ミーハーdeCINEMA

ミーハーが映画やドラマを見てはあれこれとつぶやいてます。

『映画』地球に落ちて来た男(1976)

The Man Who Fell to Earth/ニコラス・ローグ

映画「地球に落ちて来た男」デヴィッド・ボウイ

目次

今週のお題「SFといえば」

これSF映画ですよね?
つーか、ボウイさんの存在そのものがSFであることを全世界に知らしめたこの映画。

ボウイさんから放たれるめくるめく美。
お話自体不思議な魅力がとぐろを巻いてて、ちょっと油断したらぐるぐる巻きにされて、じっくり締め付けられていく・・・・みたいなとこがあります。
締め付けられながらたぶんあのホルモン出ます。オピオイドだっけ?

 

いやでもそんなことは置いときましょう。
アタイがこれを声高に推すのは、この映画にあのシーンがあるからです。

「あー、ボウイさん脱ぐからな。」とか思いましたか?
そうです。いや、違います。違うってば。

 

冬場だったらここで字数を稼ぐのですが、活字の羅列は暑苦しいので、勿体ぶらずに申し上げます。
この映画のスペシャルシーン。それは。


なんと、気を失って鼻血を吹いたボウイさんが、お姫様だっこされて運ばれちゃう!!

デカイ活字は暑いので、せめて一応納涼色を選んでみました。

大事なとこなのでもう一度言いますね。いいですか。

 

キャンディ・クラークにお姫様だっこされるボウイさん。

 

これはもうそのシーンだけでも後世に語り継ぎ、人類の遺産としてモアイの横に硬貨ともども供えるべきです。

 

もちろんその他果てなき考察の余地をお与えくださったり、惜しみない萌え要素の恵みもあります。痛いし。
ちなみになぜか名作ではなくカルト映画に分類されておるのですが、アタイ的には名作に´(ダッシュ)をつけて、愛し続ける映画です。
ゆえに感想を書こうと思えば2000文字ぐらい軽いのですが、あえて最重要事項一点に絞り、1000文字丁度で涼しめにおさめます。

 

地球に落ちて来た男 [Blu-ray]

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  • デヴィッド・ボウイ
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「地球に落ちて来た男」データ

  • The Man Who Fell to Earth(1976)イギリス 

 監督

  •  ニコラス・ローグ

キャスト

  • デヴィッド・ボウイ(トーマス・ジェローム・ニュートン)
  • リップ・トーン(ネイサン・ブライス)
  • キャンディ・クラーク(メリー・ルー)
  • バック・ヘンリー(オリバー・ファーンズワース)
  • バーニー・ケイシー(ピータース)
  • リンダ・ハットン(エレーヌ)
  • リック・リッカルド(トレバー)
  • リリベル・クローフォード
  • エイドリアン・ラ・ルッサ
  • トニー・マシーア(アーサー)
  • ジャクソン・D・カネ
  • テリー・サザーン

 

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『映画』チョン・ウチ 時空道士(2009)

전우치(田禹治)/ チェ・ドンフン

チョン・ウチ時空道士のカン・ドンウォン

カン・ドンウォン主演、時空をまたにかける傑作コメディ!

 

・・・つっても、昨今の中韓ドラマのように、時空を自在に行き来できるお話ではございません。

ザックリ言うと、不良道士の妖怪退治ものなんですが、師匠を殺したという冤罪によって、当のチョン・ウチが掛け軸の絵の中に500年間封印されてしまうのです。
で、封印が解かれし500年後が、なんと現代だったというわけです。

ええ、マジです!
すばらしくエキサイティングなグレートどすこいでございましょう!!?

つまり、誰もがわかりきっておられるこのハレルヤを、あえて言語化いたしますと、古装と洋装の2バージョンにてカン・ドンウォンのアクションが楽しめる仕様となっているってことなのです!!

