ブライズヘッドふたたび/チャールズ・スターリッジ
目次
このお話は映画版もあるんだけど、今回はジェレミー・アイアンズ主演でドラマ化されたほうのやつです。
U-NEXTで見ました。
余談ですけど、U-NEXTは無料お試し後一ヶ月だけ有料で見よう、と月の後半に契約延長をしたらまさかの月末締めを食らいました!!!
(お試し自体は、例えば19日に始めたら、翌月の19日まで有効です。アタイのように、その時点で延長したら、一ヶ月料金で見られるのは月末までのたった11日程度。)
そんなこととはつゆ知らず、月末に解約手続きをしなかったために、月初めに自動更新されちゃったんだぞ。
という「ハメられたぜチクショー!!」的な事態だったのですが、とりあえずその立腹を、このドラマひとつで帳消しにできました。
そういえばU-NEXTでは「闇金ウシジマくん」の第1シーズンを見て、とっても面白かったんですけど、それでもプチ消しぐらいだったので、帳消し達成したこれがどれだけ素晴らしいドラマかおわかりいただけるでしょうか。
いや、闇金ウシジマくんさ~、見放題なのは1シーズンだけってなにさ!
2,3シーズン、なに有料にしてんのさ!プンプン。
・・・・・。・・・・。
余談長かったかな・・・・本題に入ろ。
ともかくですね、ひさしぶりに見たこのドラマ、やっぱし最高!
映像は少々古いけど、第一次世界大戦後~第二次世界大戦あたりの時代が舞台なので、むしろ古めかしさが大ビンゴ。
チャールスとセバスチャンの同性愛と友情ギリギリの関係、カトリックの呪縛と救済、イギリス貴族のたまげた生活、精神的な自由を得られない苦悩、など、見るべきポイントがとめどなく押し寄せてくるのです。
ミーハー的にも、若かりしジェレミー・アイアンズ、アンソニー・アンドリュースの美貌など、かぶりつきで堪能できるのでオススメです。
個人的にはツイードのジャケットとか、フォーマルウェアの目白押しとか、ビンテージカーとかもうたまらん!
それにしても、美貌に恵まれ、美しき調度品に囲まれ、ウィットに富んだ会話を交わし、デカイ城に住んで召使にお世話してもらっていても、まるっきし幸せに見えない貴族たち・・・。
特にセバスチャンのひりひりとした痛々しさが、見ていてつらいのなんのって・・・。一体、なんの呪いなの?
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ざっくりあらすじ
あるカトリック貴族一家が衰退していく悲哀を、庶民チャールスの視点を通して体感する全11話。
序盤の舞台はオックスフォード。
チャールスは、別カレッジのチャーミングな学生セバスチャンとひょんなことから仲良しになり、腕を組んだり手をつないだりして、行動を共にするようになるんです。
セバスチャンは貴族なので、チャールスはモノホン貴族のドヒャーな生活を目の当たりにすることができ、バロック建築の美に心を奪われたりして経験値をあげていきます。
二人にとって、しばらくは酒びたりの楽しい日々が続くものの、セバスチャンの飲酒は現実から逃避するためのものであり、案の定アル中へとまっしぐらに進んでしまいます。
さらに、チャールスがブライズヘッドの人々と交流を広めることによって、セバスチャンは傷つきます。
母によって、あるいは宗教によって自由を失っていくセバスチャンは、羽をむしられた蝶みたいに、もがきながら外国へ。
セバスチャンの去ったブライズヘッドは、チャールスが過ごせる場所ではなくなります。
ちなみに、セバスチャンにはとてもよく似た妹がいました。
チャールスもセバスチャンの妹ジュリアも、それぞれ結婚していたんだけど、再会をきっかけに、ここぞとばかり不倫関係に陥ります。
その状況を周囲はべつだん咎めもせず、スルー。
チャールスは旧知のブライズヘッドでジュリアの愛人として、我が物顔をして過ごすようになります。
だがしかし、宗教的な問題なんかがいろいろあって(カトリックはキビシー!)ジュリアの意思によって不倫関係は解消され、またしてもブライズヘッドにチャールスの居場所はなくなるのです。
ところが戦争がはじまり、なんとその屋敷に、将校として舞い戻ってしまったチャールス。
優雅で美しかったたたずまいは無残に荒れて、いまや兵の駐屯地と化したブライズヘッド。
ばあやだけがそこにいて、チャールスとの再会を喜ぶのでした。
さいごはチャールスが聖堂で、覚えたての祈りを捧げ、遠くへ、近くへ、思いを馳せます。
感想・・・・というか、ラクガキを貼りますよコーナー!!
というわけで、グダグダのあらすじを書くだけでヨロヨロになってしまったので、感想はもう置いといて、わーっと量産してしまった落書きを、いつものようにはっつけますね。
たぶん、このページめっちゃ重いだろーな・・・。すまんすまん。
▼アントニー・ブランシュ
アタイ的イチオシキャラ。
▼ セバスチャンとチャールス
序盤は主にセバスチャンとチャールスの関係が描かれていて、かなり濃厚なブロマンス風味。
マーチメイン侯爵(セバスチャンのパパ)の愛人カーラの言葉でいろいろ腑に落ちるんですけど、そんなことより、この2人のツーショットの可愛さですよね!!
なんと序盤の2人は始終イチャイチャ、腕を組んだり、お手手つないだり、屋根の上に並んでハダカで日光浴したりするぞ!
▼チャールスといとこ
オックスフォードでの心得、みたいのをいとこがレクチャーするシーン笑う。
どうやらツイードもアカンらしい・・・。。
▼セバスチャン詰め合わせ
セバスチャンいいよう~~。痛ましいよう~~~。
ぶっちゃけ、ブライディとかカーラとかも描きたかったけど、今回はこれぐらいで区切りをつけとかないとな、と自粛しました。
英国貴族ものは、果てしなく描きたくなるので困る!
『華麗なる貴族』
『ブライズヘッドふたたび』 データ
Brideshead Revisited (1981)
監督
- マイケル・リンゼイ=ホッグ
- チャールズ・スターリッジ
出演
- ジェレミー・アイアンズ(チャールス)
- アンソニー・アンドリュース(セバスチャン)
- ローレンス・オリヴィエ(マーチメイン侯爵)
- ジェーン・アッシャー
- ステファーヌ・オードラン
- クレア・ブルーム
- ダイアナ・クイック(ジュリア)
- ジョン・ギールグッド
- サイモン・ジョーンズ
- モナ・ウォッシュボーン
- ニコラス・グレイズ
- フィービ・ニコルズ