラ・バーと接触します。

3. 華麗な王国

舞台はマヨルカ島!ゴージャス!セレブの暮らし!ゴージャス!
・・・ついにローパーのふところに、まんまともぐりこむパイン!
こっから先のパインはもはやナイト・マネジャーではなく、MI6からも存在を隠す、孤独なスパイとなったのです。

ナイト・マネジャー

4. 不協和音

舞台はマヨルカ島!
ローパーファミリー内にざわついた動きがあったり、パインとジェドの仲が深まったり、疑心暗鬼あったりと、まぁいろいろ。

5. アンドリュー・バーチ

舞台は後半、イスタンブールへ!
パインは、ローパーの側近として、アンドリュー・バーチという名をつけられ、ローパーの信頼をゲットするため、死の商人という仮面をかぶります。

6. 血と鋼の王国

舞台は「安息の地」?シリア国境付近らしい。
内部にいる裏切り者をあぶりだすため、ローパーの側近が一同に集められるのです。
基地では、武器の凄まじいプレゼンが行われます。
いくら人払いをしているからって、ナパーム弾で村ごと燃やすとか、お前!!お前なぁ!!

7. 安息の地

舞台は安息の地から、カイロへ。(ふりだしに戻る!)
パインもジェドも、ローパーに疑われてるぞ!ハラハラして、ヒヤヒヤしますぞ!

8. ナイルの夜明け

いろいろあったけど、めでたしめでたし!

 

感想

まず、オープニングのシーンが凄いんですよ!
富豪の富を象徴する絵面に、死を呼ぶ武器がかぶるのです。そのとんでもない美しさに、背筋がゾゾゾと震えます。

本編は、裏社会の汚さがハードに語られるお話ながら、登場人物の美しさと世界をまたにかけたダイナミックな舞台、本格的なセレブ描写と、甘美な好物が並んでいました。

トム・ヒドルストンもヒュー・ローリーも「凄み」の部分ではイマイチなので、ぬるい部分も感じなくはないんだけど、脇を固めるトム・ホランダーや、オリビア・コールマンが、極上スパイスとして効いていて、物足りなさはなかったです。
それに、後半はさすがにゾクっとしました。

だってさ~、苦しむ子供たちを見ながら、それを「兵器の効果」として受け止め、商売として展開していく人間がいる、ってことは、まんざら絵空事じゃないだけに、心底血の気が引いてくのよね。

まぁアタイはミーハーですので、そこはシリアスに憂えて貧血でふらつきつつも、ぶっちゃけトムヒの一流ナイトマネジャー姿をもっと見たかったんですよ!

洗練された物腰といい 、スタイルの完璧さといい、品のある言葉遣いといい、美しいったらないんだもん!
こんなマネジャーのいるホテルのスイートに泊まれるなら、エジプトだってスイスだって、死ぬ気になって行くだわさ!(アタイ@長距離飛行、基本ムリ!)

 

ところがローパーのふところに潜入後、最上級のジェントルマンが、一転ヤクザなチンピラに!
話の進行上仕方のない変身とはいえ、アタイは残念でございましたぞ!

ナイト・マネジャー

まぁ潜入捜査をしてるんだから、偽の経歴の人物を、演じなければなんないのはわからぬではない。
ただ、モトの紳士ぶりが完璧なのに、その偽の経歴というのが、ちょっと雑すぎやしないかなぁ?
なんせいきなり盗みや殺人といった、体育会系の犯罪者に変身するんよ。
何?それ、何?
キャラクター的に別人じゃん!違和感あるって。
そこはやっぱしアンジェラさん、もうちょいパインのキャリアを生かした知能犯ポジションを用意したげて!と悶絶しました。

 

あと、キャストの中ではエリザベス・デビッキが、とんでもなくゴージャスで、アタイ萌え死にそうでした。
美しいし可愛いし、何を着ても似合うし、何も着なくても似合う!!

その、人類の頂点に立つがごとき美貌に、見とれるだけで夢心地。
しかもトム・ヒドルストンとの2ショットとか、めっちゃよくできたCGか?と見まごうばかりの完璧さ!

これからも、目をこらしておっかけちゃいたい女優さまです。

 

ナイト・マネジャー

エリザベス・デビッキさんは、そのうち、アクトレスコーナーに追加するから!

「ナイト・マネジャー」データ

The Night Manager

BBC/AMCドラマ(2016)

監督

  • スザンネ・ビア

キャスト

  • トム・ヒドルストン(ジョナサン・パイン)
  • ヒュー・ローリー(リチャード・ローパー)
  • エリザベス・デビッキ(ジェド・マーシャル)
  • オリビア・コールマン(アンジェラ・バー)
  • トム・ホランダー(コーキー)
  • オーレ・アッティカ(ソフィー)