しかもお色直しがガンガン来る!!
ありがてぇ・・・・ありがてぇ・・・・アタイがこれまでコツコツためたとっておきの徳、この映画をしゃぶりつくす為に使い切っても悔いはないです。

 

なんせカン・ドンウォンssiですよ!
アクションは大きく、古今東西随一に美しいわ、決めポーズが最高峰の絵になるわ、それに加えて顔がいいんですよ、顔が!!
もうそれだけで、ミーハーのお駄賃として充分すぎるほどのこの映画!!

それが、し、か、も、しかもおもしろいんですよ。お話が!!
なにこの出血がむしろ止まる大サービス!

テンポがいいし笑えるのでもうしょっぱなからチョンウチワールドの虜になれる、超エンタメでござるのよ。

いまざっとググってみたとこ、チョン・ウチという実在の人物をモデルにした小説がモトネタだそう。

登場人物

チョン・ウチ時空道士カン・ドンウォン


そうそして、登場人物が濃いんですよ・・・。
キム・ユンソクとかペク・ユンシクなどが名を連ねているように、名優の阿波踊り状態です。

 

とくに心を奪われるのは、やはりというか、やっぱしというか、我らのユ・ヘジン演じるワンコであります。
超絶かわいいのでたやすく感情移入するんですが、最後に明らかになる「衝撃の事実」は夢に出そう。 

あと3人の仙人がソン・ヨンチャン、キム・サンホ、チュ・ジンモ(イケメンじゃないほうの)で、過去にしろ現代にしろ、3人揃う図はクソ笑う。
3人まとめてセットにして、厄除けにならない厄除けグッズとして売り出してくれたら愛すべきサンドバックとして重宝できそう。

そして後家のイム・スジョンの可愛さたるや!!
ただスジョンさんの男装だけは、似合わないにもホドがある。 

 

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ともかく、あらすじをネタバレしませんので、まずは多くの人たちに、脇を名優たちにガッチリ支えられたカン・ドンウォンの華麗なアクションをズッポリ堪能してもらいたいです。決して後悔させません。

つーか、今ならアマプラで見られますので良かったですね。
いやいや、お気になさらずお礼なんて。

 

チョン・ウチ 時空道士 (字幕版)

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  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

『チョン・ウチ 時空道士』DATA

  • 전우치田禹治(2009)韓国

監督

  • チェ・ドンフン

キャスト

  • カン・ドンウォン(チョン・ウチ)
  • キム・ユンソク(ファダム、左道派)
  • イム・スジョン(後家、ソ・インギョン、表訓大徳)
  • ユ・ヘジン(チョレン、犬)
  • ソン・ヨンチャン(仙人1、僧) 
  • キム・サンホ(仙人2、神父)
  • チュ・ジンモ(仙人3、占い師)
  • ペク・ユンシク(チョングァン大師、ウチの師匠、右道派)
  • ソヌ・ソン(医師)
  • コン・ジョンファン(医師の助手)
  • クォン・テウォン(王)
  • チョン・インギ(監督)
  • カン・スヨン(バーテンダー)
  • ヨム・ジョンア(女優)

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『映画』ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019)

DRAGON QUEST YOUR STORY/ 山崎貴

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー


 

ええっと・・・・。

冒険の旅から帰ってきました・・・・。


先日姉弟で見に行って、さんざん文句を言っていた息子が、もう一度見て確かめて「どこがどうハラたつのか」を頭の中で整理したい。と言い出しまして・・・・・一方娘は「二度と見たくない。時間の無駄や。」と申しますので、今回は私が立ち上がりました。

 

連休だけど、賢明なみなさんはワンピースあたりに流れるはずだし、たぶんがら空きだろうと思ってタカをくくってたら、劇場混んでてびっくりした。

これって、もしかしてかなりヒットしてるんやないか。
まさか炎上マーケットの一種として?

