Polar / ジョナス・アカーランド
NETFLIXにて、大絶賛配信中です。
思えば私がネトフリに加入したのは、これを見る運命だったからなのだ!!!と申しましても過言ではない!
今まさに、ブラボーとハラショーとグレイトとドスコイをイースト菌と一緒にコネコネしてよーっく膨らんだのを星空に向かって打ち上げたような心境です。
た~ま~や~パチパチパチ!!(拍手)
お話自体はごく単純。
ここに、いまにも定年退職(?)する胸毛モフモフの殺し屋がいたとしましょう。
しかし約束の高額退職金を払いたくない雇用主。
だったら退職金の受け取り主を消しちゃえばイイんじゃね?幸いウチには若い殺し屋がいることだし、ミッションを与えて4人ぐらい放っとこう。というやつです。
全く、ブラックにもホドがございますよね。
払うだけ払わせられて、もらえる年頃には死んでそう、みたいな昨今の日本の年金事情がつい頭をかすめましたが。
ともかく、そんな仕事を請け負う若い殺し屋どもも殺し屋どもです。オメーラだって、いずれ引退する日が来るのよ。
まぁ、その日まで若造めらが生きてればの話です。
大体、裏社会映画の定番として、マッツとキアヌだけは怒らせんなよ、ってのは津々浦々周知の事実。
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推しポイント
そりゃぁもうマッツ・ミケルセンに尽きましょう。
そもそもPVで高名なアカーランド監督が、マッツを撮ってくれたのです。
これはもう、押しも押されもせぬマッツプロモーション映画ということで間違いないと思います。
このファンサービスの圧の強さは、最強ケルヒャーもかなうまい。
モフモフマッツ、尻マッツ、眼帯マッツ、拷問痛マッツ、ズバババ最強マッツ、涙ポロリマッツ、と各種鼻血ポイントが目白押しです!!
そして、マッツの魅力を脇から支える、あきれたキャスト陣でございますよ。
ネトフリ作品のせいなのか、アカーランド監督みはややおとなしいんですが、キャラの造形の楽しさは、バッチリ健在でございます。
マッツファン以外だと、なんだこりゃ的な感想を抱かれる諸子も多かろうとは思うんですが、少なくともジョニー・ノックスビルとマット・ルーカスのあの世行きシーンはサイコーですから見ておくれ。
蛇足
ただ、アタイ的にも、多少の禁忌はございます。
ぶっちゃけもう殺し屋に、ワンコを飼わせるなと叫びたい。
そうです、いくら直接描写がなくとも、あのエピソードはさすがに「エエエエ?」と血の気が引いたよ。
さらにマッツが「過去に犬を飼ってた。」とかほざくシーンは本来笑うトコなのでしょうが断固として笑えず「え、アタイの心、狭すぎ・・?」と困惑。
あと、ジュリアン・リッチングスとティルダ・スウィントンって似てませんかね?
ちょっとジュリアン・リッチングスの「白い魔女」とか「ガブリエル様」とか見てみたいことないですか?
ティルダ様のサスペリア3役の評判を耳にしつつ、案外二人の仕事ぶりに共通点すら見出せますし、ちょっとぐらい入れ替わっても誰も気づかないんじゃ・・・って思いますよね?
え、どうでもいい?そ、そうか・・・。
↓唐突ですがアカーランド監督作をプチ布教。
もちろん万人向けとは申しませんが、人間、たまには魔が差したりするものです。
「ポーラー狙われた暗殺者」データ
- Polar(アメリカ、ドイツ)2019年
監督
- ジョナス・アカーランド
出演
- マッツ・ミケルセン(ブラック・カイザーことダンカン・ヴィズラ)
- ヴァネッサ・ハジェンズ(カミール)
- キャサリン・ウィニック(ヴィヴィアン)
- マット・ルーカス(ミスター・ブルート)
- フェイ・レン(ヒルデ)
- ルビィ・O・フィー(シンディ)
- ジョシュ・クラダズ(アレクセイ)
- アンソニー・グラント(ファクンド)
- リチャード・ドレイファス(ポーター)
- Ayisha Issa(ジャズミン)
- ロバート・マレット(カール)
- インガ・カドラネル(レジーナ)
- ペドロ・ミゲル・アルセ(ペドロ・ゴンザレス)
- ジョニー・ノックスヴィル (マイケル・グリーン)
- ジュリアン・リッチングス(Lomas)