ミーハーdeCINEMA

ミーハーが、盛大にネタバレしながら映画感想をつぶやいてます。

アンチヴァイラル

ANTIVIRAL(2012)ブランドン・クローネンバーグ

アンチヴァイラル

あらすじ

 

大好きなセレブと同じ病気にかかりたい!
というファンの熱い要望にお応えして、「セレブの体内から直々に抽出した、ウィルスを提供する商売 」が大もうけしている近未来、まぁ、そりゃすったもんだあるよね。
大変大変。 

感想

 

まぁ、今の世でも、アイドルのはいたくつした欲しいとか、セレブの使ったスプーンを洗う前になめたいとか、そういうのってあるんだろうし、だったらアイドルから直抽出のヘルペスをくれ!大歌手のいぼ痔をくれ!いくらでも出す!!・・・ってファンがいても、別に驚きませんよね。

ただ、それが合法・・・っちゅーか、大手を振ってまかり通るという、変態すぎる世界観!
そして、ケイレブ君の超病人っぷりが、本当に素晴らしかったです。

 

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ケイレブ君演じるシド・マーチは、正規ルートでウィルスを販売、注射を行って無事に(?)発病させてあげる技師なんだけど、裏では海賊版のウィルスを売りさばいていたりしてるんですよね。
海賊版のウィルスを作るには、こっそり自分の体に取り込み、家に持ち帰らねばならんので、かなり体を張っている。

というわけで、いろんなウィルスを取り込んでは、どんどん具合が悪くなって、ヨロヨロのボロボロになっていくケイレブ君が、本当に痛々しくて可愛くてどうしようもない!

めでたく、最愛のセレブから最悪のウィルスをゲットしたあとは、もう杖までついちゃって血みどろでゲボゴボ言ってて、命まであぶない上に、あっちゃこっちゃから痛めつけられて、ふんだりけったりな状態ながら、映像的には美しいやら、やっぱ気持ち悪いやらで、結論としては最高です。

 

とにかく、ひたすらケイレブ君。
髪の毛をきっちりまとめたスーツ姿も最高だし、髪の毛を振り乱して、苦しみのたうちまわるケイレブ君など、ハッキリ言ってもうたまらん。
そばかすだらけの色白お肌が、赤く染まって、青い目ウルウルで、ゲホゴホで、許されることなら、オデコに冷えピタ貼ったげたい!という、母性本能にも似た気持ちが発動しました。

あと、脇を固めるサラ・ガドン、たまにマルコム・マクダウェル。という萌えキャスト。
サラ・ガドンはアタイ的にもとっても好きな女優さんだけど、確か父クローネンバーグの近作にも出てたな、と思い当たるや否や、「そろいもそろって、親子で何やってんだ!」と、つい突っ込みそうになる。

 

マルコムはマルコムで、年をとっても、なんかしでかしそうな、悪い感じがたまらんのよねぇ。
アタイは、アベンドロスがシドに薬をくれた時、その薬によって、シドにキノコが生えてくるとか、あるいはもっとひどい目に遭う展開になるのを、今か今かと期待しました。

 

まぁ、その期待には、報いてもらえなかったんだけど、そんなちいさなガッカリを全て帳消しにしてくれる、シドの愛の成就ですよね。
シドの愛、いくらなんでも気持ち悪い!!っていう、ラストがとっても秀逸で、思わず何度も見ちゃったよ。
もしもアタイがハンナだったら、あんなの、たまったモンじゃない。

 

「アンチヴァイラル」 データ

ANTIVIRAL (2012) カナダ/アメリカ

監督

  • ブランドン・クローネンバーグ

キャスト

  • ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(シド・マーチ)
  • サラ・ガドン(ハンナ)
  • マルコム・マクダウェル(アベンドロス医師)
  • ダグラス・スミス(エドワード)
  • ジョー・ピングー(アーヴィッド)
  • ニコラス・キャンベル
  • シーラ・マッカーシー
  • ウェンディ・クルーソン
  • サルヴァトーレ・アントニオ