INFERNAL AFFAIRS(2002)アンドリュー・ラウ アラン・マック
男の苦悩、シリアスな背中
とろりと濃ゆーいぃハードボイルドな男の美学。
そーゆーアレな世界を温かく見守ってみようという思いつきが 墓穴を掘っ幸いしたのか、けっこうハマっちゃいました。
香港映画だってのにカンフーはないし、ジャッキー・チェンも出ない。
しかもエディソン・チャン=アンディ・ラウ、ショーン・ユー=トニー・レオンという、似ても似つかぬ二人同士が同一人物って言い張ってるのだ!!
な、な、なんですと?
そんなこちらの狼狽に対し、何のフォローもないどころか、「同一人物って言ってんだから、ガタガタぬかすんじゃねえ!」とばかり、デカイ態度で押し切られてしまうトコからも、観客に媚びない制作側の強気さを感じとることができます。ってそんな問題だっけ?
まあいいか。なんせ目の保養×4と思えばね。
トニー・レオンの哀愁、アンディ・ラウの精悍さは、話の説得力などおかまいなしに、過剰にはまりきっていて、なにはさておきドラマティック。運命の悲しさも、モレなく黙って受け入れちゃっててカッコイイ!
そうか!そんな無茶な運命も、男が黙って受け入れるなら、アタイも黙って忘れてあげよう。……か、過去に主役のふたりが出てた、オバカ映画のこととかね……。
実際、過去はともかく今回は、 憂い!憂い!憂い!!苦悩!苦悩!苦悩!背中!背中!無情!ばたん! とばかりにたたみかけてくる、めくるめく漢節。
何はさておきアニキたち、カッコイイっす!と首がもげるほどに頷いたもんよ。
ああトニー!アタイったらもぅ、すっかりケリー・チャンのキモチ!エレベーターのバコバコは、涙でかすんで遠かった!!花粉は抜きで鼻水もすすった!
熱い目頭が発火して、なんやら煙が出てきた気もする。
でもゴメン!よくよく冷静に考えたら、やっぱ嘘やろ、その話(爆)!
2004年2月
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「インファナル・アフェア-無間道-」データ
INFERNAL AFFAIRS 2002年 香港
監督
- アンドリュー・ラウ
- アラン・マック
出演
- アンディ・ラウ
- トニー・レオン
- アンソニー・ウォン
- エリック・ツァン
- エディソン・チャン
- ショーン・ユー