三生三世十里桃花
目次
ご報告
これはですね・・・。
中華神仙ファンタジーラブロマンス大河ドラマでございます。
ええ、アタイね、ラブロマンス最近いけるようになったんです。
昨今の中華古装ドラマを見ようと思ったら避けては通れない道ですので・・・。
そもそもアタイにとって中華神仙ファンタジー自体は昔から好きな分野。
とくに封神演義など子供時代にむさぼり読んだものでございます。
そんな申公豹とか妲己とか普通にいそうなワールドで、神様やら神獣やらがバトルしたり酒を飲んだり痴話ゲンカしたりするんですよ。
死体を盗んで何万年も隠しぬいたりするんですよ。
何度でも言うが、今の中国には尽きせぬネタと人材とおカネがあります。
アタイとしては砂糖とはちみつをガッツリ煮詰めたようなロマンスもコミコミで「このドラマサイコーやないか」という結論まで到達することに成功しましたので、ここにご報告いたします。
注意点
まぁ、ファンタジーの実写化となりますと、のっけから独特すぎる中国センスがまず第一のハードルかと思われます。
このハードルを越えるには、脳筋を鍛えるしかございません。
そもそも中国時代劇は慣れを要するお約束が多いし長いしで、見る前の準備運動が欠かせないんですが、なかでも特にファンタジーは神々の中身が狐だったり龍だったりするわけです。
何が言いたいかというと、CGやアクション部分の開き直りが強烈です。
ロマンス部分は、見てるこっちが途方に暮れるぐらいベタベタです。
展開は強引で、初期症状として3分おきにつっこまずにいられなくなるでしょう。
あと登場人物の多さがハンパないです。
けれども人物紹介や状況説明がほぼセリフで行われますし心の声までダダモレですので、どんなに複雑な状況でもアタイたち迷子になる心配がございません。
つまり安心して画面に没頭できます。
確かに、主に序盤まだ中華抗体のできていないチャレンジャーは、ひとり、またひとりとこころざし半ばで倒れてゆくかもしれません。
しかしそんな数多の屍を乗り越えた選ばれし勇者こそが、余暇を全て注ぎ込むほどにのめり込み、制御不能の号泣フィナーレをむかえられるのです。
ぶっちゃけ、入り口は狭いけど慣れたらめくるめくパラダイスよ、カモン中国ドラマ沼!!
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あらすじ
九尾の狐の女帝と龍の王子が数多のトラップをクリアして、最終的にめでたしめでたし。
と、あらすじにすると一行ですが、この一行を7万年ほどシロップにつけて10万年ほど嵐の中でフルパワーシェイクするような怒涛の58話でございました。
ミーハーのキャッキャ
スポ根ならぬロマ根ですよね。
そんなにひどい目にあわなくても・・・ってぐらい、残酷なトラップのテンコ盛りです。
主人公は、ロマンス界の星飛雄馬であり、鮎原こずえなのであります。
そんでもって、やぱし中国!!さすが大陸!!いろんな意味でスケールがデッカイ。
ファンタジーという分野においても、荒唐無稽という言葉が裸足で逃げ出しそうな果てしなき想像力のパワーを実感します。
視聴者としてはちょくちょく包容力を試されるようなデザイン(主に天君と擎蒼のビジュアルとか)の攻撃を食らわされたりするものの、見ているうちにマジ慣れます。
今ではアタイも、皿や蓋が乗ってないヘアスタイルでは物足りないまでになりました。
ちなみに擎蒼さんは武器がいいですよね、武器が。
ほらあの斧みたいなやつ。
そして、若手俳優が美形揃いで豪華!
主演のヤン・ミー、マーク・チャオの素晴らしさはもちろんのこと、ヤン・ミー組のディリラバとかチャン・ビンビンとか今をときめく美形ずらりで、眼福による脳内ホルモン増加がとまりません・・・。
ちなみにアタイのオキニはリウ・ルイリンとリー・ドンホンです・・・ハァァ連宋さまのお扇子でパタパタされたい・・・。
凄いのは、そんなオールスターそれぞれに見せ場があって、58話中ビタ1話も退屈しなかったという事実。
「途中ダレる」は中国ドラマのお約束みたいなもんだけど、それが全くないんです。
さらに、古装によるアクションの華麗さたるや!!
キャラの個性に合った衣装が夢のように美しいのはいわずもがな(一部二度見する衣装もあるけど)。
俳優さんたちの見事な袖さばき裾さばきに見とれる上、ワイヤーアクション、以前より確実に進化してる!
以前のアイドルアクションは決めポーズだけが浮いている印象があったけど、裾やら袖やら大きくはためかせて宙を舞う戦闘シーンまじカッコよすぎて息を呑みます。
あと、キャラが深手を負ったりした時、ほぼ100%口から血を吐くんです。
それよそれ!!
乙女の好物をわかってますよね!
ミーハーのギモン
墨淵師匠の頭に乗ってる蓋・・・じゃなくて兜、どうやって固定しているんだろう。
いやヒモで結んでいるだけじゃ安定しませんよね?カツラごと固定ですかね?
動きの激しい戦闘シーンで、いつこいつがもげるのかと気が気じゃなかったの私だけ?
