SCARECROW SLAYER/デヴィッド・マイケル・ラット
目次
か、案山子男の続編ですと?
……というわけで、意外にも笑いがとれた前作の評価を誰かが全力で勘違いしたんでしょうか、何とあの案山子男 に続編が!!
しかしあの作風を面白がれるのはせいぜい1本、なにも2回もは見んでええ!!
でも私のアイドル、トニートッド出てるし……というプチ葛藤の末、見ました。
寝ました。
……つーか、1と同じ作風の方がまだましだった!!
神様ごめん!
とか、思わず無関係な神様に懺悔せざるを得ないほど、全く違う作風に!
……まあ、それは続編ならよくある話。
しかし、この作品はあまりにもヤケを起こして痙攣が止まらないイメージが強すぎる!
ああトニー!!チェックのネルシャツなんて着て、農夫顔してる場合じゃないんだよ!!
ついでといっちゃなんだけど、そのマグカップはあんまりキャラに似合わないよ!!
なんせ単に面白くないだけならまだしも、話わけわからん、編集クタクタのヨレヨレ、関係者一同のオツムの中に鳥の脳みそが憑依した?
つーか、なんでふつーの寮みたいな所にバズーカまであるんだろう……。
それでも寝ては巻き戻し、寝ては巻き戻して見た内容を思い起こせば、あの衝撃のラストシーンが脳裏に浮かぶ……。
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あらすじとか感想とか
そもそも殺人案山子はどうやって出来上がるのか。
前作ではレスターの死の間際強い念が働いて、たまたまそこに居合わせた案山子に霊が乗り移ったと思えなくもなかった。
けど、それはどうやら思い違いで、案山子の下で死にさえすれば誰でも案山子になれるお手軽案件だということが、ついに明らかになったのです!!
なんやそれ!!
そうとわかれば、うかうかバカボンパパカカシとか作れないから困るよね!!……って話じゃなくて。
生前、デビッド新案山子には足のふっとい恋人がいました。
どうやらデビッド新案山子はその恋人と、案山子同志のカップルになって、時々人間を惨殺とかしながら、幸せに暮らすことを夢見ちゃった模様。
そして恋人用の案山子をコツコツ制作。
あとは案山子の下で恋人を殺せばいいだけというその時に!!!
生前のデビッド新案山子を横恋慕していた(ここ衝撃の事実)親友カールに邪魔をされ、つい新品の案山子の下で殺しちゃったからさあ大変!!
恋人用の案山子の体を、カールに乗っ取られてしまったのだ!!!
そんなわけで、すごくあっさりカール案山子の出来上がり。
怒ったデビッド案山子VSカール案山子という案山子同志の死闘となるのです。
いくら情けないいきさつでも、普通だったら「死闘」の部分はクライマックス!!ところがこいつらは藁同志!!!
バサっとかガスっとかカサカサカサカサとか、農業映画のような稲刈り効果音で、ちょっと動き回る映像があるだけ!
そこらの棒でチョイと押せば、カール案山子は(たまたまそこにあった)粉砕器で、瞬時にぶおーーーん、ハラハラと散ってしまう!!
一方、勝ち残ったデビッド案山子は、カマを振り上げジャンプした所を、モト恋人にロケットランチャー(え?)で吹き飛ばされ、これまたハラハラと散るのです。
……えと、案山子、クライマックス前に2つとも死んじゃったんですけど?
ま、まさかこれで終わりとか言わないよね???!!!!
・・・終わりでした。
そりゃー、1が1だから、確かに期待はしなかった!!
しかしクライマックスが一切ないとは、さすがに思いもよらんかった。
だだだだだってトニートッド出てるし……。
ちくしょー。もし、3が出て、万一キアヌ・リーブスとか出てても、もうぜったいだまされないぞ!
2005年3月
「案山子男2/復讐の雄叫び」データ
SCARECROW SLAYER 2003年 アメリカ
監督
- デヴィッド・マイケル・ラット
出演
- トニー・トッド
- トッド・レックス
- デヴィッド・カストロ
- スティーブン・シュルツ
- ニコール・キングストン
▼前回の案山子