三國機密之潛龍在淵(2018)
目次
ブットビ設定三国志 完走しました
前回のおさらいはこちら。
36話まで見たものの、続きにとりかかるきっかけを見失ってながらくほったらかすというていたらくだったんですけど、年明けに腰をあげました。
いざ走り始めると、なんでほったらかしたんだろうってぐらい面白くて、アタイのエンジンほかほかです。
ラスト近くなりますと、さらにターボもかかります。
アタイ、プライムで一気見のため、基本オープニングとエンディングはとばしていたんですけど、最終回を見た後は余韻の波に溺れながら、ついにエンディングを数度リピートしてしまいました。
ラストの曲最高よね!!
いやはや、数多ある三国時代もののなかで、こうまで登場人物やエピソードを絞りぬき、独特のスポットライトでピンポイントに照らしあげたドラマはほかにござるまい。
さらに献帝の替え玉が稀代の名君っていう発想にひれ伏すドラマでした。
非情で乗り切らずを得ない難局を、優しさでゴリ押す主人公!トップとして理想ですよね。
美男美女だらけで三国志チャレンジ
まずこのドラマ、美男美女が湯水のように出てくるってことが大きく取り沙汰されていて、それは眼福な反面、ドラマとしてのクオリティを損なう要素になるんじゃないかと、ミーハーですら若干心配しますよね。
ところが全然杞憂でした。
まぁ、戦場のすったもんだ的なむさくるしい部分を適当にスルーして、若き世代の人間ドラマに重きを置いてるから画面には美男美女だけでもさほど不自然にならない構成なんですよ、アッパレです。
確かに曹操までもが中華ドラマクラスタおなじみの美オジ様でそれはどうかなと思いますけど、決してそれだけのドラマじゃないので意外と大丈夫なんですよね・・・・。
ダメ曹操をキュートに演じきったツェー・クワンホウさんあっぱれなるかな。
本格派の曹操が束になってもこのインパクトは出せぬと思います。
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そして曹丕ね。曹丕がめっちゃジワジワきます。
司馬懿も劉平も恩人なのに、司馬懿に入れ込んで劉平を敵視し陰険手段を駆使して司馬懿を横取りするサイコパス。
ラブラブ劉平&司馬懿の間にグイグイ割り込む一方的で体当たりの愛は、もういたたまれなくてゾワゾワします。
パパの愛に飢えた期間が長かったため、ねじれてこじれたヤンデレぶりもぶっちぎり。
皇后伏寿も唐妃も美しかったしねぇ・・・・。
ともかく、実在の人物のオチだけは史実にすり合わせながらも、キャラ造形がのびのびと自由なので、全てのキャラのいきいきとした個性が愛おしいです。
もちろん、マー・ティエンユー演じる献帝の美しさは格別でした。
衣装がよく似合っててねぇ・・・。
あの衣装とくに袖の部分がいいんですよ、たぶんタックが入ってて豪華なドレープになってんだと思う。
袖、相当重たかったんじゃなかろうか・・・。
ともかくですね、独特の取捨選択がキッパリしてて、ドヤ!!とばかりの個性強すぎな世界観があるドラマだったと思います。
献帝目線のこれまでになかった三国志、エンタメの可能性を確実に広げているはずです。
「三国志 Secret of Three Kingdoms」データ
- 2018年 中国
- 三國機密之潛龍在淵
監督
- 遊達志(パトリック・ヤウ)
- 鄭偉文(スティーブ・チェン)
脚本
- 常江(チャン・ジャン)
原作
- 馬伯庸(マー・ボーヨン)
キャスト
- 馬天宇(マー・ティエンユー)/ 劉平(字あざな)は義和、劉協(献帝)
- 韓東君(エルビス・ハン)/ 司馬懿 字は仲達
- 万茜(レジーナ・ワン)/ 伏寿
- 董潔(ドン・ジェ)/ 唐瑛
- 王陽明(サニー・ワン)/ 郭嘉 字は奉孝
- 董璇(ドン・シュアン)/ 任紅晶(貂蝉)
- 謝君豪(ツェー・クワンホウ)/ 曹操 字は孟徳
- 檀健次(タン・ジェンツー)/ 曹丕 字は子桓
- 王玉雯(ワン・ユーウェン)/ 曹節
- 劉昱晗(リウ・ユーハン)/ 曹植 字は子建
- 王仁君(ジーン・オウ)/ 荀彧 字は文若
- 舒耀暄(シュー・ヤオシュエン)/ 賈詡 字は文和
- 汪小敏(ワン・シャオミン)/ 甄宓
- 常鋮(チャン・ジョン)/ 楊俊
- 張琪(チャン・チー)/ 楊彪
- 王萌(ワン・メン)/ 楊修 字は徳祖
- 魯玉傑(ルー・ユージエ)/ 伏完
- 鄭英(トン・イン)/ 卞夫人
- 屠楠(トゥ・ナン)/ 満寵
- 徐豊年(シュー・フォンニエン)/ 袁紹
- 夏志卿 / 司馬防
- 賈本初 / 司馬朗 字は伯達
- 何果軒 / 曹仁 字は子孝
- 蔣博倫 / 曹叡
- 林静 / 何皇后
- 娜仁花 / 董太后
- 李建義 / 張宇
- 史文翔 / 冷寿光
- 李燕生 / 孔融
- 王藝霖 / 趙彦
- 王藝諾 / 董妃
- 李躍民 / 董承
- 孫祖君 / 王子服
- 鄧尚 / 徐福