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ミーハーdeCINEMA

ミーハーが、盛大にネタバレしながら映画感想をつぶやいてます。

ゴッドアーミー 悪の天使

映画感想「か」行

The Prophecy / グレゴリー・ワイデン

ゴッドアーミー 悪の天使

ヤクザな天使野郎どものカッコよさ!!!

あああっ、昔は好きでした、華麗な絵柄の少女漫画!
そして少女漫画には、それはそれは美しい天使が、ヨダレで池ができるほど出てきたもんです。
おかげで、天使とは例外なく美しいもんだ、と信じてました。偉大なるラファエロさんだって、美形の天使を描いてるしさ……。

そんな思い込みがあったから、「ベルリン・天使の詩」を見たときですら衝撃も衝撃。なにせ相手は、「天使」と名乗る、お、おっさん。このおっさんが天使だと?と、少女マンガ頭の私としては、なにがなんでも、却下するべき案件であった。
でも、そこで事故が起こったのです。
なんとスッポリ、ハマってしまったのですよね、ベルリンの天使に。

ベルリンのおっさん天使を認めた以上、アタイの感受性は無敵と化した。
・・・はずだったのだが、この映画で、もう一度、カウンターパンチを食らうハメに。
画面にウジエルが出てきた時点で、少女マンガビジュアル的な思い込みの残骸までもが音をたてて崩壊しました。

なんてったって、ゴッドアーミーに出てくる天使達は、おっさんどころか、やっちゃん!
ダークで生臭くて嫉妬深くてちんぴらでスタイリッシュな、黒ずくめの、やっちゃん!
そこんじょそこらの煩悩にまみれた人間より、はるかにガラが悪いし!

 ■続き

でも、いざ、美形の呪縛から開放されると、むしろ、そのバイオレンス天使のカッコよさにはまってしまい、おかげでそれをキッカケに、この年まで蓄積されたその他もろもろの決め付けやスリコミなどというホコリ臭いものが、ちょっと一掃されました。ああさっぱり。

ゴッドアーミーの天使どもは、なんせホントにカッコいい!
止まり木に止まるような独特のポーズは、いつかどこかでみたような。心当たりは動物園の、巨大な鳥かごの中あたり。
「鼻がきく」という設定も、かなり萌えるポイントです。

お話自体は、天国での戦争に勝利するため、人間の中でも最悪な魂を奪いにきた天使「ガブリエル(クリストファー・ウォーケン)」と、それを阻もうとする側の攻防を描いているような、それほどのもんでもないような……。
けど、戦闘的な天使が、ミカエルでなくてガブリエルなんだ、とか、ウォーケンがガブリエルなんだ、とか、一歩一歩がカルチャーショック。
たぶん、カルチャーショックを受けるたび、愛が深まる仕組みかも。

まあ、ただし低予算だからなぁ……、天国の戦争などをまともに描いたら、いくらあっても足りなさそうだからそこらへんは舞台が狭くてもぜんぜんオッケなんだけど、せめて天使の頭数がもうちょい欲しい!!
なまじ天使が魅力的なだけに、ルシファー含めて4人ぽっちじゃ、あまりにも物足りなくて、つい、天使を出せ~、もっと出せ~~!と、ヤジってしまいそうになる。

そうだよ。この映画は、天使の魅力が大黒柱。
天使シモン(サイモン?)が口移しで魂を行き来させる描写のエッチさ、ガブリエルが振り向かない投げキッスで、後ろに寝かせたウジエルをボっと燃やすシーンのカッコよさ!!
邪悪な魂がドコへ行こうとどーでもいいから、そんなシーンをもっともっと大量に見てのぼせ上がりたいわけですよ、こっちは!!

ちなみに、特にお気に入りのシーンはふたつ。
ひとつは後半ルシファー(ウィゴ・モーテンセン)がトーマスの背後にまわって、ささやくところ。台詞がとてつもなくカカカカカッコよすぎて悶絶!!
ウィゴルシファーに「いたぜ」と言ってもらえるなら、子供の自分に、どんな怖い思いをさせてもかまわん!!!

そしてもうひとつは死に際をたたき起こされて、ガブちゃんの使い走りにさせられるアマンダ・プラマーが、「なぜ?(なぜ死なせてくれないの?)」と問うシーン。
ガブリエル(クリストファー・ウォーケン)が答える台詞に悶絶。それを聞いて、逆らうことをあきらめて席を立つアマンダ!!!
どひーーー!!最高すぎる!!!

つーか、最高すぎるゆえ、禁断症状ハンパない。
どうか神様、いやさ組長、アタイたちのもとに、もっと、もっと、もっと天使を!!

2005年6月

ゴッド・アーミー/悪の天使 日本公開版&全米公開版 [DVD]

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「ゴッドアーミー 悪の天使」データ

The Prophecy 1994年 アメリカ

監督//
  • グレゴリー・ワイデン
出演//
  • イライアス・コーティーズ(トーマス・ダジェット刑事)
  • クリストファー・ウォーケン(ガブリエル)
  • エリック・ストルツ(シモン)
  • ヴァージニア・マドセン(キャサリン)
  • ヴィゴ・モーテンセン(ルシファー)
  • アマンダ・プラマー(レイチェル)
  • アダム・ゴールドバーグ(ジェリー)