ミーハーdeCINEMA

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『映画』ゾンビ革命-フアン・オブ・ザ・デッド-(2011)

Juan of the Dead/アレハンドロ・ブルゲス

ゾンビ革命-フアン・オブ・ザ・デッド-

目次

キューバ発ゾンビ映画!おっもしろ~~い!

 

オープニング。
三角イカダにて漂流者のごとく海に浮かぶ、色黒のオヤジ。
「ゾンビ映画」を日常的に見ているアタイにしてみれば、海にシットリ浸されたのんきな足は、どう考えてもサメかゾンビに食いちぎられるフラグ。
しかしまもなく、そんな平和な予定調和に、思いもよらぬ亀裂が。

え?え?いまフアンって言った?!!!このおじさんの名前?フアン?うそ?題名の?題名の?マジ?
てことはつつつまり、このおじさんが主役か!!!?そうなのか?ランニングにバミューダパンツの、むっさ苦しいこのおじさんが、ゾンビをなぎ倒して生き残るヒト?
AKBで言うなら、サシコとかまゆゆ(他のメンバーしらん)あたりの中央ポジション?
まさかね~。でも、まさしくそうなのであった。

 

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たぶん、客観的に満場一致で、むっさ苦しいおじさんでしかないフアン。
ただね、すごくスタイルがいいんです。
ランニングいっちょですったもんだする人々カテゴリの中では、最もカモシカに近い美しさがある。
もちろん毛も生えてるよ!

そして、アホ面下げた相棒のラザロ。

丸い腹の中央にアクセントとして君臨するヘソと、ハミ出た何かがチャームポイント。
なのに意外や、ラザロの息子はDNAの間違いレベルの、超イケメン担当で、ちなみに名前はカリフォルニア(笑)。んもー、なんてふざけた親子なんだ。

 

ともかくよ、フアンとラザロ
ぶっちゃけ、このコンビに比べたら、ショーン(サイモン・ペグ)とエド(ニック・フロスト)の二人なんか、はるかにお品がおよろしかった気がしてきます。
あと、フアンとラザロを囲む、オネエあり、マッチョありの、能天気ヒーローたち。下品でテキトーでたくましく、すわ、ゾンビ化?という事態でさえ、精神的な救いなどは求めない、無敵のオバカ。
ゲラゲラ、そら~強いはずだわ!

まぁ、べつに一生見なくてもこと足りる、行儀の悪いボンクラ映画です。
けど最後に、フアンが世紀の男前に見える!という、思いもよらないトラップが!!!
そしてこれを見終わったあと、セックス・ピストルズのCDを、ひっぱりださずにいられない。
なんかわかんないけど、頑張れ、キューバ!!

ともかく、地震だの大雨だの、自然の怖さを実感してる昨今、まんざら、ご近所にゾンビが溢れないとも限らないけど、その時戦う武器として、オールは必ずインプットしときましょう。
アタイ的には、下手なチェーンソーよりいい仕事するかも、とにらんでいます。
平和な時には船もこげるし、頑張ればしゃもじ代わりに使えなくもないかもよ!

 

2015年9月

 

ゾンビ革命-フアン・オブ・ザ・デッド- [DVD]

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「ゾンビ革命-フアン・オブ・ザ・デッド-」データ

Juan of the Dead (2011年) スペイン/キューバ

監督

  • アレハンドロ・ブルゲス

出演

  • アレクシス・ディアス・デ・ビジェガス (Juan)
  • ホルヘ・モリーナ (Lazaro)
  • アンドレア・ドゥーロ (Camila)
  • アンドロス・ペルゴリーア (Vladi California)
  • ハス・ビラ (La China)
  • エリエセル・ラミレス (El Primo)
  • アントニオ・デチェント (Father Jones)