Aamir Khan
若いっつってもこの時37歳ぐらい。
マジ、見た目に関して「年齢」という概念を超越した人だと思いますっ!
しかし、経験値や能力は年齢によって高度に熟成されてんじゃないかな、まさしく霊長類の理想系?
目次
アーミル・カーンはすごい!
どうすごいかと言うとキャリア、外見、才能全てが、「凄い」のひと言で片付いちゃうので、何も語る必要がない!
なので何を言っても蛇足になるんですが、あえてミーハー視点の戯言だけを抜き出しますと、アーミルのチャームポイントまずその1は、なんといってもスポック耳!!
アーミルが宇宙人を演じたPKではその耳の個性が存分に活かされておりましたよね!
あとほっぺたが最高です。私が住んでる地方では、そう簡単に「ダンガルきっと、つよくなる」が見られないかもしれないんだけど、アーミルはかなり増量して望んだらしい映画だから、ぜったい頬肉の味わいが強まってると思うんですよね。
ああああっ一刻も早く見たいです。
(※ダンガル映画館で見損ねてDVDで見ました!最高でした・・・。)
それから、マユゲの角度もチャームポイントすぎますよね。
アーミル得意のビックリ目とセットで、末永く愛でていきたいパーツでございます。
さらに体型もたまりませんね。小ぶりな身長ながら、みっちり鍛えられた筋肉体の上に、ポコンと頭が乗っかっていて、個人的には尺側手根屈筋のあたりのラインとか、チラリと目に付くムナゲとか、(ミニッツメイドの)「クーっ!」とばかりにたまらないものがあります。
アーミル・カーン出演作ピックアップ
いまのとこ、DVDは「きっとうまくいく」以降ぐらいのしか見当たらなくてめちゃ遺憾、ちょっと国会前でデモでもしようかしら。
ただ、最近になってNetflixなんかでいくつか配信されたりしていますので、おいおい見られる作品が増えそうなヨカンはあります。
つーかそもそも、「世界で最も影響力のある100人」に選出されたほどの人なんだし、とっとと全作品全国津々浦々公開してくれ!!
ラガーン(2001)
Netflixで見ました。
干ばつと英国の要求する年貢に苦しむチャンパネールの農民たち。
3倍の年貢か、3年の年貢免除かをかけて、英国軍と農民が、クリケットで戦います。
クリケット何それ状態だった農民チームが、まとまる過程が素晴らしい。
あと、けっこうガチな内容なりに、長い時間の息抜き的に、恋愛と歌とダンスがモレなくついてることに泣く。
まぁ、なんせ224分もあるんですよ。この頃のインド映画としては、普通の長さだと思うけど、日本人にはややキツイ。
ただ、そうやって野を越え山を越えた視聴者には、「達成感」というごほうびがもたらされます。
ちなみに、アーミル・カーンは美女二人にモテモテなんだけど、脇をかためるキャラ立ちまくりなむっさい男どもが茶色い土ボコリにまみれて吠えまくりますので、全てを足してソーダで割ったらまぁ濃いめだけど丁度かな、みたいなコクのある後味が残りました。
熱砂の記憶-ラガーン撮影記
DVDは見つからなかったんだけど、これはNetflixで見られます。
ラガーンのメイキング。
当時、こういう映画はインドにおいてタブーみたいなところがあったらしくて、パイオニア的な苦労が見受けられます。
名作の陰に、こんなすったもんだがあるんだなぁ・・・と思えばラガーンの全てのシーンがより味わい深くなるという、貴重なドキュメントだと思います。
どうでもいいけど、アーミル・カーン夫人がかわいい!
きっとうまくいく(2009)
いろんな含みを匂わせながらも、とっても面白いお話なので、インド映画のなかでも群を抜いたオススメのしやすさです!
アーミル・カーンはランチョーという名の謎の大学生役なんだけど、このときなんと44歳だったっていうんですよ!
