意外と難しかった「映画を描いた映画」のチョイス
ワッシュさんのお題「映画映画ベストテン」に参加させていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
といっても映画を描いた映画って、何があったっけ?とまずは頭をヒネりました。
とりあえずニュー・シネマ・パラダイスとかエド・ウッドとかそんな感じ?
いやでもぶっちゃけニュー・シネマ・パラダイス見てないし(!!)エドウッドあまし覚えてないし、なのにそれ以外にまったく思い浮かばない。
己の脳細胞の劣化を嘆くと共に、バラエティ豊かなベストテンをピックアップしている参加者のみなさん凄い!!ってなりました。
ともあれ、年末の祭りになんとか紛れ込ませていただきたく、なけなしの記憶から、命からがら搾り出したのがこちらです。
- ドッグウィルの告白(2003)
- マルホランド・ドライブ(2001)
- シャドウ・オブ・ヴァンパイア(2001)
- トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008)
- 地獄でなぜ悪い(2013)
- イングロリアス・バスターズ (2009)
- アルゴ(2012)
- セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ(2000)
- エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア(1994)
- カット!/CUT(2000)
ドッグウィルの告白(2003)
これはある意味、本編よりも怖かったです。
普通、映画内容がドス苦しくても、それはあくまでも演出や演技の賜物であって、演じる現場は健全であると思いたいじゃないですか。
ホラー映画のメイキングとかで、スタッフや俳優さんがキャッキャウフフしてたりすると、めっちゃほっとしますよね。
ぶっちゃけあのギニーピッグでさえメイキングの存在で救われたんです。
ところがドッグウィルの現場ときたら、ひゃーっ!ブルブル、トリアー監督心底おそろしい。
思わずわが身でムンクの「叫び」を再現しました、いやマジで。
マルホランド・ドライブ(2001)
これも映画映画でいいよね?という解釈から入れました。
なんと、今ならNETFLIXで見れるのです。ありがてぇ・・・。
シャドウ・オブ・ヴァンパイア(2001)
映画好きの友だちから借りて見たんですが、めっちゃ面白かったんですよ。
また見たいけど今となってはDVDを買うしかないのかな。
お話は、映画監督ムルナウ(ジョン・マルコビッチ)が本物の吸血鬼(ウィレム・デフォー)を主演に据えて、吸血鬼映画を撮っちゃおう!っていうやつです。
もちろん本物の吸血鬼が、タダ働きしてくれるわけはございません。
ムルナウは女優やスタッフを餌にしてノスフェラトゥを釣り上げるんですが、ノスフェラトゥがカメラマンを襲った時は、さすがにおこでございました。
映画作りにおいて、カメラマンはVIPですからね・・・どうせ襲うなら記録係にしとけ!!・・みたいな感じです。
そのように、狂気と惨劇とブラックな笑いが満載の、忘れえぬ映画映画でございます。
トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008)
これはもう私の中の満場一致でございます。
私以外の方々も、大好きな映画映画ではないでしょうか。
私はフェイク予告の「悪魔の小路」の本編を、いまだに待ち望んでいるというのに、あれからはや10年が過ぎてしまいました。
トビー・マグワイアとロバート・ダウニーjrが後期高齢者になる前に、何とか実現して欲しい!!
地獄でなぜ悪い(2013)
地獄でなぜ悪い!確かに!!
そこまでハッキリ言われたら、「ち、ちっとも悪くないよね!!」という気がするんです。
自分の意識の中で、どこからどこまでが自分の意思で、どこからどこまでが刷り込みによる錯覚なのか、もはや私にはわかりません。
ホンモノのヤクザを使ってヤクザ映画を撮るという内容は、ある意味シャドウオブバンパイアの現代版みたいな感じがします。
キャストも豪華で、その豪華なキャストが芋を煮っころがすようにひしめきあい、グツグツと煮えたぎっていく展開は、アタイとしても土下座をしつつ、おそれいりましたというしかございません。
全力歯ぎしりレッツゴー!!
イングロリアス・バスターズ (2009)
タランティーノ監督作のなかでも最高のエンタメだと思うし、なおかつキャストが素晴らしい。
もうオールスターと言っても過言ではございませんよね。
ミーハーのプッシュは、とくに、メラニー・ロランとアウグスト・ディールでございますよ!!
アルゴ(2012)
アカデミー賞の作品賞を受賞した記憶もまだフレッシュです。
監督としても凄かったベンアフの多彩さに衝撃を受けました。
なんつってもアクロバットな展開に手に汗握る!!
これが在イランアメリカ大使館人質事件の実話っていうんだからオドロキですよね。
あと、ベンアフはやっぱ熊だなと思いました。
セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ(2000)
セシル・B・ディメンテッドの狂気の映画撮影を通して、ウォーターズ監督の映画愛が押し寄せてくる映画でした。
女優を誘拐してゲリラ撮影!!っていうネタに、誰あろうウォーターズ監督が水やりして肥料を蒔いてんだから面白くないわけないんですよね。
この頃はスティーブン・ドーフとユアン・マクレガーの見分けがつかなかった私も、今ではちゃんと見分けられるように・・・(ほろり)。
エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア(1994)
エルム街の悪夢ファンにとってボーナスみたいな映画でした。
・・・すいません、ファンみたいな口をききましたが、ぶっちゃけ1、2、7、フレディvsジェイソンぐらいしか見ていません・・・。
ただ、やっぱ特殊メイクなしのロバート・イングランドを見ると上がるんですよね。
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カット!/CUT(2000)
言うまでもなく、苦し紛れのチョイスです。
あれっ?
「カメラを止めるな!」が入っていませんでした!!!
映画映画として、とても面白かったのに!!
最近見たばっかりなので抜けちゃいました~。デヘ!
って言うか、順位決めるとき「リトル・ランボーズ」を思い出さなかったのは痛恨の極みです。
これはね!正真正銘珠玉の映画映画だと思います。
今だったら絶対上位に入れるんだけどなぁ・・・。