ミーハーdeCINEMA

ミーハーが映画やドラマを見てはあれこれとつぶやいてます。

『映画』オリヴィエ・オリヴィエ(1992)

OLIVIER, OLIVIER/アグニェシュカ・ホランド

溺愛していた息子の失踪から六年。
失意の母の前に、わが息子オリヴィエと名乗る少年(グレゴワール・コラン)が現れます。
果たして彼は、本物のオリヴィエなのか?

オリヴィエ・オリヴィエ

目次

感想

2人の子供を持ちながら、ただオリヴィエを溺愛してしまう母。
画面から、母のまなざしを渇望する、娘の寂しさが痛いほど押し寄せてきて、なんでだよ~~!いいから早よ娘を抱きしめなよ!!ってなりました。

ギリギリのバランスで機能している家族だから、日常なのに妙に張り詰めていて、息が苦しくなるんですよね。
自分の心さえ自分の思い通りに動かせない、人間の感情のやりきれなさ。
きっと、そういうものを描いているんだろうと思うんですけど・・・。

 

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ところが、溺愛していた息子オリヴィエが突然失踪するんですよ!!!
そら、母は失意のズンドコに落ちますよねぇ。

そこで、どうなると思います?
なんと、父親が逃げやがる!!

なにやってんだよコラーーー!そこ、支えるとこだろ~~~っ!!とじれったくてムズムズします。

まったくもう、父親も、母親も、あんたら子供か!!
ぶっちゃけ、このドラマでいちばん大人なのって、娘なんじゃないのかなぁ。


ともかく、それでもオリヴィエ失踪から6年という時が流れ。

それぞれが、腫れ物に触れず歳月を重ね、それなりに揺れがおさまっていた親子のもとに、なんと、オリヴィエが帰ってくる!!

そして、彼が本物という決め手のないまま、家族は再び、ぎこちない暮らしをはじめるんです。
逃げたはずの父親もしれっと帰ってきて、帰ってきたオリヴィエを軸として、家族関係は痛みを伴いながらも、もう一皮むけようとしていた・・・・・。

オリヴィエ・オリヴィエ


いやいや、全くもってハードな映画でありました。
ハードで、かつ繊細な描写、もしかして、アタイの感受性が試されてる?
たぶんアタイの感受性は、性能にやや問題があるんですけど、ジンジンしたりジリジリしたりシクシクしたり、かなーり忙しかったことだけは確かです。

 

なんせ、愛を破壊するセックス、あれは怖い。
そして禁断かもしれないセックス、あれも怖い。
登場人物それぞれが、抱えている後ろめたさもつらいよね。

 

謎の向こうに角度を変えて見え隠れする、人という生き物。
その底知れなさに惹きつけられる。
姉の心情を考えれば、「ええ?」と一度は驚く超能力ネタですら、だんだん自然に思えてこなくもないし。
そして、最後に、オリヴィエ失踪の真相が暴かれて、とても複雑な気持ちになります。

 

うん!
こういう気持ちにさせてくれるのは、アタイ的にはいい映画!
コランが出てなかったら見てなかったかもしれないから、コランのファンで良かった。

 

コランの魅力

なんといっても、うさんくさくて、ちょっと崩れた気だるげなコランの色気が最高です!!
成長の途中の、アンバランスで危うい感じが、映画の内容に大ビンゴ!
アタイは、アタイは、コランがニッと笑う時の顔が好きだ~~~~っっ。
あの、謎めいた微笑が、物語の深みを、めっちゃバックアップしてるしな。

 

ワンポイント・アドバイス

えーーー、コランファンにとっては、とっても貴重なお宝映画!
ただし、話の内容が重くつらい上、みんなボソボソ喋るので、人によっては子守唄のように聞こえることも、な、な、ないとは言い切れませんのです……。

よって、鑑賞時にワイングラスを傾けながら……などというスタイルは危ないです。
映画の途中に、睡魔にたぶらかされぬよう、なにがなんでもドリンクはネットリと糸をひくほど濃いめのコーヒー、つまみはキムチのハバネロまぶし、オプションとしてマブタに塗るためのメンソレータムをポッケにいれて、寝ない、と神様に誓ってから見よう!
めでたくラストまで起きてさえいれば、「ジュテーム、コラン!!」と眠れぬ夜がイヤでも続くので、鑑賞直後のワインは可。

 

「オリヴィエ・オリヴィエ」データ

OLIVIER, OLIVIER 1992年 フランス

監督

  • アグニェシュカ・ホランド

出演

  • グレゴワール・コラン
  • ブリジット・ルアン
  • フランソワ・クリュゼ
  • マリナ・ゴロヴィーヌ
  • フェイユ・ガトー
  • エマニュエル・モロゾフ

『映画』えびボクサー(2002)

Crust/マーク・ロック

えびボクサー

目次

戦うシャコのハリボテ、ミスターC

チラシの写真はいかにもエビ。
プリプリプリっと、わりかし美味そう!!
けど、ホンモノ(?)の、動くえびボクサー(ミスターC)は、なんだか模型だったのだった。

つーか、正式名称、巨大カマキリエビ??ってイコール、外見から判断してストレートに言わせてもらうと、フジツボ背負ったシャコのハリボテ??
か、か、看板に偽り?ジャロってなんジャロ?
か、か、か、観客をバカにすんなーー!……じゃ、なくて、そのハリボテが

か、か、か、かわいーい!!!んです……しかも相当(困)。

ファイトでバコン!と唐突な、敵の張り倒し方も、モサササササ……という微妙に俊足な移動ぶりも、ゴボゴボゴボとくつろぐ様も、何はさておきラブリー。
そんなミスターCの、もの言いたげな瞳にウルウルと見つめられると、そりゃー長すぎる孤独が身にシみる!なんてビルのいきなりな台詞も、わかる、わかっちゃうんですよね、これがまた!!!文句?ないない!

 

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感想

アタイ、テレビで見たんだけど、シャコのパンチって凄いんですよね。
その、シャコの体長が2mもあるとなれば、そりゃボクサーとして鍛えたら、ものすごい看板ファイターになるって決まっているもん。
ボクサー崩れのダメ中年が、一旗あげることをもくろんで、巨大シャコに目をつけたのは、力いっぱい正しいと思う!

あとはそんなエビ(シャコ)の世話をするうちに、情が移っていく展開で、当然アタイも感情移入。もしかして、ちょっといい映画なんじゃない?と気が迷う。

え?ちょっといい映画?待って待って。

B級しかもエビですよね?
ぶっちゃけ抱腹と絶倒ギャグで全てをなぎ倒すような展開を、アタイ期待してたんじゃなかったっけ?

ところが蓋を開けてみれば、いわゆる寅さんカテゴリー。
これって、言うなれば、ターメリック抜きのカレーのような?PTAの都合でフォークダンスに明け暮れる運動会のような?コンニャクで作った、ベジタリアン仕様のステーキみたいな?

そんな気の抜けた映画、ってことでいいんですよね?

ここはアタイ、期待はずれで暴れるべきなの?

けど、顔面神経が勝手に、アタイをニコちゃん面に仕立て上げてしまったのだ。何はさておき、ハレルヤおめでたい。
何を目指しているかは不明の、下品なネタに向かって、のほほんと、雅に笑っているうち、 愛がモッコリ盛り上るんです。
ささやかに、夢で巨大寿司に襲われる程度には、影響受けてるかもしれませぬ。

というわけで、ただひたすらにエビの愛らしさに和む自分を、許します。

 

宣伝の仕方も間違ってるよ。
『イギリスでは動物愛護団体からエビを虐待しているとのクレームがつき、 上映禁止になった』 ってことなんだけど、んじゃ、いきなり張り倒されたサメの立場は?って反論するよね。
しかしその宣伝効果のなさまでもが、激しく愛らしく思えてしまう。

カミングアウトさせてもらうと、アタイはこの映画が相当好きだ!

