Phantom Of The Paradise/ブライアン・デ・パルマ
目次
ブライアン・デ・パルマ監督ありがとう
この映画は特別ヨ!
もし、この映画の存在を教わってなければ、アタイ映画の感想を書きはじめたりしてなかったんじゃないかなぁ。
始めて見た時の感動ったらなかったです。
それまではごくたまにメジャーな映画を見るぐらいだったから、なおさらよく効いたんですよね。
この映画には、アタイがエンタメに求めたこと、見たかったイメージ、聴きたかった音楽がぎっしりずっしり詰まってたから、見れば見るほどズブズブのめりこんで、気が付いた時にはマモー扮する(爆)スワンさえ男前に見えはじめてしまうという、底なし沼にいたのです。
だって、ポールウィリアムズの曲と声は イマドキ現役で聴いてもラリる。
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あらすじと感想
舞台はオペラ座ならぬパラダイス劇場。
自作カンタータをひっさげて、ミーハーの殿堂に紛れ込んだ作曲家ウィンスロウ・リーチ(ウィリアム・フィンレー) が、若さに執着する大物プロデューサーSWAN(ポール・ウィリアムズ)に騙され、悪魔の契約をしてしまい、あげく曲を奪われる!!
ウィンスロウの命ともいえるほど大事な曲は、聞くに堪えないような低俗ミーハーバンドのものになり、本来歌うにふさわしい人が目の前に現れたというのに届けられない!
作家のプライドは完膚なきまでに否定され、ウィンスローは憤慨!!
・・・という、芸術家と商売人の折り合いのつかなさが、ハタメにはおかしいやら悲しいやらです。
「好きなシーン」を語れば、次々ととどまるところもないし、またその好きなシーンを見たくて、何度も何度も繰り返し見てしまう。
もう一度、またもう一度、と見てるうち、「面白い」という言葉とは、また違った感情が、いくらでも芽生えてくるんですよなぁ。
そんで、最後の曲なんかもうたまらん。
おまえなんか生きたところで誰も喜ばないよ、でも死ねば音楽ぐらい残るんだから、潔く燃え尽きちゃぇ!!っとそそのかされるから、一瞬死にたくなるぐらい。
でも、好きな映画ができるってことは、やっぱり活力になるだよね。デ・パルマさんほんとにありがとう!
アタイ、一生大好き感情と共についていきます!
2005年3月
「ファントム・オブ・パラダイス」データ
Phantom Of The Paradise 1975年 アメリカ
監督
- ブライアン・デ・パルマ
出演
- ポール・ウィリアムズ (スワン)
- ウィリアム・フィンレィ (ウィンスロー)
- ジェシカ・ハーパー (フェニックス)
- ゲリット・グレアム (ビーフ)