X-MEN: THE LAST STAND(2006)ブレット・ラトナー
マグニートーさんがヒドい・・・・
実はアタイ、映画を「滑り込みスレスレ」で見るという習慣がなかなか治らないんですよね。
浮世にはまだまだ科学的に解明不能な、ナゾが残っているのかも。
たぶん個人的なDNAの神秘みたいなやつだと思うんだけど。
そんなワケで今回も、開演時間をほんのちょっと過ぎていることは知っていたけど「大丈夫。まだ予告編中、予告編中。映画の神様どーぞよろしく。」と自信まんまんにオープンザドア。
ふとスクリーンを見やると、すでに子供エンジェルが血まみれになって、ハネをむしっているところでした・・・・。
ありゃ~。
この私が滑り込んで間に合わないなんて、映画の神様ったら・・・・ダメじゃん!!
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そんなワケで、オープニングには間に合わなかったんですけど、そのせいで内容がまったくわからん!!・・・・などということも別段なく、ハデなアクションが見どころの、筋肉質体育会系映画としてすこぶる面白かったです!!
あれよあれよとスピード感のある展開のおかげで「それで、あれはどうなっているんだっけ?」みたいな、細かいところを気にするヒマがないのはすごいラク!
なんといっても、
「ミュータントの集団なんだから、他にもナンボでも方法があるだろうに、わざわざゴールデンゲートブリッジをもいで、アルカトラズ行きの橋にしちゃった、目立ちたがりのマグニートー様」が良い~。
それに、やっぱりあのマントにあのヘルメット姿ですよね!!よじれます。もうたまらん。
マグニートーが、すっぽんぽんのミスティークをいともあっさり見捨てるシーンで「せめてマントをかけてやるのか?ここでやっと、あのふろしきマントが役に立つのか?」と期待したのは、ぜったい私だけじゃないと思う!
なのにあの役立たずなマントは、最後までサーマッケランの背中でハタハタ揺れているだけだった!!
ギャハハハ、参りました!!参ったから助けて!!笑いすぎで死ぬ!!!・・・・と三途の川をかいま見たほど、最大の指圧ポイントとなりました。
まぁ、監督が変わっちゃったせいで、微妙に前2作とは掘り下げどころが違ってるような。
なんか、アクションが忙しいぶん内面の葛藤はライトなような。
つーか、苦悩が筋肉化しちゃってる?
ヴルヴァリンの悶絶も、コレステロール控えめなあっさり系、上着は裂けてもズボンは無事!!
そのかわり、デフォルメの進行が深刻な髪型の問題はディープですよね。
ウルヴァリンがおむすびマン、ローグが宮川彬良に見えちゃうナドトは、とてもじゃないけどご本人には言えやしない!
ちなみに前回までの監督、ブライアン・シンガーは、さんざん引っ張ったウルヴァリンの過去をそのままにほったらかして、「スーパーマンリターンズ」にコロっと転んだ模様です。
サイクロップスのジェームズ・マーズデンもスーパーマンにチョイと出演しているらしいです。となるとサイクロップスのトホホな最後は、映画界の舞台裏事情が絡んでる?マーズデンさんが忙しかったとか、ラトナーさんが、「あっち行けやい」とひがんだとか、きっとそんなとこかもなぁ・・・。
だって、コミックでは、サイクロップスとジーンが結婚してるって言うのに(←マメ知識)、映画であの仕打ちとか、ふつうだったらやらんやろ。
でも好きですけど。原作で主役級のキャラを、ポックリあの世に送っちゃう潔さが男前。
アタイとしても、メガネを変わり果てたサイクロップスに見立てて、悲しみに暮れるゴッコとか、イガイト楽しかったしな・・・。
それにしても、アンナ・パキンちょっと老けちゃったね・・・。ハル・ベリー(40歳)の方が、見た目ずっと若くてショック!
それから、ファムケ・ヤンセンは今回すっかり妖怪だった。
けど、ふつーの美人やってるより、ずっとよく似合っててよかった~。
ナドナド、ミーハーのくだらない感想はいろいろあるけど、個人的に胸を貫かれたのが、エレン・ペイジの存在感です!
カワイイ。カワイすぎる。フレッシュだ!!萌えっ!ハアハア!!ハードキャンディも絶対見よう!!
ちなみに、私はエンドロール中に席を立ってしまったので、最後のオマケ映像を見てないのです。
話に聞けば、どうも、けっこうブットビなことが起こっちゃった模様。
大きな声ではいいにくいけど、映画好きの超風下に紛れ込んでる程度の私は、エンドロールを最後まで見ないことがけっこうあります。ヨコモジ苦手だし。ゴメン。
だけど、エンドロール後の映像に、本編のストーリーをくつがえすようなシーンを仕込むのは映画として反則じゃんか!とジツは激しく思ってます。
だって、あくまでもオマケでしょ?
オマケならオマケらしく、見逃しても悔しくない程度の、お遊び映像にしてほしい。見なきゃ一大事ってほどの大事な映像なら、ちゃんと本編にいれてくれ~!!オネガイっ!
それにしても、ファイナル、とかいう言葉のイメージについ翻弄されてたけど、どうも完結編というわけじゃーないみたいっすね。続きも絶対あるだろう~。まだまだ楽しみは終わらない~。
(2006,10月)
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「X-MEN ファイナル ディシジョン」データ
X-MEN: THE LAST STAND 2006年 アメリカ
監督
- ブレット・ラトナー
出演
- パトリック・スチュワート (チャールズ・フランシス・エグゼビア教授/プロフェッサーX)
- ヒュー・ジャックマン(ローガン/ウルヴァリン)
- ハル・ベリー(オロロ・マンロー/ストーム)
- イアン・マッケラン(エリック・マグナス・レーンシャー/マグニートー)
- ファムケ・ヤンセン(フェニックス/ジーン・グレイ)
- アンナ・パキン(マリー・ダンキャント/ローグ)
- ケルシー・グラマー(ヘンリー・マッコイ/プロフェッサーD/ビースト)
- レベッカ・ローミン=ステイモス(レイヴェン・ダークホルム/ミスティーク)
- ジェームズ・マーズデン(スコット・サマーズ/サイクロップス)
- ショーン・アシュモア(ボビー・ドレイク/アイスマン)
- アーロン・スタンフォード(ジョン・アルダーダイス/パイロ)
- ヴィニー・ジョーンズ(ケイン・マルコ/ジャガーノート)
- ベン・フォスター(ウォーレン・ワージントンIII世/エンジェル)
- マイケル・マーフィ(ウォーレン・ワージントンII世)
- ダニア・ラミレス(カリス )
- エレン・ペイジ(キティ・プライド/シャドウキャット)
- ショーレー・アグダシュル(カヴィタ・ラオ博士)
- ジョセフ・ソマー(大統領)
- ビル・デューク(トラスク)
- ダニエル・クドモア(ピーター・ラスプーチン/コロッサス)
- エリック・ディーン(マルチプル・マン)
- キャメロン・ブライト(ジミー/リーチ)
- オマイラ(アークライト)
- ケン・レオン(キッド・オメガ)