東京ゾンビ/佐藤佐吉
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お試し中のNetflixで見つけてラッキー!Netflix、意外やそそるラインナップで、あれもこれもと見たくなる。
あ~これもう一度見たかった!みたいなのが多い。契約継続しようかしら。
というわけで、この、東京ゾンビも、ずいぶん前に見て面白かったんだけど、今回もやっぱり面白い!!たぶん、数年後に見ても面白いんじゃないかな。
いっそ保存版にしちゃおうかしら。
というぐらい、アタイの「好み」にいちいちビンゴしすぎてて参る。
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話はまぁ、極めつけにアホらしい
原作は読んでないけど、映画自体はめっちゃゆるくて、シュールで、変態で、どうしようもない世界観。
あ~、これは好き嫌いが分かれるかな・・・というか、「好き」をカミングアウトすることによってアタイの肩身が狭くなりそうな世界観。
あらすじと感想
時、近未来。
ミツオとフジオの仲良しコンビは、柔術の練習に明け暮れて、平和に暮らしていました。
まぁ、ムカツク奴をポカン!と殺しちゃったりはするんですけど、ちゃんと埋めて墓標も立てて、ついでに武士の情けもかけておく、という悪意のなさでございます。
けどある日、家電から死体まで、廃棄物の墓としてそびえ立つ山「黒富士」から、ゾンビがモリモリ沸いて出た!!
そういうなりゆきなわけなので、二人は北・・・つーか、ロシアを目指すことになったのです。
ところが深いわけあって、ミツオとフジオは離れ離れに!!
・・・・・という、前半の展開の「なんだこれ感」が好きすぎてたまりません。
原作者も監督も役者さんたちも、オバカ作りの天才たちが、満を侍して集結し、アホを高めている感じ?
特に、浅野忠信演じるフジオの、ナチュラルなボンクラぶりが超可愛い!
ハゲのミツオの、ハゲとは思えないけどやっぱりハゲてる、真顔の行動もたまりません。
フジオはともかく、なんでミツオがナイトキャップかぶって寝るんだよ!!
そんなこんなで、哀川翔の、映画選ばなさにキュンとするし、浅野忠信の、映画選びの天才ぶりにもグっとくる。
ともかく、二人が分かれて5年の月日が、アニメーションや、なめた活字とナレーションによってブッ飛んで、5年前、超ボンクラだったフジオが、なんだか普通のボンクラになってたことは、アタイ的にはやや残念。
でも、ひとりひとりのキャラに、いちいち見せ場があってウフっとなるし、伏線が全部きれいに回収されて、アタイ的には超スッキリ。
つーか、ミツオお前、そういうことだったんかい!!
っていうオチが、バカらしすぎて、よじれます!
にもかかわらず、フジオがバイクで駆け抜けつつあるラストでは、不覚にもアタイ、涙しました。
やばいよね。
その後、別に世界を救ったりする予定とか絶対なさそうなのに、ホント、カッコいいんだもん!!
「東京ゾンビ」データ
東京ゾンビ 2005年 日本
監督
- 佐藤佐吉
原作
- 花くまゆうさく
キャスト
- フジオ:浅野忠信
- ミツオ:哀川翔
- ヨウコ:奥田恵梨華
- フミヨ:松岡日菜
- 石原:古田新太
- 本社の藤本:志賀廣太郎
- ヨッチャン:中村靖日
- マーさん:曽根晴美
- ヨッチャンの嫁:高樹マリア
- ユカリン:谷村美月
- 秋山先生/王子:楳図かずお
- 吸血ゾンビ:森下能幸
- ドンガイラ:橋本さとし
- マーさん軍団:三浦誠己