 

2004年2月

  

えびボクサー [DVD]

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「えびボクサー」データ

Crust 2002年 イギリス

youtu.be

監督

  • マーク・ロック

出演

  • ケヴィン・マクナリー
  • ペリー・フィッツパトリック
  • ルイーズ・マーデンボロー
  • マドハブ・シャマ

『映画』鴛鴦歌合戦(1939)

鴛鴦歌合戦/マキノ正博

鴛鴦歌合戦

目次

現代にも色あせない楽しさ

いやぁ、すごいなあ。
噂には聞いていたけど、これほど吹っ切れた映画だとは。

そもそもこれは、「日本で最初のオペレッタ映画」とか、「たった4日ででっちあげた作品」とか、伝説級の風の噂を聞きつけながらも、なかなか実物に巡り会うチャンスのない、幻の映画だったのです。
手に入らぬゆえに募る複雑な思慕の情。 ……がクライマックスに達そうかというまさにその時。

まるでハリーポッターの梟郵便のように、不思議な経路で私の手元に降ってわいたのです。時忘れもしない11月17日。
アタイについての、WEB上の最小限の情報で、プレゼントしてくれようとした人もすごいし、住所も名前も不完全な宛名で、我が家まで届けてくれた郵便屋さんもすごい。

念ずれば叶う!ということってあるんだなぁ。
本当にありがとうございました。

……ってまぁ、入手経路はともかく、映画の話ね。

 

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これはー……たぶん主役は千恵蔵ちゃんなんだと思うけど、実際は誰が主役でも困らんことだし、まぁいいかという感じです。
当の千恵蔵さんも、そんなふうに思ってるカンジです。

実際、キャストの豪華さには強烈なものがあって、ディック・ミネ扮するバカトノが、主役だと言われても、満場一致で納得しそう。

しかしバカトノよりも礼三郎(千恵蔵)よりも狂斉(志村喬)よりも、ダントツ抜きんでている「お春ちゃん(市川春代)」の魅力が強烈!!

もうね、お春ちゃんキャラからは、脳天から足の裏までビビビと稲妻が突き抜けるような、カルチャーショックを受けました。
いやはや困った、お春ちゃんカワイイ。
直球でカワイイんです。

お春ちゃんのかわいさにのぼせるあまり、脳卒中起こしそうなレベルです。
ときめくあまり、心筋梗塞も併発しそうなぐらいカワイイ。

気が強くてヤキモチ焼きで、鼻の奥から甘えた声(音?)で、「ンモー、知らないっ」なんちゃってクネっとスネる、そのしぐさ!
1歩まちがえば鼻持ちならないふくろ叩きもののキャラクターなんだけど、それが死ぬほどノープロブレム、つーかむしろブラボーでエクセレントでハレルヤなんです。

 

実際、アタイがあんな仕草を真似たとしたら、総スカンを食らうか、総スカンク小屋に入れられるか、鏡張りの隔離病棟に入れられて、気が狂うまで、出してもらえないに違いないです。
でもお春ちゃんがあれをやると、マジカワイイのなんのって、鼻の下が伸びまくる。
ああお春ちゃん、結婚して!!などと、思わずウワゴトを言ってしまう!恐るべし市川春代!!

はあはあ。

……と、恐るべしな市川春代に尽きる映画だと思うけど、もちろんそれだけじゃございませんよね。

たとえば片岡千恵蔵ちゃん!
ただの大岡越前のおとっつぁんだと思っていたら大間違い。
歌うんだもん、大岡越前のおとっつぁんが(大岡越前の父から離れられないアタイ)!! 

しかも筋金入りに貧乏人が好きで、金持ちが嫌いという、それもどうなん?とツッコメるキャラなのです。
いや、ここのところをあなどってはいけません。アメリカ人ならともかく、ワビサビな日本人にとっては、このキャラは反則すぎるんじゃないのかなぁ。
おかげでラストでわたくしは、ツッコムどころか、ひっくり返って大笑いするハメに。

 

映画自体の内容は、スカっと単純明快なんだけど、お話の、脇を固める歌と番傘が圧巻すぎて、白黒映画なのに、天然色のごとき盛り上がり。 
にわかにサササと作り上げたという伝説の映画なだけに邪魔なウンチクはなにもなし。

けど一方で、骨董あつめが趣味の志村喬が茶碗に寄せる歌なんかは、セツ!としみる、しみまくる。

ともかく、笑ったり唖然としたり沁みたりしながら、番傘で目玉ぐるぐる回しているうちに、あれよあれよの大円団!
いやもう、ホント、なによこれ!!!
暗い世相のあの時代に、こんなノーテンキ映画を撮れる、マキノ監督って凄い人だなぁと心底ひれ伏してしまいまし!! た!!

結論、せっかくシモフリな腹筋がチャームポイントだったのに、笑いすぎで腹筋が割れちゃいそうで大変だった映画。

 

▼HDリマスター版が出てるなんて、いい時代になったよね!

 

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「鴛鴦歌合戦」データ

鴛鴦(おしどり)歌合戦  日本 1939 年

監督

  • マキノ正博

出演

  • 片岡千恵蔵
  • 香川良介
  • 志村喬
  • 遠山満
  • 尾上華丈
  • 石川秀道
  • 市川春代
  • 服部富子
  • ディック・ミネ

ヴァン・ヘルシング

Van Helsing(2004)スティーヴン・ソマーズ

ヴァン・ヘルシング

リチャード・ロクスバーグのドラキュラが濃い!

むー。
最初はんむむ?「シュレックだっけ?」と見まごうほどの、お子さま向けアニメ。つーか子供だまし?って、子供に失礼?だってスチームボーイあたりが標準の、イマドキの子供は、もぅ騙されないよね。
確かに映像はハデだけど、肝心の動きが雑なんだもん!!!

そして、ぶっちゃけリーグオブレジェンドか?と見まごうハイド。
アングルの切り替わり方とかスピード感とか、見せ方のセンスとか怪しいバカバカしさなんかが、テンションをあげてくれる分、なおのこと些細な手抜きが残念な気持ち。

でもよくよく考えたらこの映画、監督がスティーブン・ソマーズさんだっけ!あ~~、そうなんだ~~。

 

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ソマーズ監督の映画なら、なにはさておき身を乗り出して、ジェットコースターな成り行きをキャーとかヒーとか楽しんで、エンドロールを見送ったあとは、さっぱりとリフレッシュ、というお作法が、この世で最も正しいはず!!
たぶん2も出そうだけど、それで全然大丈夫。
その時は1のあらすじを、わずか1行思い出せばいいだけ。

「そおいえば、子孫繁栄に燃えるドラキュラを退治する話があったっけ~~」と。
っつーか、やっぱ、その一行すら思い出す必要ないぐらいじゃない?

ヘンに知識を仕込んでおくと、「なんだこれはっっ!!」って眉間にシワが寄ることになって、美容にもよくなさそうだし、ジャンル的にも、頭がカラッポなほど、無邪気に楽しめるのは間違いないと思います。

ただ、カラッポすぎるとたまにウルヴァリンな副作用が出てくるけど、そっちはべつに大きな障害じゃないよね!


たとえば、 スキヤキと思って食ったナベにサバが入ってた!と思えば頭沸騰もするけど、はじめから闇ナベかごった煮とでも思えば、サバだろーがタコだろーがゾウリだろーが、入れば入ってるほど嬉しいもんだし!!
実際、プハっと笑える小ネタが多くて、こういうサービスの鍋なんだ、と思えるから、決してキライな映画ではないのです。

 

ともかく、内容は結構無茶苦茶で大雑把。でも、ドラキュラの花嫁の筋肉質な羽とか、パコン!と変わり観音開きな、フランケンシュタインの頭部とか、妙なところに神経が集中してるのが楽しくて、思わず目が細まるほどいとおしいです。

正体に変身しちゃったドラキュラの髪型なんか、「あたしんち」のおかあさんかと思ったし!!!やっぱ、あのシリアスキャラにあるまじき生え際を見てしまった今となっては、ドラキュラにもいろいろ苦労があるかも!!などと、親しみと同情を感じずにはいられない。

しかもドラキュラがロクスバーグ様で子宝ネタだからなぁ・・・プププププ。い、い、いかん。やっぱオモシロすぎるワ・・・。

ただ、関係ないけど、私はケイト・ベッキンセール(アナ)だけは、苦手なのです。走る姿はめちゃめちゃカッコいい!と思えなくもないんだけど、いざ王女と言われると、ちょっと苦しくなってしまう。
やっぱ、パールハーバーの後遺症は、思いのほか深手でありました。

で、最後にああなるのって、やっぱ、続編には出ないぞ!っていう伏線なの?

2004年9月

 

ヴァン・ヘルシング [Blu-ray]

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「ヴァン・ヘルシング」データ

Van Helsing 2004年 アメリカ

監督

  • スティーヴン・ソマーズ

出演

  • シュラー・ヘンズリー
  • ウィル・ケンプ
  • エレナ・アナヤ
  • シルヴィア・コロカ
  • ジョジー・マラン
  • ケヴィン・J・オコナー
  • アラン・アームストロング
  • トム・フィッシャー
  • サミュエル・ウェスト
  • リチャード・ロクスバーグ
  • デビッド・ウェンハム
  • ヒュー・ジャックマン
  • ケイト・ベッキンセール

エグゼクティブ・デシジョン

EXECUTIVE DECISION(1996)スチュワート・ベアード

内容はともかくとして!

