Night Train to Lisbon / ビレ・アウグスト
目次
絵になる英国紳士、ジェレミー・アイアンズ!!
このお話については思うところも多いことだし、アタイのとっ散らかった頭の中を、ちゃんと伝わる文章にしようとすれば、何年かかるかわかんない!!
なので、さしあたってイラストだけササっとアップして更新終了!のつもりだったけど、あの人この人、とラクガキが収拾つかなくなってくうちに、ジェレミー・アイアンズの美しさだけはどうしても、高らかに讃えておかねば気がすまなくなってきたので、ほんの一筆だけ付け足します。
まず冒頭。
本に囲まれた薄暗い部屋で、一人二役でチェスをする孤独な初老。
この上もなくわびしくて、うすら寒いシーンのはずなんだけど「四方をみっちり本に囲まれたマイルームでチェスをするライムント(ジェレミー・アイアンズ)最高!!!」って波が、まず押し寄せます。
そして次。
雨のベルンの橋の上、投身自殺寸前の赤いコートの女性と出会うシーン。
「一緒にいてもいい?と問う女性を、職場(学校)まで雨に打たれつつエスコートして、ともかく授業をはじめるジェレミー・アイアンズ最高~~~っ!」ってなります。
自殺を止める際傘を失い、答案が雨の路面にこぼれたりするけど、路面の答案を二人で拾い、女性を連れてるけど出勤して、メガネふきふき授業をはじめる、そんななりゆきに対応する行動がいちいち淡々としているライムントの人柄が良いのです。
さらに駅。
今にも出発する列車を前にテンパるライムント、髪の毛ちょっと乱れてるよ、さいっこう!!ってなります。
そして、赤いコートしか荷物がないのに不審者じゃなさそうだ、とホテルで部屋を貸してもらえるのは、ぜったいライムントがジェレミー・アイアンズだからですよね。
もしライムントが、でんでん様あたりだったら、速攻で断られるところよね、アイアンズ最高!!
しかも、メガネを作るシーンで、あの視力検査で使う例のフレームを装着して、おとなしく眼科医の質問に答えていくの、可愛い!
そもそも、冒頭からかけてるダサいメガネも、ジェレミーがかけると「サンローランか!」ってぐらいかっこいい!
なのに新しいメガネを装備するや否や、トップモデル並みに洗練される!ジェレミーばんざい!
つーか、なんつっても、上質な装丁の小さな本を読みふけってる横顔の美しさって点において、ジェレミー・アイアンズ以上にハマる役者さんがいるだろうか?否~~っ!
小ぶりな頭部、知的な横顔、翳りつつもすうっと伸びた背中。
気品あるホネ、伸びやかな四肢。
本を持ち、ページをめくるために存在している、と言ってもカゴンではない指!!
なんだそれ~~~存在そのものがゲージツなんとちゃうんかいっ!
さらにこの映画では、名女優シャーロット・ランプリングと、時間が止まってる暗い部屋での2ショット、吸血鬼だったり魔法使いだったりと忙しかったけど、今度は神父姿のクリストファー・リーと、教会での2ショット!
んも~~、いちいち絵になりすぎてて気絶しそう!
つーか、クリストファー・リーのいない世の中、アタイこれから、どう生きていけばいいの!
(話がそれてます)
蛇足
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そんなわけで、ジェレミー・アイアンズ最高!!ってだけを連呼して、酸欠で息を切らせた苦しい感想で申し訳ありませぬけど、瀕死なりにもうひとつだけ「アウグスト・ディールも最高!」と言い残してから、倒れたいと思います。
アウグスト・ディールとメラニー・ロランについては、別枠で遠吠えいたしておりますので、あえて今回は粘りますまい。
んと、最後にもう一声、アマデウ描く前に力尽きたのやや無念。
別枠
アマゾン
原作
ちなみに、プライムでも見れまするよ!
アタイは、以前はDVDを借りたけど、今回はお試しで見たのです。低料金で、好きな映画を何度でも見れるって、イイ世の中になったよね!
でもお試し終了したら、他のお試しに移るけどな!
「リスボンに誘われて」データ
Night Train to Lisbon (2013年)ドイツ・スイス・ポルトガル
監督
- ビレ・アウグスト
キャスト
- ジェレミー・アイアンズ(ライムント・グレゴリウス)
- マルティナ・ゲデック(マリアナ)
- シャーロット・ランプリング(アドリアーナ:現在)
- トム・コートネイ(ジョアン・エッサ:現在)
- ブルーノ・ガンツ(ジョルジェ:現在)
- クリストファー・リー(バルトロメウ神父:現在)
- レナ・オリン(エステファニア:現在)
- ザーラ・シュパーレ=ブールマン(カタリナ)
- ジャック・ヒューストン(アマデウ・デ・プラド)
- メラニー・ロラン(エステファニア:過去)
- アウグスト・ディール(ジョルジェ:過去)
- マルコ・ダルメイダ(ジョアン・エッサ:過去)
- ベアトリス・バタルダ(アドリアーナ:過去)
- ブルクハルト・クラウスナー(プラド判事)
- フィリッピ・ヴァルガス(バルトロメウ神父:過去)
- アドリアーノ・ルズ(ルイ・ルイス・メンデス)