ミーハーdeCINEMA

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『映画』めざめの時(1991)

L'ANNEE DE L'EVEIL/ジェラール・コルビオ

めざめの時

目次

あらすじ

幼年士官学校で、上級生に揉まれながらも、けなげに寄宿生活を送っている、孤児フランソワことコラン。

もとボクサーで小隊長のジュリアンは、そんなフランソワに目をかけて、週末家に招待する。

小隊長の家庭は暖かく、安らぎのひとときを得るフランソワ。

しかし、隊長の奥さんが、若くて美人なのがマズかった!
こともあろーにコランいやさフランソワ、小隊長の奥さんと恋仲に…………あっあああーーーーーーーーーっ!!!
キャーー、いやいやいやーーん、そんなことっっっっ。
そんなファン一同の叫びを尻目に、フランソワ少年は猛スピードで心の飛躍を遂げていくのよ・・・。

 

感想

……って、うらやましすぎる、キアラ・カゼッリ!!
つうか、無用心やろ!小隊長!
15歳の少年をナメたらあかんでぇぇぇぇぇ。

つーか、15歳すよ15歳。
ちょっと欲求不満で、フェロモンむんむんの年上の美人にズズズイっと迫られたりなんかしちゃったら……、そらーひとたまりもないお年頃やん。
裏切りちゅーより、不可抗力やろ!

責任者出てこーーーーーーい!


いや、まぁそう吼えてからこう言うのもアレですけど、私はこの映画大好きで、Gコランファン以外にも通用する、すてきな映画だと思っています。

思春期の傷つきやモンモンとしたものを甘酸っぱく痛ましく、そしてピュアに見せてもらえると思うからね。

なんちゅうてもスクリーンに映し出される、しみわたるような美しさは、フランソワ少年とともに私の心までもみずみずしく浄化してくれたのではないだろ~か。

まぁ、私の心の、にわかみずみずしさは、あまり日持ちがしなかったけど、それは自己責任を感じております。

もちろん単純にストーリーを追うだけでも心が洗われていくのですが、フランソワ少年を巡る背景から見え隠れする多くのテーマに思いをはせる時、各種豊かに味わえる、コクと深みがあると思う。

言うなれば、牛さんのお食事のように、何度でも引っ張り出して、何度でも噛み直し、最後の一滴まで貪欲に味わい尽くしたい映画なのであります。

 

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Gコラン鑑賞ワンポイント・アドバイス

この時期のコラン君は骨格がまだ繊細なぶん、メヂカラがいっそう強力に引き立っていて、マジ吸い込まれる感じです。

吸い込まれてからでは遅いので、 カウチポテトの映画鑑賞中にも、無意識にふんばる足腰がキモですよ。
日頃からスクワットなど行って、充分鍛えておきましょう。

少年期特有の初々しさもタダゴトでなく、なんせ死ぬほど可愛いですので、誰かと一緒に見る時は、変態じゃないもん!!とアピールするためにも、くれぐれも常にキープできる「涼しい顔」をマスターしておくことです。

いや、ムリよね。ムリムリ。

「涼しい顔」がムリとなったら、お話が佳境化するにしたがって、ウズズと抱きしめたくなったり、無意識にクチビルが、チューの形になってしまうと思われます。

少なくとも観賞一時間前には、準備体操などで顔面の筋肉をほぐし、抱きまくらなど用意して、めくるめくコランの魅力に備えましょう。

ちなみにソバガラまくらは、質感がいまいち。
やはり、羽毛がオススメです。

もちろん涙(とハナミズ、アーンドよだれ)ふくタオルケット(バスタオルぐらいじゃ足りん)もお忘れなく。

 

めざめの時 [VHS]

めざめの時 [VHS]

 

 

 

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「めざめの時」データ

L'ANNEE DE L'EVEIL 1991年 フランス・ベルギー合作

監督

  • ジェラール・コルビオ

出演

  • グレゴワール・コラン(フランソワ)
  • キアラ・カゼッリ
  • ロラン・グレヴィル
  • マルタン・ラモット
  • ヨハン・ルジューユ
  • ロジェ・プランション