ラット役の ジョン・レグイザモのかっこよさに尽きる映画だと思います。

てっきり二枚目かと思ってたんだよ、「スパン」のスパイダー・マイクをみるまでは!
アタイ、レグイザモって呼びにくいから、クワズイモ、クワズイモゆーてたんですけど、友達のTちゃんなどは、 カイル・マクラクラン のことを、「かえるとまくら 」と呼んでいたことが発覚しまして、まだ私の方が良心的だ!と一安心。うん、どうでもいいっすね。

 

とにかく、黒装束がジョンにめっちゃ似合ってて、一気にファンになりました。
あれよね、黒装束とゆうのはやはり、黒髪でちょっと暗い表情の、スリム(ただし筋肉つき)な人が似合いますよね。

たとえば、ブルース・ウィリスなら、汗まみれのランニング以外はもう着るな!ってぐらいにトレードマークになってるように、ジョンには黒装束以外、もう着せちゃアカン。

俳優業が行き詰っても、見かけでハッタリかましちゃえば、忍者に転職できると思う!

 

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さて、本題とゆーか、今ではすっかり有名なあのシーン。
自信満々に現れて、早々と吹っ飛んでいくあのハナクソに(アタイ@セガールも好き、ホントホント)、嫌 な上司の顔なんぞ貼り付ければ、もうストレス解消まちがいなしではないのでしょうか。
ホメオパシー&フラシーボとりまぜれば、下手なハリや整体よりキくかも。

 

で、どんな内容だったっけ? 

 

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 「エグゼクティブ・デシジョン」データ

EXECUTIVE DECISION  1996年 アメリカ

監督

  • スチュワート・ベアード

出演

  • カート・ラッセル
  • ハル・ベリー
  • ジョン・レグイザモ
  • オリヴァー・プラット
  • スティーヴン・セガール

X-MEN ファイナル ディシジョン

X-MEN: THE LAST STAND(2006)ブレット・ラトナー

マグニートーさんがヒドい・・・・

X-MEN ファイナル ディシジョン

実はアタイ、映画を「滑り込みスレスレ」で見るという習慣がなかなか治らないんですよね。
浮世にはまだまだ科学的に解明不能な、ナゾが残っているのかも。

たぶん個人的なDNAの神秘みたいなやつだと思うんだけど。

そんなワケで今回も、開演時間をほんのちょっと過ぎていることは知っていたけど「大丈夫。まだ予告編中、予告編中。映画の神様どーぞよろしく。」と自信まんまんにオープンザドア。

ふとスクリーンを見やると、すでに子供エンジェルが血まみれになって、ハネをむしっているところでした・・・・。

ありゃ~。

この私が滑り込んで間に合わないなんて、映画の神様ったら・・・・ダメじゃん!!

 

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そんなワケで、オープニングには間に合わなかったんですけど、そのせいで内容がまったくわからん!!・・・・などということも別段なく、ハデなアクションが見どころの、筋肉質体育会系映画としてすこぶる面白かったです!!

あれよあれよとスピード感のある展開のおかげで「それで、あれはどうなっているんだっけ?」みたいな、細かいところを気にするヒマがないのはすごいラク!
なんといっても、

「ミュータントの集団なんだから、他にもナンボでも方法があるだろうに、わざわざゴールデンゲートブリッジをもいで、アルカトラズ行きの橋にしちゃった、目立ちたがりのマグニートー様」が良い~。

それに、やっぱりあのマントにあのヘルメット姿ですよね!!よじれます。もうたまらん。

マグニートーが、すっぽんぽんのミスティークをいともあっさり見捨てるシーンで「せめてマントをかけてやるのか?ここでやっと、あのふろしきマントが役に立つのか?」と期待したのは、ぜったい私だけじゃないと思う!

なのにあの役立たずなマントは、最後までサーマッケランの背中でハタハタ揺れているだけだった!!

ギャハハハ、参りました!!参ったから助けて!!笑いすぎで死ぬ!!!・・・・と三途の川をかいま見たほど、最大の指圧ポイントとなりました。

まぁ、監督が変わっちゃったせいで、微妙に前2作とは掘り下げどころが違ってるような。

なんか、アクションが忙しいぶん内面の葛藤はライトなような。
つーか、苦悩が筋肉化しちゃってる?
ヴルヴァリンの悶絶も、コレステロール控えめなあっさり系、上着は裂けてもズボンは無事!!

 

そのかわり、デフォルメの進行が深刻な髪型の問題はディープですよね。

ウルヴァリンがおむすびマン、ローグが宮川彬良に見えちゃうナドトは、とてもじゃないけどご本人には言えやしない!

 

ちなみに前回までの監督、ブライアン・シンガーは、さんざん引っ張ったウルヴァリンの過去をそのままにほったらかして、「スーパーマンリターンズ」にコロっと転んだ模様です。
サイクロップスのジェームズ・マーズデンもスーパーマンにチョイと出演しているらしいです。となるとサイクロップスのトホホな最後は、映画界の舞台裏事情が絡んでる?マーズデンさんが忙しかったとか、ラトナーさんが、「あっち行けやい」とひがんだとか、きっとそんなとこかもなぁ・・・。

 

だって、コミックでは、サイクロップスとジーンが結婚してるって言うのに(←マメ知識)、映画であの仕打ちとか、ふつうだったらやらんやろ。

でも好きですけど。原作で主役級のキャラを、ポックリあの世に送っちゃう潔さが男前。
アタイとしても、メガネを変わり果てたサイクロップスに見立てて、悲しみに暮れるゴッコとか、イガイト楽しかったしな・・・。

それにしても、アンナ・パキンちょっと老けちゃったね・・・。ハル・ベリー(40歳)の方が、見た目ずっと若くてショック!
それから、ファムケ・ヤンセンは今回すっかり妖怪だった。
けど、ふつーの美人やってるより、ずっとよく似合っててよかった~。

 

ナドナド、ミーハーのくだらない感想はいろいろあるけど、個人的に胸を貫かれたのが、エレン・ペイジの存在感です!
カワイイ。カワイすぎる。フレッシュだ!!萌えっ!ハアハア!!ハードキャンディも絶対見よう!!

ちなみに、私はエンドロール中に席を立ってしまったので、最後のオマケ映像を見てないのです。
話に聞けば、どうも、けっこうブットビなことが起こっちゃった模様。
大きな声ではいいにくいけど、映画好きの超風下に紛れ込んでる程度の私は、エンドロールを最後まで見ないことがけっこうあります。ヨコモジ苦手だし。ゴメン。

だけど、エンドロール後の映像に、本編のストーリーをくつがえすようなシーンを仕込むのは映画として反則じゃんか!とジツは激しく思ってます。
だって、あくまでもオマケでしょ?

オマケならオマケらしく、見逃しても悔しくない程度の、お遊び映像にしてほしい。見なきゃ一大事ってほどの大事な映像なら、ちゃんと本編にいれてくれ~!!オネガイっ!

それにしても、ファイナル、とかいう言葉のイメージについ翻弄されてたけど、どうも完結編というわけじゃーないみたいっすね。続きも絶対あるだろう~。まだまだ楽しみは終わらない~。

 

(2006,10月)

 

X-MEN:ファイナル ディシジョン [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

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「X-MEN ファイナル ディシジョン」データ

X-MEN: THE LAST STAND 2006年 アメリカ

監督

  • ブレット・ラトナー

出演

  • パトリック・スチュワート (チャールズ・フランシス・エグゼビア教授/プロフェッサーX)
  • ヒュー・ジャックマン(ローガン/ウルヴァリン)
  • ハル・ベリー(オロロ・マンロー/ストーム)
  • イアン・マッケラン(エリック・マグナス・レーンシャー/マグニートー)
  • ファムケ・ヤンセン(フェニックス/ジーン・グレイ)
  • アンナ・パキン(マリー・ダンキャント/ローグ)
  • ケルシー・グラマー(ヘンリー・マッコイ/プロフェッサーD/ビースト)
  • レベッカ・ローミン=ステイモス(レイヴェン・ダークホルム/ミスティーク)
  • ジェームズ・マーズデン(スコット・サマーズ/サイクロップス)
  • ショーン・アシュモア(ボビー・ドレイク/アイスマン)
  • アーロン・スタンフォード(ジョン・アルダーダイス/パイロ)
  • ヴィニー・ジョーンズ(ケイン・マルコ/ジャガーノート)
  • ベン・フォスター(ウォーレン・ワージントンIII世/エンジェル)
  • マイケル・マーフィ(ウォーレン・ワージントンII世)
  • ダニア・ラミレス(カリス )
  • エレン・ペイジ(キティ・プライド/シャドウキャット)
  • ショーレー・アグダシュル(カヴィタ・ラオ博士)
  • ジョセフ・ソマー(大統領)
  • ビル・デューク(トラスク)
  • ダニエル・クドモア(ピーター・ラスプーチン/コロッサス)
  • エリック・ディーン(マルチプル・マン)
  • キャメロン・ブライト(ジミー/リーチ)
  • オマイラ(アークライト)
  • ケン・レオン(キッド・オメガ)