 

ともあれ、多くの人たちが何に怒ったりガッカリしたりしているかをこの目で確認、まぁそりゃ世間が騒がしくなるの無理ないな~~~っと納得しました。
ただあらかじめ子供らによってネタバレを踏んでいたせいかもしれないんだけど、問題のラスト自体は私的には大丈夫でした。

ぶっちゃけ、アタイの感性は動かざること山のごとし。
伊達にZ級ホラーで鍛えてないのよ・・・。

 

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まぁ、賛否や考察はすでに巷にあふれかえっておりますし、私としてはせめてこの映画のチャームポイントをせいいっぱい絞り出して健忘録とし、灯篭に乗せて川に流したいと思います。

 

チャームポイント

 

  • オープニングのゲームのシーンが懐かしかった
  • 妖精クエストはぐっときた(パパス~~!)
  • フローラが可愛い
  • スライムがクソ可愛い
  • スライムに毛が生えてなくてよかった
  • ゲレゲレの肉球がニャンコ
  • ブオーンがモフい
  • キラーマシンの戦闘シーンいけてた
  • ゲマのビジュアルけっこういかす
  • 子供時代のヘンリーかわいい
  • メレブが出てこなかった
  • プサン安田顕過ぎる

 

ぶっちゃけアタイとしては実写版にしろCGものにしろ、ドラクエものをゲーム以外で見るなら、ヨシヒコ1本でこと足りる気持ちです。

大体、ゲームを自分がプレイする以上の感情移入とかムリだからね・・・。

ただこの映画、モンスターは素晴らしくかわいかったです。
もしこれが全ての(オールスターで!)モンスターに、盆踊りを踊らせるだけのフルCG映画だったら、チャームポイントを抜き出すだけで、1万字ぐらいいけたかも・・・・。

くさった死体の盆踊りとか・・・・見たい、見たいよ・・・・。

 

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「 ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」DATA

  •  DRAGON QUEST YOUR STORY(2019)日本

監督

  • 山崎貴(総監督)
  • 八木竜一
  • 花房真

キャスト

 

  • リュカ(佐藤健)(大西利空)
  • ビアンカ(有村架純)
  • フローラ / 占いババ(波瑠)
  • ヘンリー(坂口健太郎)(高月雪乃介)
  • アルス(内川蓮生)
  • パパス(山田孝之)
  • 妖精(永宝千晶)
  • ジャミ(佐々木一平)
  • ゴンズ(関口晴雄)
  • 係員(栩原楽人)
  • オークキング(鰐渕将市)
  • オーク(吹上タツヒロ)
  • ホークマン(石井テルユキ)
  • 町人(桝太一)
  • 母親(内田敦子)
  • サンチョ(ケンドーコバヤシ)
  • プサン(安田顕)
  • ブオーン(古田新太)
  • スラりん(山寺宏一)
  • ミルドラース(井浦新)
  • マーサ(賀来千香子)
  • ゲマ(吉田鋼太郎)

『映画』特捜部Q カルテ番号64 (2018)

JOURNAL 64/THE PURITY OF VENGEANCE

特捜部Qカルテ番号64

 

「特捜部Q」シリーズ映画化第4弾

 

ユッシ・エーズラ・オールスン原作本格ミステリーの映画化シリーズ。
なんと、もう4作目。
そろそろマンネリ感が出そうなもん?
いやいや、やっぱし面白い!!
そして相変わらずいや~なところをエグるので、順調にゲッソリさせられます。

 

今回は1960年代に実際存在した優生思想の悪夢が、現代の事件とリンクしながら暴かれていきます。

優生学は過去のもの!!
・・・と思いたいのはヤマヤマですが、現代においてもことあるごとに、選民思想のしぶとい根ざしを突きつけられることたびたびです。

思いあがりというよりは、何かのコンプレックスの裏返しなんじゃなかろーかとまで思うんだけど、優位に立つことの価値にこだわる人間の業がある以上、一歩まちがえば今だってヤバイ。

 

あらすじ

 

