ミーハーdeCINEMA

ミーハーが映画やドラマを見てはあれこれとつぶやいてます。

『映画』監獄島(2007)

The Condemned/スコット・ワイパー

監獄島

目次

 

スティーブ・オースチンが、ちゃんと台詞を喋ってる!!

 

製作がWWE Filmsですってよ!?!何なの何なの!!!

さてはWWEに映画部門みたいなのができてんのか・・・。
いわゆる多角経営ってやつでございましょうか・・・。

つーか確かに、体育会系の映画をオレサマたちの筋肉で自給自足しちゃおうぜ!・・・というプラン自体は合理的というか、いっそエコと呼んでもいいかもしれない。

ということは、普通はオツムを使う部分が、おそらくテストステロンとアポクリン汁あたりで代用されたゆえに、脚本や演出や構成などが立派に筋肉化したものと思われます。

そんな臭いたつ原料をグツグツ煮しめて茶色くなったこの話。
映画というより、マッチョでワッショイなアトラクションとして楽しむほうが、しっくりくるかもしんないですよね。

 

スポンサーリンク  

 

感想

監獄島

ともあれアタイは、個人的にすごく面白かったから感想を書くのですが、ぶっちゃけミーハーのたわごとなので真に受けないように気をつけて、おおらかに聞いてもらえると嬉しいです。

 

・・・と、予防線を張った上であえて言うが、これはね!!オススメですよ!!

振り子が振り切れてない地味さはあるが、なんせあのスティーブ・オースチンがちゃんと台詞をしゃべってるだけで、感動的じゃないでしょうか 。

マンネリホラーの見すぎでダラけた脳が求めるのは、エスカレートしすぎた残酷描写なんかより、やっぱこういう新鮮な刺激じゃないのだろうか!!
いや言ってみただけだけど!

 

まぁ、レスラー主演筋肉映画と言っても、ピンからキリまで幅広いと思うのだが、たとえばカリスマ二枚目路線の、ザ・ロック主演!!ってあたりの、まだまだ女子供の心を狙える映画と比べれば、こっちのむさくるしさはダントツでした。

 

だってスティーブ・オースチンがヒーローで、ヴィニー・ジョーンズをはじめとする、その他似たような10人でバトルロワイヤルってんだから、当然画面の脂とホコリにまみれた毛穴を、始終ドアップでみるハメになる。
たまに金髪美人が出てくるときだけ、酸素補給が許される、というアメとムチ。

 

監獄島

 

ストーリーは、筋肉製ながらも一応あって、死刑囚を無人島に10人集めて殺し合いをさせて、生き残ったヤツが勝ち!
豪華特典もあげちゃう!
みたいのを、ネットで放送したら、たくさんのアクセスがあるんじゃない?みたいなの。

結局、誰が悪いのか?という、本来は難しいテーマも一応投げかけられてくるのだが、暴力1本でもナンだから、一応映画としての体裁を付け足してみたんだよ~ん、ぐらいの気軽な描写です。
まぁ役に立たない偽善のごときモンなのだが、べつにアカデミー賞目指してるわけじゃないんだろうし、そこはそっと見逃して、掘り下げないよう気をつける。

 

つーかぶっちゃけ、撮影側の描写なんか最小限でいいから、もっとホコリくさいバトルロワイヤルを、とことん極悪に見せやがれ!!とアタイは思いましたです。

ただ、死刑囚が命をかけてバトロワってるっていうのに、手持ちカメラの撮影班が、現場で体を張ってたのには驚いた!

マクスターリーがマジメな男だから、パッパでモッコリ擬態してる撮影班をちゃんと真顔で殺してくれて良かったものの、もし私がマクスターリーだったら、爆笑しちゃって映画台無しにしちゃってたよね!
つーかそんなシーンがあるならちゃんと言っといてくんなきゃ、あまりにも突然で、アタイビールを吹いちゃったではないか。

 

あと、WWE製作ってワリに、プロレスくささが少なかったのはちょっと無念。
スティーブとヴィニー以外の死刑囚は、あまり凶悪犯に見えないし、それほど活躍しなかったし。
バトロワは、その他大勢が活躍してこそ盛り上がるんでないのかなぁ?

そいでも、最近見た中では、ヤジを飛ばしながら楽しく見れる、貴重な1本でありました。
コンラッドとマクスターリー以外のキャラでよかったのはグラサンひとつで簡単になつく日本人サイガと、早々にアッサリ刺さっちゃう囚人と、美人女死刑囚の2人です。


なんてったって、女死刑囚は二人とも、おっぱいの形がモリモリですごくカッコよかったから最高。

 

2012年2月

 

監獄島 [DVD]

監獄島 [DVD]

 

 

「監獄島」データ

The Condemned (2007年/アメリカ)

監督

  • スコット・ワイパー

出演

  • スティーブ・オースチン (コンラッド)
  • ヴィニー・ジョーンズ (マクスターリー)
  • リック・ホフマン (ゴールドマン)
  • ロバート・マモーネ (ブレッケル)
  • トーリー・マセット (ジュリー)
  • マヌー・ベネット (パコ)
  • マデリーン・ウエスト (サラ・カヴァナー)
  • クリストファー・ベイカー (エディ・C)
  • サマンサ・ヒーリー (ベラ)
  • ルーク・ペグラー (バクスター)
  • マサ・ヤマグチ (サイガ)
  • エメリア・バーンズ (ヤサントワ)
  • ネイサン・ジョーンズ