In the Mouth of Madness(1994)ジョン・カーペンター
カーペンター監督による、湿度高めの生臭ホラー
いやぁ、これね!!
アタイが、ジョン・カーペンター監督を崇拝するきっかけのひとつになった映画です。
感想を書くつもりで、かなり昔に↑のイラストを描いたまま、なんやかんやで忘れてた・・・。
今回、U-NEXTにラインナップされてたので、再度感想を書く気になったものの、見れば見るほど、アタイの文章ごときでは、讃えきれない傑作だなぁ~、と再確認。
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あらすじ
サター・ケーン「フフフ、お前も登場人物のひとりなんだぞ・・・。」
感想
というわけで、「伝える」文才に恵まれぬアタイとしては、イラストを追加するしか能がないので、そうします。
いつもは走り描きのところを、今回は多少時間をかけて、ヌメリ(サービス)を追加しときましたんでお納めください。
まぁ、いまどきホラーちゅーてもいろいろあるけど、アタイはクトゥルー好きなので、このお話のジトっとした恐怖とか、狂気と陰気に追い詰められて、背中がゾっと、ザワつく感じが、めっちゃ好きでたまらんのよね。
カーペンター監督はテクニシャンだから、物語にぐいぐいと引き込まれて、ブルブルっとしたり混乱したり萌えたりしつつの95分。
活字の裂け目から旧支配者みたいなのがいっぱい追ってくるシーンは、もうちょいじっくり見せてくれてたら、コーフンのあまり失神しちゃった可能性あり。
最終的には何通りかの解釈のうち、自分なりの着地ができれば、サッパリしそうな感じなんだけど・・・。
アタイが見たのは、現実と虚構のミックス社会だったのか?
それとも、現実とは、狂人トレントの脳内現実?
いやいや、サター・ケーンにふりまわされて、現実のラインを超えたトレントの悲劇?
映画を見て、やっとトレントは、めでたく発狂?
というか、正気ゆえの自虐笑い?
つーか、リンダ、キモくて良かったよね!!
ついでに、ピックマン夫人、キモくて可愛かったよね!
いや~、どんな着地もアリですよね!!どれかひとつなんて選べっこないよ。
つーか、明確な答えがないのが、また風流で良し!ってモンなのじゃ。
個人的には、ポップコーンを手に、映画館で笑うトレントが、シャイニングのジャック・ニコルソンと並んで最高だった!!というのが、感想のクライマックスであります。
ホント、最後の一人として、世界の終焉を見るハメにだけはなりたくないなぁ。
「マウス・オブ・マッドネス」データ
In the Mouth of Madness(1994)アメリカ
監督
- ジョン・カーペンター
キャスト
- サム・ニール(ジョン・トレント)
- ジュリー・カーメン(リンダ・スタイルズ)
- ユルゲン・プロホノフ(サター・ケイン)
- チャールトン・ヘストン(ジャクソン・ハーグロウ)
- デビッド・ワーナー(ウレン博士)
- フランセス・ベイ(ピックマン夫人)