核心に触れないつもりはあれど、オチさえ書かなきゃネタバレじゃない、ってのはちがうかも~って気がしてます。

アタイは自分がネタバレオッケーなので書いちゃうんだけど、どんなエピソードでもフレッシュに楽しみたいという未見の方は、どうかご用心くださいね…。

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壁にふさがれた隠し部屋から、かなりアートな状態で男女のミイラが3体発見されるんです。
ミイラたちはお茶会の体でテーブルを囲み、飲み物はヒヨス(アッパー化する)お茶請けはおそらく生きてるうちに切り取られたのであろう生殖器官。
バリエーションとしてはダイレクトなブツから、卵巣みたいな内臓までもが。

ぶっちゃけ、思わず顔面がしょっぱくなるようなむごい状態で、こりゃよっぽどそっち系の恨みをこじらせた犯行だろうということになります。

そのシーンでアタイがそれ以上に激しくひっくりかえったのは、カールが過去にハート型の鍵を持ってたことがある、っていうくだりです・・・・ドギマギ、びっくりしたわぁ・・・・。

と、と、ともかく、ミイラの謎の答えはさかのぼること1960年代、スプロー島の女子収容所にありました。

 

感想

 

特捜部Qのカール・マーク


いやカール可愛いですよね、アサドをはじめ、素直になれない相手にこそじつはデレてるってのがわかりやすくて。

関係ないけど息子最近出てきませんね・・・・冒頭のアサドへの対応を見る限り、コミュ障重症化してるようだし・・・愛想をつかされてしまったのかも。

 

ともあれ、仕事はできる男です。
事件を追ううちまっさきに真相をたぐり寄せるのがカールです。
仲間にはなかなか見せない優しさを、相手によってはストレートに投げかけるのもカールです。

でも、それもローサとアサドのフォローがあってこそなんですよね。
なんだかんだとモメながらも、チームワークが最高のパフォーマンスを発揮する黄金のパーティー。 
この、一人欠けても物足りない状態は、ハッキリいって萌えます。

 

一方、一切萌えられないのが優生保護法に基づいて、あるいは基づいてなくとも不妊手術を行う医師クアト・ヴァズ。
ニーデとの最初の面会で、ニーデを膝の上に座らせましたよね?
あれをキッッッッッッッモイと言わずして何をキモイと申せましょう!!!
アタイ昔アルバイト中、上司から似たような要求をされたことがあって、今回トラウマが再燃し、背筋に悪寒が走りました。
そんなパワハラでセクハラのロリコン野郎の膝には、少女の尻などではなく、漆を塗った剣山でも打ち込んでもらいたいです。あと鼻毛にくまなくパンチパーマかけやがれ。

 

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もうひとつ心に残ったのは、殺された弁護士の妻が、優生思想の夫を理解できなかったと言うところ。
自分とは違う、自分はそんなはしたない人間ではない、というプライドをもつ女性として描かれているのが良かったです。
まるで反感がわかないわけでもないんですけど、少なくとも、人間の品格とはどこにあるのか、一考する機会になりました。

 

今回移民という立場もあって、アサドの役割はことのほか大きかったですよね。 

アサドを失いそうになって、やっと本音を言えるカール。 

特捜部QJOURNAL64

映画のラストはネコもいて、ほんとうにほっとするものでした。

 

ただ、原作はニーデの顛末といい、このようにホッコリとした終わりにはならないようです。
・・・・こ、こ、怖くてとても読めそうもない・・・・・。

 

特捜部Q―カルテ番号64―(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

特捜部Q―カルテ番号64―(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 
特捜部Q-カルテ番号64-(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

特捜部Q-カルテ番号64-(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 

 

「特捜部Q カルテ番号64 」 データ

  • JOURNAL 64/THE PURITY OF VENGEANCE(2018)
  • デンマーク、ドイツ

 

監督

  • クリストファー・ボー

原作

  • ユッシ・エーズラ・オールスン

キャスト

  • ニコライ・リー・コス(カール)
  • ファレス・ファレス(アサド)
  • ヨハン・ルイズ・シュミット(ローセ)
  • ソーレン・ピルマーク
  • アンダース・ホブ
  • ニコラス・ブロ
  • エリオット・クロセット・ホブ
  • ビアテ・ノイマン

『映画』ダージリン急行(2007)

ダージリン急行(2007) / ウェス・アンダーソン

ダージリン急行のエイドリアン・ブロディ

 

The Darjeeling Limited(2007)

 

いまさらなんですが、ダージリン急行を讃えます。

ウェス・アンダーソン監督作のなかでも、かなり好きな映画です。

とくにビル・マーレイのオープニングシーンが好きすぎて、数日ぐらいならえんえんとリピートし続けても飽きない自信あります。

しかも!!

オーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツマンといった特濃デコボコ三兄弟がインドで心の旅をするってんですよ!!

最終目的は「ママ」に会う事!しかもそのママがアンジェリカ・ヒューストンという画の強さ!!
ライオンかトラかヒグマかで言ったら、ヒグマ並みの強さ!!


ハッキリ言ってもうそれだけで、オツムが「ヒドい(褒めで)」と予測変換してくれるので、人類様津々浦々、もれなく腹がよじれる仕様です。

見終わった時の心境がホッコリしつつも「インド行きたい!!」という山びこが牙をむくに尽きるのは、言うまでもありません。

もう様変わりしてるとしても。

 

 

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あらすじは映画を見ればわかりますので割愛。(オイ)

 

ここで私が言いたいのは、まずエイドリアン・ブロディの素材の良さでございます。
3兄弟の中にあって、手足の長さはナンバー1!!

とにかく、走るシーンが良いのです。
もちろん、ビル・マーレイの走り方も最高です。冒頭のシーンは、この二人でなければならなかった!!という必然性を感じます。

 

あと、デコにサングラスをかけてサマになることにかけては、3兄弟の中のみならず、ハリウッド俳優の中でエイドリアンがナンバー1だと思います。
眉弓グッジョブなのはもちろんですが、そこに八の字マユゲが加わることにより、画面をアートたらしめる完成度がアゲアゲなのでございます。

 

もちろんこのサングラスは単なる伊達ではございませず、映画を理解するにおいて格別深い意味がございます。
ので、エイドリアンの八の字マユゲが、映画のクオリティをグイグイ底上げしていると言っても、決して過言ではないと思います。

 

ダージリン急行

 

そして、やはり長男を演じるオーウェン・ウィルソンでございますね。

ハリウッドで多くの監督に愛されてるゆえんが、この映画でわかります。
(まぁ、他の映画でもわかります)

芸風の多彩さは他の追随を許しません。
空前絶後に鼻バンソコ似合うし!!

 

さらに、アカーランド監督の

seicolin.hatenablog.com

・・・以来、アタイお気にのジェイソン・シュワルツマンが末っ子のジャックを演じています。
ジェイソンは頭髪のウェットな感じがいいんですよ・・・。
マユゲマツゲムナゲなど、いろんな毛がフサフサですし・・・可愛いんです、とても可愛い。
そしてさすがコッポラ一族、脚本にもいっちょ噛みしてる模様です。

 

ともかく、もし未見の人がいたら、片っ端から耳打ちして、おすすめしたい映画です。
3兄弟が同一画面に納まってるのを見るだけで、ヘソが茶を沸かすというエコはデフレ時代の福音以外の何者でもありません。
そのうえ、頬の筋肉までユルリとほぐれるという、ヒーリング効果を広めたい。

 

きわめつけはラストの「オー、シャンゼリゼ」www
これはマジに参りましたと言うしかないない。

 

 

『ダージリン急行』DATA

 

ダージリン急行 [Blu-ray]

ダージリン急行 [Blu-ray]

 

 

 

  • The Darjeeling Limited(2007)
  • アメリカ

 

監督

  • ウェス・アンダーソン

 

キャスト

  • オーウェン・ウィルソン(フランシス)
  • エイドリアン・ブロディ(ピーター)
  • ジェイソン・シュワルツマン(ジャック)
  • アンジェリカ・ヒューストン(パトリシア)
  • アマラ・カラン(リタ)
  • ワリス・アルワリア(主任客室乗務員)
  • ウォレス・ウォロダースキー(ブレンダン)
  • カミーラ・ラザフォード(アリス)
  • イルファーン・カーン(インド人少年の父)
  • バーベット・シュローダー(自動車整備の人)
  • ナタリー・ポートマン(ジャックのGF)
  • クマール・パラーナ(乗客)
  • ビル・マーレイ(ビジネスマン)

