今週のお題「残暑を乗り切る」
ありゃっ!お題期間に間に合わなかった?まぁいいか。
本当は背筋ヒンヤリ、ミーハー厳選、残暑向きホラー10選!
・・・・とかにしようかと思ったんだけど、ホラーは意外と暑苦しいです。
一旦夏の終わりと見せかけて、再度盛り返す性悪な残暑によって、グッタリ疲れ果てるであろう我々の体に今必要なのは、カンフル剤ではなく湿布なのです、かき氷でなくちょっと冷えたオカユなのです。
映画で言えば、やっぱ美形の映画が効くでしょう。効くんだってば。
アザーズ(2001)
世にも美しい心霊もの。
濃霧たちこめる古めかしい屋敷を訪れた、謎の来訪者3人。
美しい女主人は、3人をナニーと庭師とメイドとして雇います。
屋敷には独特のルールがありました。
グレースの子供たちは光アレルギーを患っているために、部屋に日光が入らないよう細心の注意を払いながら、ランプの灯りを頼りに生活しています。
そんな、「ぜったい何か出るやろ!!」としか思えない怪しい屋敷でございますので、案の定実像のないなにかの気配、さらに泣き声や物音に悩まされはじめます。
誰かがいる、と娘のアンが言うけれど、母のグレースは逆ギレ。
けどまぁ、もちろん徐々に真実が明かされていきます。
ぶっちゃけこの屋敷では、生者と死者がお互いの気配を感じながら、それぞれ暮らしているんですよね。
生者は死者を恐れ、死者は生者を恐れながら・・・。
納涼ポイントその1は、屋敷の女主人グレース(ニコール・キッドマン)の、この世のものとは思えない美しさ。
特に殆どニコリともしない凍りついた表情は、万人の背筋をヒンヤリさせること間違いなしです。
納涼ポイントその2は、子供たちの運命のやるせなさ。
グレースは落ち着くところに落ち着いたのかなと思うけど、子供たちは光を浴びる毎日を得たとはいえ、大人の感情に翻弄された挙句がんじがらめの時間に閉じ込められて・・・あまりにもむごくて背筋が凍る。
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フェノミナ(1984)
若き日のジェニファー・コネリーが可愛すぎる最高のホラーです。
プールのシーンで、見てるこっちも背筋ぐっしょり!!
発汗冷却法として、残暑にこそおすすめできます。
レッツ、フェノミナ!!
闇のバイブル 聖少女の詩(1970)
なんともシュールでヤバすぎる、チェコ発美少女映画です。
少女の体が変化するとき、とめどなくあふれるイメージの洪水みたいな・・・・。
まぁ、少女の思春期とは強烈なものよなぁ・・・と、エンドロール後、めくるめく思いと共に遠くを見ることになるでしょう・・・。
ともかくアタイの語彙力ではとても言い表せませんし、見ていただくしかないと思います。
すみずみまで毒がいきわたっているような、病み付きになる美しさです。
個人的に、クールビューティー枠は、少女の「おばあさん」でございます。
最初からまっ白けで美しいんですが、ヴァンパイア化した時がまたいい感じです。
納涼ポイントは、私の中の満場一致で、ブタの丸焼きを食らうお嬢さんです。
また、主人公の火あぶりシーンでちょっと汗がでますので、体温のアップダウンによる自律神経を鍛える効果も期待できると思います。
その他の納涼クールビューティー
「ぼくのエリ200歳の少女(2008)」とか、死体がクールな「赤い手帳(2011)」とかの北欧ものも美しくて涼しいと思うんですが、今日は力尽きたので、それはまたの機会に。