ぶっとびますよね!単なる若見えじゃないんですよね。
何歳の役であろうと、演じ分けることができる人なんだと思え、尊敬心が深まります。
この映画は、結構あちこちで配信されているので加入サブスクをチェックするべし。
PK(2014)
調査のため、地球に降り立った宇宙人PK。
到着早々地球人に宇宙船のリモコンを盗まれ、星に帰れなくなります。
PKがリモコンを取り戻すためのステップとして、神様を探すというシュールなドタバタのなかで織りなされる善良なエピソードに癒される!
気がついたときにはホットな気持ちになっている、ほっこりコメディ。
大事なことなので言いますが、アーミル、脱ぎますw
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チェイス!(2013)
アーミル・カーンには珍しい復讐ものでダークな内容なんですが、私的には一番好き。
舞台はサーカス、敵は銀行ってのもムズムズするじゃございませぬか。
しかもヒデェ二人組みの刑事が、余計な色を添えるもんだから事態は混乱。
インド映画らしい大胆なアクションは、エンタメとしても血沸き肉躍りますぞな!
ムンバイ・ダイアリーズ(2010)
チャラいミーハーですらシミジミと見入ってしまう、良き映画です。
いつものコミカルな雰囲気はなく、シリアス系のアーミル・カーン。
インド映画に付き物の歌や踊りはございませぬ。
異国から見るインドというより、インドに住むキャラクターたちを通して、ナチュラルなインドの空気を感じるみたいなイメージかなぁ。
昔ほどではないにしろ、この現代でも、心の中にカーストの壁を持つ人はたくさんいるのかもしれないなぁ。
手持ちカメラの撮影シーンは画面が不安定で酔いそうになるから嫌なんだけど、それだからこそのリアルが、確かにあります。
この映画も、Netflixで見られますぞ!
地上の星たち(2007)
失読症という学習障害を抱え、その不便さを家族にすら理解してもらえなかった少年が、同じハンデを克服した教師との出会いによって、羽を得ることができるのです。
私も脳機能の障害を持つ息子がいるので思うんだけど、まず、本人や家族が状況を理解するまでが大変です。
人間、どうしても「当たり前」とか「普通」であることに縛られてしまうからねぇ。
とくに見た目に異常がない場合、周囲の自覚なき無理解がダイレクトに降り注ぎがち。
そんな、どうしたらいいかもわからない孤独の闇に、突如理解者が現れ、手を貸してくれる映画がこちらです。
画面のこちら側といたしましても、その安心感たるや、ですよね。
いや~~~よかった、よかったね、イジャーン!!!
少年と教師が具体的に、失読症をどう克服していくかも見所だと思います。
そしてこの映画のヒットによって、身近にいるイジャーンたちにわずかでも思いを馳せた人が、何万人かはいたはずです!!
それが、映画の力ですよね。
何がいいって、この映画では、アーミルならではのあたたかい視点が最大に発揮されてる感じする!
明るい表情が連鎖を起こす、クライマックスがまた良いです。
先生たちの似顔絵とリアクションサイコー。
ちなみに、ハリウッドリメイクは希望しない。
アーミル・カーンDATA
- Aamir Khan
- 1965年3月14日インド
Filmography
- ホーリー祭(1984年)
- 破滅から破滅へ(1988年)
- 心(1990年)
- 心が耳を閉ざす(1991年督)
- ランギーラー(1995年)
- ラージャー・ヒンドゥースターニー(1996年)
- アース(1998年)
- ディル・チャハター・ハェ(2001年)
- ラガーン(2001年/兼 製作)
- マンガル・パンデー(2005年)
- 黄色に塗れ(2006年)
- ファナー(2006年)
- 地上の星たち(2007年/兼 共同監督・製作)
- ガジニ(2008年)
- きっと、うまくいく(2009年)
- ムンバイ・ダイアリーズ(2010年)
- タラーシュ(2012年/兼 製作)
- チェイス!(2013年)
- PK(2014年)
- ダンガル きっと、つよくなる(2016年/兼 製作)
- シークレット・スーパースター(2017年/兼 製作)
- ヒンドスタンのタグ (2018年)
- Laal Singh Chaddha(2020年)