Call Me by Your Name / ルカ・グァダニーノ
ひと夏の美しくもせつない初恋
イタリアの別荘で夏を過ごす、インテリ一家。
パパは大学教授なのですが、そこに毎年院生を一人招待しています。
今年はアメリカ人のオリヴァーがやってきました・・・・。
ということで、これは教授の息子エリオ(17歳)とオリヴァー(24歳)が共に過ごした、6週間の物語です。
何がすごいって、何もかもがパーフェクトに美しい!
イタリア、彫刻、水、海、木漏れ日、自転車・・・。
透きとおった画面に、清々しいフェロモンがキラキラしていて、胸がチクリとなる感じ。
ただ、淡々とエピソードを積み重ねるタイプの映画かと思ったら、めっちゃクライマックスあって、ラストはもう胸がしめつけられるようで、ゴーゴー泣いてしまいました。
よもや恋愛モノを見て私が泣くとは、誰よりも自分がビックリします。
いろんな嬉しいことや辛いことを体験して、エリオは大人になってくのだね・・・。
っちゅーか、あらすじとか感想はもう、巷の頭脳派ブロガーさんや情緒派ブロガーさんに丸投げさせていただきますよ!
私が言いたいのは、この映画好き!むっちゃ好き!!
もうただそれだけ!!
なんといっても、ティモシー・シャラメとアーミー・ハマーの組み合わせが最高でした。
私的に、アーミー・ハマーは綺麗な熊なんですよね。
昔からうすうす感じてたけど、コードネームアンクルを見た時確信に変わりました。
このデカイのは、とても美しい熊だと。
そしてティモシー・シャラメは長身ゆえののびやかさと少年らしい線の細さで、この時期ならではのガラスみたいな美しさです。
そんな二人が・・・・二人が・・・・ああああっ!!
鼻血シーンをはじめとして、全てのシーンが愛らしすぎて、もう、ルカ・グァダニーノ監督ありがとうございますとしか言えません!!
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そうそう。
恋愛関係に陥ったこの二人なんですが、だからといってゲイとはくくれないような気がします。
実際エリオは女の子と気持ちよく過ごしたりするし、オリヴァーにも恋人がいたわけだし。
相手が男とか女とか関係なく、不思議な磁場に同時に立って、強い魅力と衝動を感じてしまったら誰しもこういうことってあるのかもかも。
いわば、「恋愛に男も女も関係ねぇー!!」状態なのかも。
ちなみに、エリオのピアノ演奏シーンは全てティモシーが弾いてるようです。
凄いなぁ、天はお気に入りに対して一点集中でなんでもかんでも与えるらしい。
あと、アーミーもティモシーも全裸はNGだったらしいんですけど、尻はOKだったんだな・・・というサービスシーンと、エリオがオリヴァーのパンツかぶるシーンと、えぇえ?アプリコットで?ってシーンは後世に語り継いだらいいと思う。
この映画、続編も期待できそうなので、テンションあがっておりまする。
願わくば続編は、全国津々浦々同時上映してください!
※今回はヨッパライの更新なので、シラフで我にかえった時に削除したり加筆したりする恐れがあります。
「君の名前で僕を呼んで」データ
- Call Me by Your Name (2017) アメリカ、ブラジル、イタリア、フランス
監督
- ルカ・グァダニーノ
キャスト
- ティモシー・シャラメ(エリオ・パールマン)
- アーミー・ハマー(オリヴァー)
- マイケル・スタールバーグ(エリオパパ)
- アミラ・カサール(エリオママ)
- エステール・ガレル(マルシア)
- アンドレ・アシマン(ムニール)原作者
- ピーター・スピアーズ(アイザック)製作者