Ghost Taxi/ホ・スンジョン
目次
すてきエンジンの一点豪華一発芸映画
コ、コミック・スピード・恋愛ホラー?
・・・ってなんじゃそりゃそのキャッチコピーは。
何でも最後にホラーってつけりゃー許されるもんじゃねーってんですよね。
それにホラーじゃないやろ、ホラー風やろ!
……ということで、本格的に困った映画。ほめてません。
作り手があらかじめ狙ったであろうオバカ路線を、天然の暴風雨がバックアップしている、本格的なおバカかと。(くれぐれも褒めていません)
主人公のキルラム(イ・ソジン)は、順調満帆なカリスマ(?)タクシー運転手。
キルラムが運転中であるにもかかわらず、イチャイチャ……というより、オラオラオラっと疲れた足を揉ませてくれる、ナマイキ盛りの恋人(チェ・ユジョン)もいて幸せいっぱい。
その彼女の一体どこがいいのやら客観的には全くわからないけど、一応キルラム曰く「顔がいい」そして「胸がでかい」からとかの説明はあります。
そんでもって、そんな彼女を本気で「愛してる」らしい。
ふう、愛とはなんぞや!!!
……などと、こっちは愛に不信を感じるものの、本人がそう言う以上「ソウデスカ」と認めませんと、先に進めないのでしょうがない!!!
まぁ恋愛は当事者しかわかんないとこあるしな・・・。
でもって 個人タクシーとして独立の晴れの日に、バラ100本と指輪を買ってプロポーズに行く途中、突然の事故死!!!
つうか、ナンバー444のゴーストタクシーに殺された??
ともかく主役のキルラムが、早速ぽっくり死にました。
でもまぁ、49日目に幽霊として復活するんで、あまり心配いりません。
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というあらすじを書くのもアホらしいぐらい、なにもかもがどうでも良かったです。
ただひとつ、ゴースト運転手先輩のオネェのオーケー (チョン・ヘギュン)とノンストップ(チョン・ジェヨン)のコンビが、キャラクター的にツボすぎました。
特にオーケイの笑い方は、く、く、くせになっちゃいそう。
あとは、ノンストップのはいてる縞シマ模様の靴下がナニゲに印象に残るので、この映画二番目の見どころとして挙げておきたいと思います。
その他、結構エキセントリックな方々がゾロゾロ~~~っと出てきますので、そこはちょっぴり面白いです。
日本の昼メロみたいな演技も、もしかして「狙い」だったとすればあなどれぬ・・・。
いずれにしても、もうひといきで普通のオバカ映画のレベルはクリアできそうだったかも?みたいな妙な惜しさを感じます。
他になんか書くことあるかなぁ・・・。
あっ、最後に最大の見どころをご紹介します。
アタイ、ゴースト・タクシーのエンジン部分を、何の予備知識もなくいきなり見ちゃって、思わずブハっと吹き出しちゃったのはガチでした!!
あんなエンジン、あったらイヤだ。
っていうか、超イヤだ。
2004年3月
「ゴーストタクシー」データ
Ghost Taxi 2000年 韓国
監督
- ホ・スンジョン
出演
- イ・ソジン
- チェ・ユジョン
- チョン・ヘギュン
- チョン・ジェヨン