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めくるめく、オヤツの選択
格安レンタルでビデオをしこたま借りて、日常のすべてをさておき、映画を見てしまう盆暮れ正月。
わ~安い!と舞い上がった拍子に、ついつい気が大きくなるのが庶民・・・つーか、アタイの困ったサガでして。
チョイスして持ち帰るビデオの殆どは、「劇場で、定価では絶対見ようと思えない」映画ばっかしなのでした。
当然、山のようなハズレの中から、1本のアタリを掘り当てたら超ラッキー!……という発掘作業になるわけで、喜怒哀楽が360度どっち方面に転んでも、理性ある行動を取りたいものです。ムリだけど。
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ともあれ、そんな時、映画を見るための環境作りは重要です。
通常のホームシアターエンジョイ時には、寒い寒い今の季節だと、おコタに入ってソファにもたれて、隙間をくまなくクッションで埋めます。
しかし、つまらないに決まりきってる映画のバヤイ、環境に甘えすぎて寝てしまう恐れがあるので、ソファに野郎の靴下を並べるとか、となりで家族に納豆ごはんを食べてもらうとか、命に別状ない程度にちょっとした逆境を作って、予防せねばなりません。
同時に頭を絞るのが、コタツにセットされるオヤツの選択。
映画の満足度を大きく左右しますので、慎重に選ばねばなりません。
まず、金湯水特大スペクタクル勇者全員ばばーーーんと横並びまんなかにブルース・ウィルスのハリウッドものなんかだったら、なにがなんでもわさび味のオツマミ系。
私の目玉はデリケートなのに、ブルース・ウィリスのドアップなんかに耐えたせいで、思わずまばたきが止まったりして、目が乾くと大変ですから!!
ゆえ、時々はワサビを使って涙を補給するのです。
飲み物はやっぱしCCレモン。
ウィルスと戦うにはビタミンCが有効だと、確かライナス・ポーリング博士が言ってたもんね。
あと、私的には必見モノでも、なかなか人様に大きな声で言えないような、うっかり言えば「白い目」がモレなくついてくるような、3流ホラーの、しかも第3弾めなどを観る時は、不毛な心を癒やすため、甘めのお菓子をチョイスします。
特にその映画の主人公(?)が、体にハチミツをたっぷり塗られてハチに刺し殺された画家だった場合などは、ハニーレモン系が最適ですよね。
お気に入りの映画俳優を見るために、早送りもできずに超3流アクションを見る場合、今一番お気に入りのお菓子を用意いたします。
目は満足、舌も満足していれば、話がつまんないぐらい、どってことなく思えてきます。(ただし三年ぐらいはかかる)
私の場合、ロッテのラミーチョコか、カルビーのさやえんどうなんかがこのクラスです。あと頂き物がある場合、トラヤの羊羹、オータニのリーフパイなどならなおヨシです。
しかし、いくらお土産にもらったからと言って、かみなりおこしだけは避けるべし。
長びく映画ライフのためにも、ただでさえ外れやすくなってるアゴの骨の、大事をとらねばなりませぬ。
つーか、そうだよ。
この世の映画のほとんどは、15禁とか18禁とか言うまえに、おやつレベルを表示して、アゴの骨に対する警告を義務付けるべきだと思います。
少なくともスルメでアゴが外れるような映画は、損保の対象にするべきですよね!
(2000.1月14日)
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