あと、神仙のレベルアップシステム・・・天劫のアバウトな設定・・・いやいや、何も言いますまい。
司音パート
崑崙虚のパートは、墨淵上神の弟子たちの白い衣装が最高でしたー。
あの衣装を着た弟子たちがずらりと並ぶシーンはまじウットリと夢心地。
そんで、崑崙虚で神器、玉清崑崙扇に選ばれる司音!!ドラマチック。
乙女のハートがときめきます。
つーか、墨淵武神は司音にはあんなに優しいのに、瑶光上神に対して冷たすぎ!!
それが司音目線の萌えポイントとして設置されてるのはわかるけど、司音ほどの特別待遇を受けた経験のない、いち「その他大勢」の目で見れば、また感想が変化します。
あと司音の顔マネをして離鏡を寝取る玄女!!
勝ち取りたい男を前に自分の顔で勝負しないのゆがんでる!!
つーか自らすすんで司音の身代わり以下になるような真似しなくてもいいじゃないの!
※あっ素錦が素綿になってる!!とか思いましたか?素錦はいじわるなので、このカットでは綿に格下げしてみました・・・。
もちろんウソです、ただの誤字です素錦さんゴメン。(直せよ!)
ま、まぁもちろん玄女はむかつきます。
けど仮にも手を出して娶るハメになったのに、司音に未練タラタラの離鏡が玄女を足蹴にするシーンはサイテー。
さらにそんなダメ離鏡がやたら色っぽいのがむかつく~~!!
でもまぁ主役が特別待遇なの当然、あとは全員引き立て役よ(キッパリ)ってことですかね、中国ドラマ容赦ないです・・・。
素素パート
それから七万年が過ぎました。
とか、あっさりと過ぎる年月が男前すぎるのがよろしいですね。
それはともかく記憶をなくし、人間として暮らす白浅(素素)と夜華のロマンスが嬉しはずかし胸キュンキュンキュンです。
思うに、素素にだけ見せる夜華の微笑み!!
破壊力がハンパないです!
素素をすごく慈しんでいるのがガンガン伝わるラブラブシーンの色っぽさ!!
なのに天界に行ってから、どんどん不幸になっていく二人!!
天界って、頭コチコチだしイジメはエグイしヘイトはきついし!!
ぶっちゃけ翼界のほうがはるかに暮らしやすそうです。
チャンビンビンの入浴シーンとか、サービスもいいしな。
そんな中で人間界から連れてこられた素素がけなげにがんばってんのに、こじれにこじれた夜華の思いやりが逆効果すぎて、お前アホかとじれったいです。
あっ、それはそうと、少辛のエピソードは良かったですね!
主役級のキャラがほぼ生まれながらに高貴な身分だったのに対して、一介の巴蛇が一所懸命頑張って、やっと人型になれたとかけなげすぎてガチで泣けます。
やっぱこのドラマのキモは、小仙 から上神に至るまで、中身が可愛い動物だったり植物だったりするとこなのかも知れません。
白浅パート
青丘に戻った白浅の美しさに息を呑むパートでした。
まぁ2万歳とかはまだまだヒヨコだってんだから、9万歳の年の差カップルと言ってもたいしたことなさそうに思うんですが、やっぱ年の差を気にしてる白浅が可愛い。
ラストは、そんなこったろうと予測したにもかかわらず、バスタオル抱えて号泣しました。
こんなに人の恋路を応援したのははじめてです。
マジ今後は何万年も、みんなで仲むつまじく酔っ払って機嫌よく過ごしてほしいです。
ワンス・アポン・ア・タイム 闘神
ちなみにこのお話は映画バージョンもあります。
また一味違った白浅と夜華の魅力!!
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「永遠の桃花~三生三世~」データ
- 三生三世十里桃花(2017)
個人的に中華ファンタジーのベスト10に間違いなく入れます。
あと、NETFLIXでは「エターナルラブ 三生三世」として配信されていますけど、日本語訳が良くないので、他のサービスで見たほうが良いと思います。
キャスト
- ヤン・ミー(楊冪) 司音上仙&素素&白浅上神
- マーク・チャオ(趙又廷) 夜華&墨淵上神
- チャン・ビンビン(張彬彬) 離鏡
- ファン・モンイン(黄梦莹) 素錦
- アラン・ユー(于朦朧) 白真上神
- ケン・チャン(張智堯) 折顔上神
- ガオ・ウェイグァン(高偉光) 東華帝君
- ディリラバ(迪麗熱巴) 白鳳九
- リウ・ルイリン(劉芮麟)子闌
- ライ・イー(賴藝) 疊風
- チャン・ファ(張赫) 令羽
- ソン・ハイシェ(宋海頡) 長衫
- リー・シンイー(李芯逸) 瑶光上神
- ジュ・シュダン(祝緒丹) 玄女
- ジャン・カイ(蒋愷) 天君
- ワン・シャォ(王驍) 司命星君
- リー・ドンホン(李東恒)連宋
- チャン・ヨウハオ(張宥浩)迷谷
- チャン・ランイー(張冉怡)辛奴
- レン・イーミン(連奕名) 擎蒼
- ダイ・スー(代斯) 胭脂