ヴェニスの商人

The Merchant of Venice(2004)マイケル・ラドフォード

ヴェニスの商人 [DVD]

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シャイロックに感情移入

アタイ、シェイクスピアってよくわかんない……というかちょっと苦手なのかもしれない。
小中学校時代に流し読みしたきりなので、幼心でキャッチした印象をアップデートできてない自覚もあります。

シェイクスピアは、そもそもこれを喜劇として書いた。
しかしそれを前提に、皮肉や風刺として深読みすれば、多分人の数ほど、きりがなくなってしまいそう。
なにより、アタイには、そんな偉い人の真意を推理できるような知識も機知もナイのであ~る。
だから、まぁそういうことを抜きにして、ひとつの映画として、ごく素直にこれを見る。
でもまぁ演劇だからね~、と、自分に言い聞かせてはおく。

 

あらかじめ、身構えていたとおり、金貸しシャイロックが法廷でフルボッコされる展開では、いや~な気分を味わった。アル・パチーノの熱演に、良くも悪くも気持ちを乱される。
マイケル・ラドフォードさんは、シャイロックを極悪人として描かなかったから、この話を悲劇として表現しようとしたんだろうかなあ?そうも取れる感じだっただけに、シェイクスピアがそもそも、これを喜劇として書いたってことが、なんだかなあってなった。

同じ話でも、観客に見える範囲の、書き手の目線や意図はやはり重要だと思う。

 

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舞台は、16世紀のヴェニスなり。
ユダヤ人は、キリスト教徒からとてもひどいイジメを受けていました。
日本人として、キリスト教とはさほど大きく関わることもなく、これといった信仰もなくスクスク育った私には、キリスト教徒のユダヤ人に対する感情に、いまいちピンと来ないものがあったけど、この映画を見て、なんとなくイメージの輪郭が見えたような気がしてきた。

ホロコースト、アパルトヘイト。学校で学ぶ歴史だけでも、「人とは差別をする生き物」だということが、否が応でも刷り込まれる。誰かを見下すことで、自分の優位を確かめたがるのは、逆に弱さの証明でもあると思うのだけど、なかなか自身のこととして、自覚するのは難しいのだろうなあ。

 

アントーニオ(ヴェニスの商人)は、高利貸しであるユダヤ人シャイロックを心から軽蔑している。下賎な者が、窮した人に金を貸して利を得ることなど、彼の美学に反するからだ。彼なら、無利子で金を貸す。だから、「高潔なるアントーニオ」として、人々に慕われていた。
シャイロックはそんな軽蔑の視線の中での世渡りを心得ていて、赤い帽子をかぶり、つばを吐きかけられても、うわべはキリスト教徒に逆らわないで、心のなかでそっと憎悪を募らせていた。

 

シャイロックの、心の支えは金である。
もちろん支えはそれだけではない、と、子を持つ親の身としての、自然な感情は、ユダヤ人だろうとキリスト教徒だとうと、アジアの僻地のアタイんちだろーと変わりはない。だけど、それはわざわざ口にするまでもない、あたりまえのことなのだ。

大事な友人を助けるため、軽蔑している相手であるシャイロックから、自分の肉1ポンドを担保に、金を借りるアントーニオ。不幸なことに、アントーニオは財産の全てを失ってしまったので、担保である1ポンドの肉を巡って、裁判が行われる。

 

まあ、広く知れた話なので、山ほどもあるツッコミ所の、どこにポイントを絞ろうかと悩ましい。
アントーニオと価値観が異なると、もう、彼の「良さ」を汲み取る自体がムリなのだ。

だから、アントーニオはさておいて、アタイ的には、やっぱ、ポーシャの矛盾がターゲットかな。
ポーシャの男装は、ぶっちゃけ、萌えます。
ただキャラとして見た場合、法廷でトンチを効かせる頭の良さ(あるいはずるさ)と、ただのダメンズ、バサーニオの、ストレートな金の斧銀の斧胴の斧アプローチに、簡単にコロってなるオバカさが納得いかない。
しかも誓いの指輪を、他人にくれてやった男ですよ。愛を試しておきながら、ナゼ詰めない!!
ゆえ、シノゴノ格好つけても、結局、面食いなだけだったんだろうが!!と思わざるを得ない。

 

映画の中では、バサーニオは、顔がよく口がうまいだけのダメンズでしかない。
たぶん、そういう役をやるために生まれてきた、とおぼしきジョセフ・ファインズが、コスプレっぷりも華麗に大ハマリ。ほんとうにダメで、味方をする気も失せるやつ、をすごく好演してくれています。
親の遺産を遊興に浪費し、逆玉を狙うための資金を(たぶんゲイ関係)であるアントーニオに無心するような鼻持ちならないやつ、を演らせて、これ以上の役者さんがいるだろうか~。ファインズ兄弟ばんざい!

 

っというわけで、アタイはわき目も振らずアル・パチーノに感情移入させられてしまい、このお話で、爽快感どころか笑いどころか、ひどい後味の悪さを味わいました。
それでなくても、こんな世の中。慈悲とは、正義とはなんだろう。などと生真面目に考えると、とってもやりきれなくなるなぁ。

(2011年7月)

「ヴェニスの商人」データ

The Merchant of Venice  2004年アメリカ、イタリア、 ルクセンブルク、イギリス

監督

  • マイケル・ラドフォード

出演

  • アル・パチーノ  シャイロック
  • ジェレミー・アイアンズ  アントーニオ
  • ジョセフ・ファインズ  バッサーニオ
  • リン・コリンズ  ポーシャ
  • ズレイカ・ロビンソン  ジェシカ
  • クリス・マーシャル  グラシアーノ
  • チャーリー・コックス  ロレンゾー
  • マッケンジー・クルック  ランスロット
  • ヘザー・ゴールデンハーシュ  ネリッサ
  • ジョン・セッションズ  サレリオ
  • グレゴール・フィッシャー  ソラーニオ
  • ロン・クック  老人ゴボー
  • アラン・コーデュナー  テューバル
  • アントン・ロジャース
  • デヴィッド・ヘアウッド
  • ベン・ウィショーもチョコっと出てるヨ

『映画』RED SHADOW 赤影(2001)

RED SHADOW 赤影/中野裕之

目次

 

体感ジャッジは超ラスベリー・・・

 

今日、ナニゲにテレビで見てしまったこの映画。
………………。
…………………………。

20分ほど見たあたりから、洗濯物をたたみながら見ていたはずが、いつしか洗濯物を取り落とし、あまりのことに口はあんぐり、放心状態……。

シーンが変わるたびに頭蓋内をドッカンドッカン暴力的にこだまする、ツッコミというか、つぶやきというか、感想というか、遺言。

……し、し、死ぬほどつまんねえ!!!
鑑識に言っとく。もしもアタイが明日死んだら、死因として疑ってくれ!

ともかく、しょぼい、しょぼすぎる!だだだめじゃん!!空振り三振ムービーじゃん!!

その空振りがどんくらい豪快かというと、あの一世紀中に1本あるかないかというアタイ的スペシャルラズベリー、『梟の城』 をかるく振り切ったほどキレのあるしょうもなさ!
カラスもカーと泣いている!!!

 

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それにしても、あの赤影が、どう間違えばこんな寝違えたみたいな映画に変わり果てるの・・?

そもそも、赤影といえば、マンガといいテレビといい、一世を風靡したと誉れも高い娯楽番組!
赤影をみた昭和の子供は、職業欄に「忍者」と書くのを夢に見、親に内緒で修行もした!というほどの社会現象!!


……だったかどうかまでは、ぶっちゃけアタイも責任持てぬが、ゼッタイかなりのもんだったと思うんですよね。

その赤影が年月を経て、超二枚目クールガイ安藤政信主演でよみがえり!!

