ミーハーdeCINEMA

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『映画』ダージリン急行(2007)

ダージリン急行(2007) / ウェス・アンダーソン

ダージリン急行のエイドリアン・ブロディ

 

The Darjeeling Limited(2007)

 

いまさらなんですが、ダージリン急行を讃えます。

ウェス・アンダーソン監督作のなかでも、かなり好きな映画です。

とくにビル・マーレイのオープニングシーンが好きすぎて、数日ぐらいならえんえんとリピートし続けても飽きない自信あります。

しかも!!

オーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツマンといった特濃デコボコ三兄弟がインドで心の旅をするってんですよ!!

最終目的は「ママ」に会う事!しかもそのママがアンジェリカ・ヒューストンという画の強さ!!
ライオンかトラかヒグマかで言ったら、ヒグマ並みの強さ!!


ハッキリ言ってもうそれだけで、オツムが「ヒドい(褒めで)」と予測変換してくれるので、人類様津々浦々、もれなく腹がよじれる仕様です。

見終わった時の心境がホッコリしつつも「インド行きたい!!」という山びこが牙をむくに尽きるのは、言うまでもありません。

もう様変わりしてるとしても。

 

 

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あらすじは映画を見ればわかりますので割愛。(オイ)

 

ここで私が言いたいのは、まずエイドリアン・ブロディの素材の良さでございます。
3兄弟の中にあって、手足の長さはナンバー1!!

とにかく、走るシーンが良いのです。
もちろん、ビル・マーレイの走り方も最高です。冒頭のシーンは、この二人でなければならなかった!!という必然性を感じます。

 

あと、デコにサングラスをかけてサマになることにかけては、3兄弟の中のみならず、ハリウッド俳優の中でエイドリアンがナンバー1だと思います。
眉弓グッジョブなのはもちろんですが、そこに八の字マユゲが加わることにより、画面をアートたらしめる完成度がアゲアゲなのでございます。

 

もちろんこのサングラスは単なる伊達ではございませず、映画を理解するにおいて格別深い意味がございます。
ので、エイドリアンの八の字マユゲが、映画のクオリティをグイグイ底上げしていると言っても、決して過言ではないと思います。

 

ダージリン急行

 

そして、やはり長男を演じるオーウェン・ウィルソンでございますね。

ハリウッドで多くの監督に愛されてるゆえんが、この映画でわかります。
(まぁ、他の映画でもわかります)

芸風の多彩さは他の追随を許しません。
空前絶後に鼻バンソコ似合うし!!

 

さらに、アカーランド監督の

seicolin.hatenablog.com

・・・以来、アタイお気にのジェイソン・シュワルツマンが末っ子のジャックを演じています。
ジェイソンは頭髪のウェットな感じがいいんですよ・・・。
マユゲマツゲムナゲなど、いろんな毛がフサフサですし・・・可愛いんです、とても可愛い。
そしてさすがコッポラ一族、脚本にもいっちょ噛みしてる模様です。

 

ともかく、もし未見の人がいたら、片っ端から耳打ちして、おすすめしたい映画です。
3兄弟が同一画面に納まってるのを見るだけで、ヘソが茶を沸かすというエコはデフレ時代の福音以外の何者でもありません。
そのうえ、頬の筋肉までユルリとほぐれるという、ヒーリング効果を広めたい。

 

きわめつけはラストの「オー、シャンゼリゼ」www
これはマジに参りましたと言うしかないない。

 

 

『ダージリン急行』DATA

 

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  • The Darjeeling Limited(2007)
  • アメリカ

 

監督

  • ウェス・アンダーソン

 

キャスト

  • オーウェン・ウィルソン(フランシス)
  • エイドリアン・ブロディ(ピーター)
  • ジェイソン・シュワルツマン(ジャック)
  • アンジェリカ・ヒューストン(パトリシア)
  • アマラ・カラン(リタ)
  • ワリス・アルワリア(主任客室乗務員)
  • ウォレス・ウォロダースキー(ブレンダン)
  • カミーラ・ラザフォード(アリス)
  • イルファーン・カーン(インド人少年の父)
  • バーベット・シュローダー(自動車整備の人)
  • ナタリー・ポートマン(ジャックのGF)
  • クマール・パラーナ(乗客)
  • ビル・マーレイ(ビジネスマン)