Small Apartments/ジョナス・アカーランド
目次
ジョナス・アカーランド監督ひさしぶり!
おかえりなさいまし!!アカーランド監督!!
前作のホースメンがわりかし大衆融合路線(え?ちがう?)だったので、もう、スパンみたいなしょうもないダメダメ路線で変態なお話は撮らないのかなぁ~、とションボリしそうになってたけど、いや~待っててよかったよぉぉ~~ん。
この、ハキダメのようなアパートを舞台に、そこで暮らす人々のズンドコで日常的な非日常の日常的な描写!!
アタイがポカーンとしてる間にも、どんどんくり広がるあんなコトやこんなコト。
うれしはずかしくもおぞましく、どうにもこうにも変態で、クズでゲスでかわいくて、たまにホロリで、お、も、し、ろ、い!!
うん、最初はシビアだよ。
オープニングから関所があってアタイはしっかり試されました。
なんつっても試練だったのは、主人公のフランクリン(名前)・フランクリン(姓)が白ブリーフ姿のマット・ルーカスだったんですよ!!
しかもカメラは、キューピー・マット・ルーカスのよだれまでくまなく映し出すほどのドドドドドドドドアッ~~プを、果てしなく食らわしてくるんだよ!
死ぬ、死ぬ、死ぬよね!酸欠で死ぬよね!ドックンドックンはちきれるよね、当然、普通の神経なら!
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もちろんアタイのつぶらな神経も、何か蒸発してボロボロになったけど、命からがら関所を通ったそのあとは、オーマイゴッド!!なんと、新しい自分との出会いが!!
それすなわち、目の縁取りも黒々な、ジョニー・ノックスビルさえサワヤカに見える!というアッパー状態!
つーか、フランクリンが部屋の外に出る時は各種カツラを装着するので、少なくともブリーフからハミ出た腹がどうこうなどと、言ってる場合じゃなくなりました。
そんなこんなで、なぜかフランクリンの部屋にころがっている死体と共に、ご近所さんの事情もからんで、事態は加速やら減速やらジグザグ迷走やら、ややこしくなるのであった・・・。(←あらすじ)
つーかね~、そのような話の筋ももちろんよくできてるな~と面白かったのだが、ミーハー的にはやはしというか、やっぱしというか、絢爛豪華なキャストたちの怪演こそが極め付けにオモロイのだよね!!
豪華キャストっちゅーても、トムクルーズやブラピやメリル・ストリープは出てこないのだが、いわゆるカユいところの3センチぐらい向こうにポリポリ手が届くような、めくるめくややオールスターとでも言おうかな。
あんな映画やこんな映画で主役を食ってた、みんなの大好きなあの人たちが、しょーもないキャラとしてずらりババーンと勢ぞろい。
たとえばさ~、脳味噌を筋肉のように鍛えよう!などといって下々をだまくらかす怪しい博士がドルフ・ラングレンですよ!
それに、ピーター・ストーメアが死体になって、スモールアパートメントの一室で、ゴロンと転がってるんだよ!
このたまらなさに噴出せずば、一体何のための鼻息であろうか!!
エヘエヘ、けど本当は多分すごく見る人を選ぶ映画なんだろう。
もちろん選ばれしアタイは何度も見るほど大好きで、その都度イラストが増殖したので、こやって感想を付け足してみました。
(2014年3月)
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「スモール・アパートメント ワケアリ物件の隣人たち」データ
Small Apartments 2012年 アメリカ
監督
- ジョナス・アカーランド
出演
- マット・ルーカス (フランクリン・フランクリン)
- ジェームズ・カーン (お隣さんオールスパイス氏)
- ジェームズ・マースデン (兄バーナード・フランクリン)
- ジョニー・ノックスビル (お隣さんトミー・ボールズ)
- ビリー・クリスタル (バート・ウォルナット)
- ジュノー・テンプル (シモン)
- ピーター・ストーメア (家主オリヴェッティ)
- ドルフ・ラングレン (メノックス博士)
- サフロン・バロウズ (フランシーン)
- アマンダ・プラマー (トミーの母)
- レベル・ウィルソン (トミーの恋人)
- デヴィッド・ケックナー (オグラディ刑事)
- デヴィッド・ウォーショフスキー (マクギー刑事)
- ロージー・ペレス (看護師)
- DJクオールズ (酒屋の店員)
- アンジェラ・リンドヴァル (スイス航空スチュワーデス)
- ネッド・ベラミー (救急隊員)
▼同監督作、こっちも面白かったんですよ。