 

面白くないわけない!!なのに面白くない!!
面白くないだけでなくて、寝言みたいだった!!!!!
赤影が寝言!!!
いかん、いかんぞそんなイメージ、まるでステテコはいたおじさんじゃん!!!

 

日本の誇るヒーローがいきなり寝言のうるさいおじさんに化けたとあっちゃあ、故人もうかうか成仏できまい!

 

あともうちょい!
で期待をこめてキラキラできそうなシーンもあったのに、最終的に心に残るのはしらじらしさとバラバラ感だけ。

見進めば見進むほど時間の無駄が勿体無くて、こんな豪華キャストで屁のような映画を作る予算があるんだったら、アタイにコタツのひとつも買ってください……(涙)、と、ものは試しに東映に言ってみたくなるだよね。

 

いやいや、アタイとしては正直なところ、ホントはどんな映画でも、「あーおもしろかった」と言いたいんです。
人様が一から作ってくださった作品を消費させていただくだけの身としては、気軽にジャッジなど…ああっ、で、できない!ってなるんですよね。

ぶっちゃけチケット買ったわけでもないし。(梟の城のチケットは買った!チキショー!)

でもねぇ……検索で引っかけた謳い文句が、

 

「かつて誰も見たことのない究極のアクションの連続、2300カットの超絶躍動映像がド肝を抜く!世界が注目する中野裕之監督の日本発・史上最強NINJYA MOVIE !!」

 

…………つうのはさすがにどうなんです?
これってジャロに言いつけてもいいんとちゃうん?

そりゃ、確かにド肝は抜かれたけど、アクションにじゃないよね。映像に、ってはずもないよね。
アタイのド肝を抜いて大穴を空けたのは、聞いておどろけ、新体操!

ナニュ?新体操??

でもアタイ、ドリヴンの唐突なシンクロナイズドスイミングのシーンで、免疫ゲットしちゃってるから、もう思ったほどびっくりしないですもんね。

と一瞬は思ったが、徐々に蝕む系だったのか、脳内は「疑問」が化学変化を起こし、いまや「頭痛」に……。

今は一刻も早くこの映画の記憶を消し去らねば、夕食に使う塊肉を怒りの鉄拳でミンチ化させてしまいそうです。
次回放映は、メニューがギョーザの日にしてくれ!!


あーでももしかして、誰よりもこの映画を記憶から抹殺したいのは、この映画に関わった人たちなのかも知れませぬ。
監督さま、転職の際も履歴書に、「赤影つくりました」とは絶対書かないような気がします。アタイもそれがいいと思います……。
でもなぁ、サムライ・フィクションはいい感じで好きだったのになぁ……。

つーか、いつか絶対、謳い文句通りの作品を見せていただきたいです。だって新感覚時代ムービーって、ピタっとハマる何かがあれば、とっても面白そうですもんねぇぇぇ・・・。

 

 

RED SHADOW 赤影 [DVD]

RED SHADOW 赤影 [DVD]

 

 

「RED SHADOW 赤影(2001)」データ

監督

  • 中野裕之

出演

  • 赤影 - 安藤政信
  • 琴姫 - 奥菜恵
  • 青影 - 村上淳/(少年時代) - 竪山隼太
  • 白影 - 竹中直人
  • 竹之内基章 - 陣内孝則
  • 飛鳥 - 麻生久美子
  • 東郷秀信 - 津川雅彦
  • 根来弦斎 - 根津甚八
  • 乱丸 - 藤井フミヤ
  • 力丸 - 舞の海秀平
  • 老師 - 谷啓
  • おりん - 篠原涼子
  • 長老 - きたろう
  • 凡野兵衛 - でんでん
  • 京極兼光 - 神山繁
  • 上条高虎 - 松重豊
  • 野武士の頭領 - 越前屋俵太
  • 不動 - ピエール瀧
  • 金剛 - スティーヴ・エトウ
  • 風祭龍之介 - 布袋寅泰
  • 六角直正 - 風間杜夫
  • 半月 - 吹越満
  • 善さん - 椎名桔平
  • オリガ - アリーナ・カバエワ
  • 三日月 - 中田大輔
  • 笹井一磨 - 福本清三
  • 戦車の郎党 - 田中要次
  • 医者 - 矢沢幸治
  • 東郷源八郎 - 高岡蒼佑(現:高岡奏輔) 
  • 剣を持つ男 - 照英
  • 倉庫の見張り - 森雪之丞
  • 戦車を操縦する男 - 高橋祐爾

『映画』アメリカン・クライム(2008)

AN AMERICAN CRIME/トミー・オヘイヴァー

アメリカン・クライム

目次

 

エレン・ペイジのかぼそさがつらい

 

これは、見る決心をつけるまでがとてつもなくしんどかったです。
見ようか、いやムリ、見ようか、いやムリ、の繰り返しで、引き延ばすこと、気の進まない仕事のごとし。

 

なんせ1965年インディアナ州で起こった、少女虐待事件の実話がもとなんですことよ、おくさん。

大体どういうことが行われたのか、あらかじめ予備知識があるだけに、見終わったあと、しばらくダウナーになるんだろうな~~~って、わかりきってるじゃないっすか。ねえ!

そういうモノは、よっぽど明るい気分の時に見ないとヤバイが、ラリパッパに明るい時には、暗い映画など見てる場合じゃないもんねぇ。
結局、気分を選ばず、ボチボチと見ました・・・・。 

 

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感想

いざ、見てみれば、直接的な残酷描写があるわけでもなく、淡々と見終わりました。
でも、こういう映画のダウナーは、あとからドーンとやってくるので油断がならぬ。ふううっ、きてます、きてます。

 

んとね、やっぱしなにが怖いって、ガートルードが、ジェイソン(注1)やバンディ(注2)じゃないこと。
つまり、架空実在を問わず、殺さずにはいられないぜ!みたいな構造をした、「天然殺人鬼」のような特別なものではないってこと。

 

確かに精神はもろく、情けなく、あぶなげな人ではあるのだけど、条件さえ重ならなければ、ごく普通の人として生きていたかもしれない、そういうレベルの人なのです。

 

いや首ブンブン、ガートルード自身は「一歩間違えばマズイ」人が「一歩間違った」殺人者なので、やはり「普通」と呼ぶには抵抗があるぞ!
だけど、犯人はガートルードひとりではなかった。

きっと、ここがミソなんだ。

生まれながらの殺人鬼でもない普通の子供たちが、本人自身「なぜかよくわからない」のに心を巻き込まれて、ひとりの少女をいたぶり死に追いやった。
客観的には、それが「集団狂気」だと思えるのに、当事者たちからその判断力は失われているんだよ~~!

こっこっこ、これを、怖いと言わずして!!!

 

恐怖のホシは、たぶん、誰もが「当事者」になりうるのでは?という懸念。
もちろん、当事者になんかならないもん!と、誰しもそう思ってる。ハズ。
だって、人間には「良心」という永遠の友がいるんだもんね。
ただ、友はたま~に、留守をする。

ぶっちゃけ、「脳とは、操作されちゃうモノ」らしいから、それを自覚しておく必要があるんだろうなぁ。


たとえば、テレビで美女が、おいしそうに有名店のスイーツを食べている映像を、ピピピとキャッチすれば、スイーツな欲求が発生し、煩悩を満たすため、店に押しかけて行列を作らせるのが、脳の仕業。

宇宙人やミジンコがどうだかは知らないけど、人はおおむね「カイカン(ドーパミン)」があるから生きていける。
もちろん、快感発生ポイントが、スイーツだったら、刑事的には無問題。

あっ、ただ、発生条件はエスカレートしがちらしいから、糖尿病には気をつけないと!
つーか、発生ポインツが善行だったら聖人、フォアグラだったらメタボ、ガンダムだったらガンオタ、麻薬だったら田代まさし、えっちだったらタイガー・ウッズ、あくどいオカネだったらお代官さま!!!

