Gothika/マシュー・カソビッツ
目次
顔ぶれは豪華なのに!
うーむ。キョロキョロ、ポ、ポイッ!<コラ
い、いや、主演がハル・ベリー様ですのでもちろん美しかったです。脱ぐし。
ただ、とくにハル・ベリーのファンってわけでもない私が、ハル・ベリーのプロモーション映画を見てもなんら愉快なわけがない・・・。
つーか、ダーク・キャッスル・エンターティメント、鳴り物入りの割りには作るモノ作るモノいまいちパっとしないのはなぜなんだ・・・。
やはしなんかの間違いで、うっかりエラくなっちゃった人が「一流のオレ様がホラーを作ってやったぜ!!どうだ、存分にビビるが良い!!」ナドとカンチガイ街道に足を踏み入れなされると、私みたいなかよわい一般人が迷惑をこうむるハメになるのかも・・・・。
ともかく予告編であれほどソソらせておきながら、本編は予告編以下の下、という裏をかかれたこの面白くなさ怖くなさ! ホラーいかんやろ!!!
でも、とんと怖いホラーを作ってくれないロバート・セメギスさんより、こんなとこにいないで一刻も早くフランスに帰って、もっといい映画をのびのび撮ったり出たりして欲しいマシュー・カソビッツさんより、アタイのすべったギャグよりも、もっと大きな問題なのは、 ハル・ベリーの歩き方やね!!
←んとね、アタイは、ハル・ベリーの歩き方は、こうだった(図A)!!と言い張りますよ。
細かくて申し訳ないけど、この歩き方は美しくないです。
そりゃ一般人、つか、シロートががこう歩くならなんも文句ありまっせん!
けど、美しいハル・ベリーの平行歩きはいかんやろ……。セレブなら、歩き方も、ギャラのうちだよ!
蛇足ですが、正しいモデル歩きはこんな感じじゃないですかね(図B)?→
あと、ダグラスとミランダ!
ぶっちゃけ、似合ってなさすぎなこの夫婦。
アタイはさいしょ親子かと思ったよ!
そりゃ見た目こんなカップルも世の中にはいるよね!
美女と野獣の古典的な例もあることは承知の上(野獣扱いごめん!チャールズ!)だし、鬼瓦フェイスの50代熟女と20代美男子の駆け落ち事件もアタイの記憶にはあったりするので、以来「恋愛とはトラップなのだ、どこにスイッチが仕込まれているかわからん」という認識のもと、大概のカップルには驚かない自信はある。
ただこの夫婦のアツアツぶりだけは、生理的にきついっす。
きついんだからしょうがない。
そんなわけだからキスシーン!!
個人の自由の範囲ならそりゃぜんぜんオッケーですけど、ぶっちゃけ、大スクリーンでわざわざ見たくない!!
どうしてもしたいなら、せめてアタイに見えないようにこっそりやって欲しいです!
つーか、 その場がちゃんと楽しい娯楽作なら、べつにこんな細かいあら探しをしなくてすむのに、ほかにすることがないもんだから、重箱の隅でもツツくしかヒマのつぶしようがない映画ってどうなんです??
聡明なはずのミランダは、よく叫び、よく暴れ、泣き、殺し……って、よく考えたらCUTのモリーとゼンゼンかわりないじゃんか!
あまり同情できないし、感情移入もできないし、ヒロインとして失格すぎる……。
そしておひさしぶりのロバート・ダウニー・Jrよね。
いくつになっても、母性本能くすぐり系の甘い情けなさは健在で、相変わらずまつげもくるんと美しい。
しかしロバートが医者役ってのは一体どういう酔狂なのか。患者役やろどう考えても。その点やっぱしミスキャスト疑惑がぬぐえない。
そういえばただひとりだけ、ペネロペ・クルスは良かったです。
すっぴんフェイスもおきれいで、チョイ出だからこそかえって良い味が出てた気がします。
だからといって、ペネロペ目当てで見るような映画でもございませんが。
フー。残念、残念。
2004年4月
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「ゴシカ」データ
Gothika 2003年 アメリカ
監督
- マシュー・カソビッツ
出演
- ハル・ベリー
- ロバート・ダウニーJr.
- ペネロペ・クルス
- チャールズ・S・ダットン