Last Rites(2006)デュアン・スティネット
「黒人ギャング+ピスパニックギャング+警官VS浮浪者ゾンビ」が思いつき倒れ
世界一危険なエリア、サウスセントラル。その地を巡る2大ギャングが雌雄を決しようとしていた。しかしそこに謎の隕石が落下。被爆した浮浪者たちが次々とゾンビ化し、ギャング達に襲い掛かる!2大ギャング達はお互いの戦いをやめ、一丸となってゾンビ達に立ち向かうが・・・。(アマゾンより引用)
ウソつけ、アマゾン!!
もしこの通り、極悪ギャングがイヤイヤながらも一丸となって、ゾンビに立ち向かう話だったらふつうに面白いはずだったっちゅーの!!
さらに、本来敵同士の警官と、一時的にであれ手を組んでゾンビに立ち向かっていたりしたら、アカデミー賞ぐらいは総ナメしちゃってたはずだっちゅーの!!
今頃主演俳優には、ブラッカイマーさんから「今度、ニッポンの、GOEMONのスピンオフやるんだけど、主役にどう?」とか、セメギスさんあたりから「女子高生チェーンソーのリメイクを主演ジェシカ・アルバでやるんだけど、相手役にどうかな?」なんちゃってオファーがありまくりだったはずだっつーの!!
で、で、でも主演って誰だっけ?っつーか、い、い、いたっけ?
とととともかく、監督だっていまごろはハリウッドで、怒りのヒポポタマスの実写版の三部作に取り掛かってるはずだったよ!!
かえすがえす、主演がちゃんといるような映画を撮ってくれてたら!
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ホント、惜しいと思います。
黒人ギャング+ピスパニックギャング+警官VS浮浪者ゾンビ。
このせっかくのオイシイ組み合わせが、特になんの役にも立たず意味もなく、思いつき倒れに終わってる。
もしこのシチュエーションをキッチリ活かし切るような脚本が書かれてたら、でもってキャラの書き分けが、もうちょい愉快にできてたら、ぜったいミクシにコミュぐらいできてたろうに!(あるわけないけど、あったらゴメン!)
まあ冒頭はアマゾンの言う通り、ホームレスの頭上に、極厚CGの隕石がバッコンバッコン降ってくる。
この隕石は~~、いつかどっかで見たような……っつーか、何かにつけてどっかで見てるような……っつーか、ここは深く考えてはイケナイところ。
世界一危険なエリアの2大ギャングが、ぐるっとまるごとチンピラなのも、ゾンビ物としては許容範囲。
少なくとも、フランシス・フォード・コッポラ様クラスの巨匠の目に触れない限りはね!!
まあ、舞台となる倉庫では、ギャング同士がモメ、警官が入ってきてモメにモメ、さらに奥方をゾンビにむさぼり食われたお天気キャスターのおじさんが逃げ込んできて……逃げ込んできて……ん?んんん~~~っ??
お天気キャスターのおじさんが……おじさんが……お、おじさんが?
ぬおおおおお~~~~おじさんだとおおお???
アタイ的には、ここに、この映画一の大問題があるのである!!
やっぱ、ホラー映画のお天気キャスターといったら、なにはさておき綺麗なおねーさんじゃなきゃいかんやろ。
いかんといったらいかんやろ!!
アタイ理想のお天気おねえさんは、永遠に皆藤愛子ちゃんですよ!!
かの絶世の美女、ニコール・キッドマンも、その昔お天気おねーさんだったしな!!<映画
とーもーかーく~~~!!
特にゾンビ映画なら、他のなにがテキトーでもまぁいいかって思えるけど、さすがにこれだけは断固譲れませんよ!!!
キレイなお天気おねえさんが、黄色い悲鳴をあげながら、よろめくゾンビに襲われる!!
そんなベタなシーンでこそ、アタイの感情移入が、はじめて始動するのです。
そこをわかってないなんて、まったくもってなっとらん(ンガー!)!!!
2009年6月13日
「シティ・オブ・ザ・デッド」データ
Last Rites (2006年/アメリカ)
監督
- デュアン・スティネット
出演
- エンリケ・アルメイダ
- レジー・バニスター
- ジェームズ・C・バーン
- ノエル・G
- テレンス・エバンス
- クリッサン・シプリー