ようは、いかに清く正しく法にふれずに、ドーパミンを発生させているかで魂のランクが決まるのね、みたいな感じなんじゃないのかなぁ~~。

 

映画アメリカン・クライムのエレン・ペイジ

 

で、ガートルードのポインツはたぶん・・・ムニャムニャ・・・ってところで、そういう実例を見せ付けられて、ががーーーん!!ってコトになり、常人は打ちのめされてしまうのでしょう。

殺人事件として、こういう如実な現象が起これば、みんな眉をひそめるけれど、私たちの生きる世の中はそういう危うさに満ちている。
やっぱり、浮世バナレなゾンビより、精巧さを追求する血糊フェチのつくるスプラッタより、「人が怖い」映画の方が、ぐっと後味が悪いよね~~。

ってコトで、被害者のシルヴィアを演じる、エレン・ペイジのかぼそさと、キャサリン・キーナーのしぶい演技と、普通の人が、陥る狂気に震えた一品。

 

ちなみに、オススメはしません。しないけど、同じ事件を扱った話として見るならば、「隣の家の少女」よりは、「アメリカン・クライム」を見たほうがいいような気がします。
いや、隣の家の少女は、見てないけど。
だって、あれにはスティーブン・キング(注3)が「怖い」とコメントを寄せてるそうじゃないですか。
大体、キングのコメントがついてる映画で、怖いか、面白いのに当たったためしがな・・・モゴモゴ。

 

2010年9月19日

 

※注1) 13日の金曜日の主役、ジェイソン・ホービーズ!
※注2) アメリカの女たらし連続殺人犯、テッド・バンディ!
※注3) キングさん、嫌いじゃないっすよ・・・(笑)。

 

アメリカン・クライム [DVD]

アメリカン・クライム [DVD]

 

 

「アメリカン・クライム」データ

AN AMERICAN CRIME (2008年/アメリカ)

監督

  • トミー・オヘイヴァー

出演

  • キャサリン・キーナー (ガートルード・バニシェウスキー)
  • エレン・ペイジ (シルヴィア・ライケンズ)
  • ヘイリー・マクファーランド (ジェニー・ライケンズ)
  • ジェイムズ・フランコ (アンディ)
  • ブラッドリー・ホイットフォード (リロイ・ニュウ)

『映画』アラクニア(2003)

ARACHNIA/ブレッド・パイパー

アラクニア [DVD]

アラクニア [DVD]

 

目次

 

満場一致!ハリボテモンスターDAMEYAN映画

 

ひ、ひ、ひさしぶりに開いた口がふさがりようもない映画を見てしまった……。
アゴのホネのダメージ半端なく、どうしていいかわかりません……。

いちおビデオ販売の宣伝文句は、きょきょきょ巨大で、どう猛で、大軍で襲ってくるという最悪の状況が描かれて?いるとか、巨大蜘蛛の迫力あるクリーチャー・デザインにも注目?とか。

本気?冗談?コピーライター天才?つーか、詐欺師?
DVDは15%引きで3230円(現時点)。
まさかこの映画でお金をとろうと?それともくれるの?って感じです。

 

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ともかくみんな!もうちょっと真面目にやろうよ!
いやアタイ単なるシロートだし、プロの現場をジャッジしたりヤジを飛ばしたりしたか~ない、ないけど、ないけどさぁ……低予算には低予算の撮りかたってもんがああああるんとちゃうんじゃあああありませんの……?

いくらトホホなコマ送りのハリボテ巨大蜘蛛でも、一応「恐ろしい」って言い張ってる以上、のんびりのほほんとくつろぎながら、たまにパニクったりまれに死んだりしてる場合じゃないよぅ。

 

蜘蛛も蜘蛛だ!なにをゆっくりしているんだ!
せっかく女の子が志なかばで、トイレから引きずり出されるほど慌ててくれているんだから、もう少しテキパキ登場してあげたらどうなのさ!

おまけにヒロインの父親!偶然たまたまうまいこと、軍の司令官だったりするのはまあいいですが!!

 

どう見ても娘とオヤジのじ、じ、人種が一致しないよね!?
い、い、いくらなんでもないやろそれは!!!……と、滝のようなハテナが吹き出す始末!
「ウフ、わたし養女なの。」 マジー???
そそそそうかーーーー、名前のエピソードはこのための伏線だったのかーーーーーーーー(大汗)!!!

って、いくらいろいろショボくても、もうちょっとやる気のある設定で、つじつまあわせようよ! どんなに予算がなくたって、頭を使うぐらいタダじゃんか!!

 

いや……、確かに笑わなかったといえばウソになる……人間、ものすごーくリアクションに困ったとき、思わず笑っちゃったりしますよね、そんな感じの笑いです……。
でもそういう路線の笑いをわざわざ狙ってるんでしょうか……そ うだとしたらまわりくどすぎる策士ですよね、ブレット・パイパーという人。……ん?ブレット・パイパー?

 

……って、「レイダース 失われたゾンビ」とか「ダイナソー・ウォーズ」とかの人?
もしかしてこの人って、別の意味で、なんか人気あったりする???知名度も意外とあったりする?もしやトホホ路線の大御所とかとか?

 

というわけで映画自体は、有刺鉄線でぐるぐる縛って、コンクリートで固めて海に沈めても罪に問われないと思うけど、せめて監督の名声に敬意を払って、ヒコーキ型に折って宇宙に飛ばす程度で手を打ちたいと存じます。

まあ、いろんな意味で大汗出ますんで、もしも何かの役に立つとすれば、意外と不慮の発熱時の熱ざましなどに効き目ありそうではある。

 

2004年1月5日

「アラクニア」データ

ARACHNIA 2003年 アメリカ

監督

  • ブレッド・パイパー

出演

  • ロブ・モンキビッチ
  • イレーヌ・ジョセフ
  • デビッド・バンス
  • ベヴィン・マックグロウ
  • アレクサス・ヤング
  • ダン・メリマン

『映画』ヴァンパイア・ターミネーター最後の処刑人(2002)

Reign In Darkness/ケル・ドレン

ヴァンパイア・ターミネーター最後の処刑人

目次

 

許せるかどうかは、個人差が・・・・

 

まずタイトルですよね。オイオイ。

この、宣伝部の陰謀なのか苦し紛れか投げているのか釣ってんのか、いいとこどりをしたようにも見えながら、明らかに誰にも期待させないタイトル!

B級C級マニアだったら、そりゃあ見るかもしんないけど、死ぬほど退屈するぐらいはあらかじめ覚悟の上、という肝が座ってるはずだから、傷が浅くてすむのでしょう。

マニアまで行かないアタイの場合は、今回、「めくるめく気の迷い」の発動により、道を踏み外してしまいました。

 

ところが、なが~く単調なオープニングが終わったあたりから、ミョーに様子がおかしくなります。
なんとアタイの顔面神経が、あらぬ方向にうごめくのです!!

い、い、いかん、笑いがとまらない!!!
おかしすぎて腹、よじれそう!
つーかよじれすぎてもう腹、団子 (や、やせろって話か?) !!!

ヤバイ、アタイの身に一体何が起こったのか。
こんな満場一致でしょーもない映画が、クリティカルヒットしちゃってるんです。
誰が何と言おうと、私はコイツを保存版にしちゃいかねない!!

助けて!!!

 

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もうね、私は今回ほど邦題をつけた人を偉大だ、と思ったことないです。
つーか、題名これでも奥ゆかしすぎ!
いや、内容じゃないよ、手を出した分野の 「多さ」 ですよね。

なんせ ヴァンパイアにターミネーターに処刑人。

ヴァンパイアな割に武器は家から持ち出した銃だけど、ちゃんと二丁拳銃だし、役立たずとはいえソードでまったりとチャンバラはあるし、唐突でムリヤリなヌンチャク芸までチョコっとおまけにつけてくるというサービスのクドさ!

 

環境問題を語る、鳥越俊太郎似の吸血鬼は、ヒューマンでクリーンな路線を狙っているかのように見えなくもなく、行きすぎたバイオサイエンスへの警鐘も、ある。
ちなみに 時速60キロぐらいだけど、カーチェイスまであったりするから、題名「ヴァンパイア・ターミネーターの激突!」とかつけちゃってても良かったかもね!

 

というわけでこの映画、 ヒトコトでいうならえとえとえと、か、か、 枯れ木も山の賑わい?

そして、そんなゴージャスで大河な話を、スカっとしたアクションで彩るおチャメさ!!
ちなみにこの「スカッ!」というのは、空振り時の擬音ですよね。
コカコーラとはちゃいますので、緊張感ものどごしのピリピリもありませんが、脱力効果においては向かうところ、敵なしなのでございます。

でもここまでいろいろ笑っちゃったら、アクションにあるまじき伸びきった「間」も乗りかかった船っすよ。
何がおこってもひとまとめに、「ええがな、ええがな」と、孫の学芸会を楽しむじーちゃんの心境になって、目を細めて見せて頂くのです。

 

つーかね、本当にひどいシロモノなのは間違いないけど、実際、何かじわじわ来ます。
誰もが全く気にしてなかった「謎(な、謎があったとはしらんかった!)」を、さも得意げにあかされるシーンなんか、アタイ系の人だったら、呼吸困難に陥るほど、ゲラゲラ発作が止まらないと思います。

ぶっちゃけ、いろんな点で、ツッコミですらアホらしくてやってられへんほど、徹底してしょーもない映画なワケで、真面目に見れば、たぶんこの世で一番の時間のムダやけど、普通のつまんない映画を見るより遙かに、気持ちのあきらめがつきやすいです!

