Alice in Wonderland/ティム・バートン
目次
クリスピン・グローヴァー健在!!
ティム・バートンは好きな監督です。それは今も変わらない。
ただ、キャロと組んでないジュネと、ヘレナ・ボナム・カーターと一緒になってからのティム・バートンの映画は、どういうわけか「一刻も早く劇場に行かなくちゃ!!」……とソワソワしないのはなぜなのかなぁ~~。
というわけで「アリス・イン・ワンダーランド」の3Dバージョンは、映画館ではなく、電気屋さんの大画面3Dテレビのデモ機で観ました。
もちろんのちのち、我が家のテレビでDVDも観たんだけど・・・。
映像はさすが!!というかいかにも!!というか、やっぱりティム・バートンの描き出す絵だよね~~っコレコレコレ!という安心感とマンネリ感に、ゆらゆらと酔えました。
まるで、秋の休日の長湯のための風呂場のぬるま湯のように心地よいマッタリ加減が、すこぶるええ感じのリラクゼーション!!
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アリスのかわいさ、白の女王の美しさ、赤の女王の存在感、いつもながらのねじれた木。
当然ながら忘れちゃならぬ、イカレたジョニデのビジュアルが存分に堪能できるマッドハッター。
カエルピョコピョコミピョコピョコ。
どのキャラクターも魅力的で、声の出演陣までもが、オタク心のコチョコチョを狙ったのであろうむずがゆいラインナップ!
でもってアタイ個人的には、なにはともあれハートのジャックに尽きますよ!
髪の毛がまんなか分けじゃないのであやうく見落とすところだったが、よく見れば……というか、よく見ずにはいられない存在感に目を凝らせば、なんとク、ク、クリスピン・グローヴァーじゃございませんかっっ!!!
うううううっ、会いたかった会いたかった会いたかったよぅ~~~~~~~クリスピン!!
クリスピンに会えたそれだけでもぅ、電器屋さんへのガソリン代とDVDのレンタル料の、モトが取れたってモンですよ、かえすがえすもありがとう。
内容に関して言えば、そりゃぁ(私は)それほど面白くはなかったです。
もしや、メジャーになりすぎて「奇抜」が「当たり前」としてパターン化されちゃったのかもですな。
目を丸くして「こここれはっっ!!」とのけぞる新鮮な驚きは全くなくて「ティム・バートンにしては物足りないな~。」ぐらいの、ライトな落胆は感じました。
まぁ、アリス物をディズニーで撮ってんだもん、それってたぶん、ティム・バートンが本来のヘンさを最大限に発揮できる条件じゃないのかもしれない。
ただ、このホドホドなティム・バートンは、すごくディズニー向きのような気がしました。
でもやっぱ、不思議の国のアリスもの(バイオハザードは含みませんヨ!)だったら、アタイはシュヴァンクマイエル推し。未見の人には、断然おススメしたいです。<ここで言うな。
2010年10月
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「アリス・イン・ワンダーランド」データ
Alice in Wonderland 2010年 アメリカ
監督
- ティム・バートン
出演
- ミア・ワシコウスカ (アリス)
- ジョニー・デップ (マッドハッター)
- ヘレナ・ボナム・カーター (赤の女王)
- アン・ハサウェイ (白の女王)
- クリスピン・グローヴァー ( ハートのジャック)
- マット・ルーカス (トウィードルダム/トウィードルディ)
- アラン・リックマン (芋虫のアブソレム:声)
- マイケル・シーン (白うさぎ:声)
- クリストファー・リー (ジャバウォッキー:声)
- スティーヴン・フライ (チェシャ猫:声)