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13日は金曜日PART25/ジャクソン倫敦へ

HAND OF DEATH
UNMASKED PART 25(1988)アンダース・パーム

13日は金曜日PART25/ジャクソン倫敦へ

愛と運命のはざまでゆれる殺人鬼、ジャクソン

えと、一応原題はヒトコトも「13日の金曜日」を騙ってないので、そこを責めたくとも責められない。

まぁ邦題は邦題で、すごいグッジョブだと思います。

だって、中身を見るまでもなく、オツムをヒネるまでもなく、題名からの脊髄反射だけで「Z級でパチモンである」って~ことがピンとくる!!!
「小さな親切、大きなお世話」の多いホラー界の明後日なサービスの中にあって、これこそマコトの親切ってモンじゃなかろーかと!!

 

つまり、 純粋無垢にジェイソン・ホービーズを求めて目にキラ星を輝かせているような人が、このビデオ(DVDはないのだよん)を思わず買ってしまう、などという悲惨な事故を、ほぼ取りこぼしなく未然に防げるってコトですよね。

でもね~~、この映画には独自のミョーな味わいがあるから「予防」などで遠巻きにやりすごすだけなんて、ちょっと(1ミクロン程度)勿体ないかもです。

少なくともレンタル店で、他に映画はなんぼでもあるだろうに、わざわざ13金を選ぶような人だったら、ジェイソンでもジャクソンでもマイケルでも、どんとまとめてかかってきやがれ!!みたいなヤケッパチって、わりとあるんじゃないだろうか。

ゆえ、ダメモトで釣り糸を垂れてみます。

 

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主人公は、アメリカのとある湖で死にかけた過去を持ち、顔面にホッケーマスクを装備してます。
名前はジャクソン(笑)。

代々殺人鬼という由緒正しき家系に、オギャーと生まれたその時から、殺人鬼であることを運命づけられているのと、ホッケーマスクなしには表も歩けないほど醜い顔であるものの、それ以外はごくノーマルでナイーブなふつうの青年なのであります。
ぶっちゃけ彼女のほうがはるかに高度な変態なので、ジャクソンはその性癖に、合わせようと努力はするものの、ありありと腰が引けている。

 

はい、ジャクソンさんには美人の彼女がいるんです。
殺しに侵入した場所でたまたま知り合ったっていう、ありがちな職場恋愛?

なにせ、彼女は盲目なのでジャクソンの顔のことは気にしない!
まぁ、いくら見えないと言っても、ジャクソン君の顔だち(モールドめちゃ深!)ぐらい、触ればわかりそうなモンだけどね!

 

ともかく、モテナイ君のほぼはじめての恋愛なわけだから、ぶっちゃけ被害者さんたちの軽薄な、ゲーム感覚の恋愛と比較すると、はるかに純粋なモノがあります。

そう、この物語はそんなジャクソン君の愛と苦悩の物語なのだ。
ジャクソン君、殺人鬼だけど、主役。
たとえば通常「ハロウィン」だったら主役はマイケルじゃなくてローリー。
「ヘルレイザー」なら主役はピンヘッドじゃなくてカースティ。
だけどジャクソン君は、殺人鬼で、主役。
よく考えたら、これってすっごい画期的なこととちゃう?
ねえ!!殺人鬼なのに、主役!!

 

うむ!
さすがに 3回も唱えると、元祖13金のジェイソンよりもすごいんじゃ……みたいな気持ちになってきました!
確かに、相当残念な映画ではあるんだけど、芽生えた厚意を尽くして言えば、映画の予算がなさすぎたので、泣く泣くショボくなっただけの、内容自体はある映画。

と、言って言えないこともないような!<ムリ
なんてったって、大衆の支持あってこそのPART25で、しかもまだまだ続編が……。

 

まぁその続編の存在が、ジャクソンを絶望させる最後は、想像力による深読みにて、充分もらい泣きできました。
昨今の巷では、運命は変えられる、というポジティブわっしょい!な考え方の方が主流かもしれないけど、私的に納得するのは、この映画みたいな「動かせない運命に翻弄される」パターンの方なんだよなぁ~~。

 

2010年7月9日

 

13日は金曜日 PART25 ジャクソン倫敦へ [VHS]

13日は金曜日 PART25 ジャクソン倫敦へ [VHS]

 

 

「13日は金曜日PART25/ジャクソン倫敦へ」データ

HAND OF DEATH
UNMASKED PART 25 (1988年/イギリス)

監督

  • アンダース・パーム

出演

  • グレゴリー・コックス (ジャクソン)
  • フィオナ・エヴァンス (シェリー)
  • エドワード・ブレイシ (父)