 

監督、脚本はおろか、出演までしちゃってるケル・ドレン。低予算が偲ばれすぎるので、たぶん彼の手作り映画のようなもんだろうと思うんだけど、一体どんなつもりで作ったんやろ。
狙いなのか天然なのか、パロディなのかオマージュなのかパクリなのか、すべてが冗談だったのか、もの凄くホンキだったのか……まあ結果的に、ひどい怪作が生まれてしまったことだけは確かな模様。

 

2004年10月

 

 

「ヴァンパイア・ターミネーター最後の処刑人」データ

 Reign In Darkness 2002年 アメリカ/オーストラリア

監督

  • ケル・ドレン

出演

  • ケル・ドレン
  • デヴィッド・W・アレン
  • デヴィッド・ノー
  • ジョン・バレッシ

アナトミー

ANATOMY(2000)ステファン・ルツォヴィツキー

アナトミー

うれしはずかしドイツホラー

 

いやあ……だってほら、ドイツホラーですもんね。

ドイツといえばコレ、というのが私の場合、まずビール。
次ウィンナー。
そして、「ドリアンかクサヤのような香ばしい個性を持つスプラッタ」の名産地である、ということ。

思い馳せれば、あんなドイツ人とかこんなドイツ人とかがまるまると育てた、発禁ホラーがズラリ脳裏に並びます。

そんなドイツホラー界に新星ですって?そりゃあもう力いっぱい期待……つうか観念してしまいますよね。

おふれの内容はメディカルホラー、ヒラタクいえば解剖もの。
とりあえずそこまで情報を仕入れた時点で想像力がうなりをあげ、瞳孔は全開、武者震いゾクゾク膝はガクガク!!

 

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なんてったって聞けば被害者のみなさんは、生きたまま切り開かれ、ぺろんとめくられ、よーく乾燥させられて、標本にされちゃうってんだからおぞましい。

しかも主演は「ラン・ローラ・ラン」でひたすら走りまくっただけで、全世界を釘付けにした、あのフランカ・ポテンテ。

そりゃもう、巨大なめくじのごとき予感が、ネバっこく背筋を這いずりまわりますよね。

 

……実際、ツカミは怖かったです。
なんせしょっぱな被害者の、恐怖の表情(産毛まで鮮明などアップ)!
キャーと目をそむけずにはいられません。
手術台からかっとまぶしいライトを見る構図、あれは怖い。
まな板上の鯉として、あのライトにこうこうと映し出された毛穴から、恐怖が気化して立ち上る!

なんせ生きながら血液、ゴムと化す!
なんだそれ~~~、酷すぎる!考えるだけで肩こるし~~~!!!

 

そして視線をボディに移せば、パズルのように変わり果てつつある己の肉体。
そりゃ気が遠くなるしねえ(というか死んじゃうし……というか、一刻も早く死にたいだろうし!)。

 

でも、アタイはハタと思ったのです。
この映画のこわさは、大半自分の想像力(恐怖心)のお手柄なんじゃない?
標本(プラスティネーションって言うんだってねぇ)の素晴らしさなどの、メディカルなデコレーションには、ぐわっと目を見張るものがあるものの、デコレーション下に隠されていたのは「ただの青春映画」という単純明快にあっけらかんとしたスポンジ状のふわふわ土台。
そして、土台を支えるべき「謎」が、きれいさっぱりナかったのであーる!
手抜き工事か!

 

しかもフランカ・ポテンテ演ずる医学生パウラには、あんまし恋愛が似合わんので、唐突に挿入されるラブラブシーンの狙いは一体??もしかして、ここが「ホラー」な部分なのか?とあらぬ疑いがもたげたりする。
つーか、もしも時間潰しなら、そんなとってつけたようなシーンよりは、もうちょいきっちり人体の神秘(プラスティネーション標本)を、スミからスミまで見せてくれ~~!!……と、ふつーの鬼(私)は思います。

 

だってね、この標本って本当にカッコかわいいんですよ。
リアルさもさることながら、ポーズや見せ方に遊び心が感じられ、そこにそいつ(標本)がいるだけで、なんかホルモン出てきそう。
剥き出しすぎる表情も、ダイレクトなだけにキュートでおちゃめ、何はさておき親近感!
水分も抜けちゃってるせいか、すっかりカラっとしてるしな。

いやホント、私はレプリカでいいんだけど、こんなん欲しいです。ヒラヒラの人体輪切りは、風呂場ののれんとして活用したい。
寝室は理科室を意識したインテリアで、骨格標本をハンガー代わりに使いたい!

 

まぁ、そんな物欲を刺激されまくるビジュアルはホントに良かったんですけど、それ以外は、なんっということもない、ぜんぜん無難なお話で、ほんとにドイツホラーなの?ってぐらいフツー。

ただひとつ、さすがドイツ!!とミーハーをくすぐる物件が、ダービド役のアルンドゥト・シェベリング・ゾーンレイくん 。脱げば意外とぽっちゃりしたボディに、くりんとした目があどけなく、何度も巻き戻して見ちゃうほど、か、か、かかか、かかかわいかったです……。

 

ともかく、ダービドのエピソードに関してだけは、心から、即死でよかった、監督がクローネンバーグさんとかフルチさんじゃなくてよかったぁぁぁぁと全力で安堵いたしました。

 

seicolin.hatenablog.com

 

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「アナトミー」データ

ANATOMY 2000年 ドイツ

監督

  • ステファン・ルツォヴィツキー

出演

『映画』アンデッド(2003)

UNDEAD/ピーター・スピエリッグ&マイケル・スピエリッグ

アンデッド

目次

サービス満点ゾンビ映画

 

オーストラリア発、ピチピチの 「手作り超低予算田舎ホラー」 と聞いて、アタイのムズムズが発動しました。


とにかく、細かい思いつきがいちいち楽しいゾンビ映画。
しかもマカロニがたっぷり入って、腹持ちの良さもダントツ!

 

オーストラリアののどかな田舎町バークレー。

ある日隕石が降ってきた!そりゃもぅバコバコビュンビュン降ってきた。町ゆく人々の胴体にスポーン!と穴があくほど降ってきた。首も吹っ飛ぶほど降ってきた。ドカン!とつぶれるほど降ってきた。

それはまあいいんだけど、隕石によって死んだ人たちがゾンビになっちゃったからさぁ大変!

 

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主役は、町の美人コンテストの優勝者、 レネ (フェリシティ・メイソン)。
なんでわざわざミス・バークレー?と思ったら一応なくても支障ない程度に、いろいろわけがありました。

レネはねぇ〜美人なんだけどいきなり破産とかしちゃってて、ちょっと表情が険しいんですよ。
デカくて透き通った目は常に鋭く見開かれ、白目をむいたゾンビよりもしかしたら顔コワい。

ボーズリ振り回しバッタバッタとゾンビを薙ぎ倒まくる雄姿にふさわしい肩書きこそ、ミス・バークレー以外ありません。

生前イヤな奴だったゾンビなんか、ナニゲにわざわざ武器を持ち替え、怨念こめてブッコロス。
そこんじょそこらの殺人鬼よりずっとヒドい殺し方!
でも大丈夫!観客は全員レネの味方に決まってるから。

 

そのレネをサポートするのが、ムンゴ・マッケイ扮する変人、マリオン 。
一見、スナフキンを3D化する途中で異物(ムーミンとか)が混入したのか?てな風貌のおじさんなんだけど、なかなかのキレ者で、何を喋ってもナゼかしぶい説得力あり。
夕日の替わりに一反もめんのようなリュックをしょった、孤独なガンマンなのである(かっこいい)。

なんてったって、ショット・ガンを3つもつなげた超ショットガンとか、必要に応じてなんぼでも武器がわいて出てくる用意の良さとか、ウェスタンにこだわったファッションとかの、無意味さ加減がたまらない。
ついでに、魚ゾンビとの死闘という涙を誘う暗い過去も、ビッグなアピールポイントではないでしょうか!

 

その他、邪魔にはなっても役に立たない警官とか、ゾンビになる前に殴り殺したくなるようなクッッッソ野郎なみなさんとか、きっちりお約束を果たしてくれて安心。

ともかく、結構エグエグな描写がテンコなのにも関わらず、心理的には怖くなく、後味スッキリ!
めっちゃすがすがしいゾンビ映画なので、コワイ系が苦手な人にも余裕を持ってお勧めできます。

あっけらかんと肉片と化すゾンビに、名残を惜しむ必要もなし!
しかも、思わずまばたきも止まるほど、斬新なデザインの宇宙人までご登場。
物議をカモして欲しそうなラストも、広い心でノープロブレム。

 

というわけで、つい時間をかけてイラストも描いちゃうほど「気に入っちゃった!」映画です。

 

(2004年3月)

 

アンデッド [DVD]

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「アンデッド」データ

UNDEAD 2003年 オーストラリア

監督

  • ピーター・スピエリッグ
  • マイケル・スピエリッグ

出演

  • フェリシティ・メイソン(レネ)
  • ムンゴ・マッケイ(マリオン)
  • ロブ・ジェイキンス (ウエイン)
  • リサ・カニングハム (サリアン)
  • ダーク・ハンター (ハリソン)
  • エマ・ランドール(モーリー)
  • スティーブ・クレイグ

『映画』ウィラード(2003)

WILLARD/グレン・モーガン

ウィラード

目次

 

あらすじと感想

 

友達も恋人もいない、孤独な青年ウィラード。
病気の母親と、古い邸宅に二人で住むという薄暗い生活。

さみしさゆえか、ひょんなことから罠にかかった家の白ネズミを可愛く思うようになり、ソクラテスなどとお硬い名前をつけて話しかけるうちに、ほんわり心を通わせてしまう。

ネズミに餌付けをするもんだから、ネズミはうようよ増えまくり、増えて増えて増えまくる。
ウィラードはそんなネズミの大群を、復讐のコマにしようと思いつく!!

 

・・・という、1971年にブルース・デイビソン主演で公開されたパニックホラー映画のリメイクらしい。

今回のウィラードは、ハリウッドいち髪の毛の真ん中分けが似合うエキセントリック俳優、クリスピン・グローヴァー。
復讐のターゲット、ミスター・マーチンに、あの部下をクソ呼ばわりして一世を風靡した鬼軍曹R・リー・アーメイ。

 

ともかく、このキャストの顔ぶれの尋常じゃなさだけでも、カルト的成功は約束されてるようなもんですよね。
んと、カルト的成功ってことを逆に言えば、興行的には大コケってことになるような気もしますけど・・・・。

 

 

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まあそのような、押しも押されもせぬ剛速球のB級映画なわけだから、オタク限定でニンマリするような、小ネタがいろいろ仕込まれていたりしました。

Xファイル制作コンビが作っただけに、ネコの名前に「スカリー」とかつけてたり、写真に写ってる在りし日の父親が、ブルース・デイビソンだったり。
重箱の隅をほじくればほじくるほど、うれし楽しいホコリ(情報)が見つかる仕組みなのです。
これ、楽しい!

 

さてこの映画、ホラーはホラーだったけど、ホラーにあらずの部分にまで、かなーりホラーな味わいがあってオトク!!

まず、いくらスタイルズ家がネズミ屋敷になっているとは知らんかった!とはいえ、「ネコ」などとゆうナマモノを強引に押しつけて、勝手に自己満足するキャサリンとか、現実にありえるホラーだと思う。
本人は「善行」だと思ってるだけに、ウィラードのような非社交的な男に、断れる甲斐性などあるわけがない。

罪もないのに大迷惑をこうむって、浮かばれないのはネコのスカリー。ああ、こわいこわいっっ!!キャサリンこわいっ!

 

それから、ジャッキー・バロウズ熱演の母親の凄さ。
メイクといい動きといい口調といいほざいてる内容といい、ついでにオチャメな髪型といい、申し分なくホラーの鏡な存在でした。
いずれ、マクファーレンあたりから、フィギュアになって出てくるヨカン。

 

一方、憎まれ役のBenにはたとえようのない寂しさを感じます。あのつぶらな瞳をちょっとでも、「カワイイ」と思ったからには、Benのその後が気になってしょ~がないのが人情というもの。
1971年版のウィラードには続編があったはずだし、どうせだったら、続編もリメイクしてもらいたいなぁ!

もちろん主演はクリスピンでお願いします!

 

ウィラード [DVD]

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2005年6月

 

youtu.be

「ウィラード」データ

WILLARD 2003年 アメリカ

監督

  • グレン・モーガン

出演

  • クリスピン・グローヴァー(ウィラード)
  • ローラ・エレナ・ハリング(キャサリン)
  • R・リー・アーメイ
  • ジャッキー・バロウズ
  • キム・マッカミー
  • ウィリアム・S・テイラー

『映画』アリス・イン・ワンダーランド(2010)

Alice in Wonderland/ティム・バートン

アリス・イン・ワンダーランド

目次

 

クリスピン・グローヴァー健在!!

 

ティム・バートンは好きな監督です。それは今も変わらない。
ただ、キャロと組んでないジュネと、ヘレナ・ボナム・カーターと一緒になってからのティム・バートンの映画は、どういうわけか「一刻も早く劇場に行かなくちゃ!!」……とソワソワしないのはなぜなのかなぁ~~。

というわけで「アリス・イン・ワンダーランド」の3Dバージョンは、映画館ではなく、電気屋さんの大画面3Dテレビのデモ機で観ました。
もちろんのちのち、我が家のテレビでDVDも観たんだけど・・・。

 

映像はさすが!!というかいかにも!!というか、やっぱりティム・バートンの描き出す絵だよね~~っコレコレコレ!という安心感とマンネリ感に、ゆらゆらと酔えました。
まるで、秋の休日の長湯のための風呂場のぬるま湯のように心地よいマッタリ加減が、すこぶるええ感じのリラクゼーション!!

 

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アリスのかわいさ、白の女王の美しさ、赤の女王の存在感、いつもながらのねじれた木。
当然ながら忘れちゃならぬ、イカレたジョニデのビジュアルが存分に堪能できるマッドハッター。
カエルピョコピョコミピョコピョコ。

どのキャラクターも魅力的で、声の出演陣までもが、オタク心のコチョコチョを狙ったのであろうむずがゆいラインナップ!

でもってアタイ個人的には、なにはともあれハートのジャックに尽きますよ!
髪の毛がまんなか分けじゃないのであやうく見落とすところだったが、よく見れば……というか、よく見ずにはいられない存在感に目を凝らせば、なんとク、ク、クリスピン・グローヴァーじゃございませんかっっ!!!

うううううっ、会いたかった会いたかった会いたかったよぅ~~~~~~~クリスピン!!
クリスピンに会えたそれだけでもぅ、電器屋さんへのガソリン代とDVDのレンタル料の、モトが取れたってモンですよ、かえすがえすもありがとう。

 

アリス・イン・ワンダーランド/ハートのジャック

内容に関して言えば、そりゃぁ(私は)それほど面白くはなかったです。
もしや、メジャーになりすぎて「奇抜」が「当たり前」としてパターン化されちゃったのかもですな。
目を丸くして「こここれはっっ!!」とのけぞる新鮮な驚きは全くなくて「ティム・バートンにしては物足りないな~。」ぐらいの、ライトな落胆は感じました。
まぁ、アリス物をディズニーで撮ってんだもん、それってたぶん、ティム・バートンが本来のヘンさを最大限に発揮できる条件じゃないのかもしれない。
ただ、このホドホドなティム・バートンは、すごくディズニー向きのような気がしました。

でもやっぱ、不思議の国のアリスもの(バイオハザードは含みませんヨ!)だったら、アタイはシュヴァンクマイエル推し。未見の人には、断然おススメしたいです。<ここで言うな。

2010年10月

 

アリス【HDニューマスター/チェコ語完全版】 [DVD]

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不思議の国のアリス

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  • 作者: ヤン・シュヴァンクマイエル画,ルイス・キャロル著,久美里美
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「アリス・イン・ワンダーランド」データ

Alice in Wonderland 2010年 アメリカ

監督

  • ティム・バートン

出演

  • ミア・ワシコウスカ (アリス)
  • ジョニー・デップ (マッドハッター)
  • ヘレナ・ボナム・カーター (赤の女王)
  • アン・ハサウェイ (白の女王)
  • クリスピン・グローヴァー ( ハートのジャック)
  • マット・ルーカス (トウィードルダム/トウィードルディ)
  • アラン・リックマン (芋虫のアブソレム:声)
  • マイケル・シーン (白うさぎ:声)
  • クリストファー・リー (ジャバウォッキー:声)
  • スティーヴン・フライ (チェシャ猫:声)