『映画』ダークウォッチ 戦慄の館 (2014)

DARK HOUSE / ヴィクター・サルヴァ

ダーク・ウォッチ戦慄の館のセスことトビン・ベル

 

トビン・ベルのロンゲ姿を愛でたい映画

 

ホラーとして見れば軽かったんですけど、いろいろ面白かったです。
そりゃぁ劇場で1800円払う気にはなれない映画かもしれません。
ただ、動画配信サービスで見放題だったからこそ出会えた映画でこのクオリティなら、これも縁よね、出会いをありがとうU-NEXT!って思いますよね。
いや、U-NEXTに限らず、他サービスにもあんのかも知れないが・・。


ともかく、主演のルーク・クラインタンクが美形なんですよ。
やわらかそうなフサフサのまつげが光にあたってキラキラするんです。

しかもトビン・ベルのロンゲ姿まで拝めるのです。
ええ、もちろん清々しいほど似合っていません!!最高です!

(トビン・ベル?誰それ?って場合は、「SAW」をぜひごらんください。シリーズ全部観るとゲロ長いので、1~2ぐらいでオッケーです。)

その二人だけでも、微妙に豪華キャストじゃございませんか?
それ以上の贅沢を、コチラから求めるのは強欲ってモンでしょう。
あえて求めず、製作者がふるまってくれるお楽しみをありがたく頂戴するという、奥ゆかしいスタンスで見るのが丁度いいような気がします。

というと「つまんなかったの?」って眉間のシワ入りで疑う向きもあろうかとお察ししますが、んなこたぁありません!
私としては、絶賛面白かったのです!

 

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あらすじ

オメメきらきらまつげフサフサのイケメン、ニック(ルーク・クラインタンク)がとある一戸建てに引き寄せられる話。
どう見ても引き寄せられるというより、ニックのほうが迫っていってます。

ダーク・ウォッチ戦慄の館のニック

母の遺産のその一戸建ては水害かなんかで町ごと流されて、存在が都市伝説と化しているようなシロモノでした。
しかし家の実在を信じるニックは、妻(妊婦)、友人とともに捜索の旅に出ます。
途中で測量隊の3人が増え、順調に6人編成のパーティーとなります。

ところがいともあっさりたどり着いた一戸建てにはセス(トビン・ベル)という見るからに怪しいオヤジがいて、ニック一行は一旦追い払われてしまいます。
なぜかまた一戸建てにたどりついてしまうんですが。

 

感想(ネタバレある)

 

どうせ誰も見ないと思うので言います。

逃げても同じところに戻ってくるホラーということでループ系かな?と思って見始めたら、まさかの天使堕天使悪魔ネタ!
思いもよらぬ飛躍を見せられたぶん、私の脳がとまどって「面白いかも?」と迷走したような具合です。

 

主人公は「触った相手の死に様が見える」という、あんましうらやましくない特殊能力を持っています。
つまり、ご親切にも映画を見てるアタイにまで「どのキャラがどう死ぬか」ってことがあらかじめわかっちゃうんです。
マジか心の準備をさせてくれるなんて親切すぎる!!

などとアタイが感謝すると思ったか!

俗に小さな親切大きなお世話っていうのがありますが、まさしくそれの極みよね。
ただでさえ必要最小限の登場人物に、死に役生き残り役黒幕などを余裕なく振り分けていて、フラグ立ちまくってんのにその上「死に様」というささやかなドキドキハラハラを視聴者から早速奪って、一体誰得の設定なんだ!!

いやでも、ホラー映画としてあるまじきことでも、伏線としては機能してます。
落ち着けアタイ。

ぶっちゃけ、この映画の見どころはもっと重箱のすみっこのほうにあると思います。

イチオシはやっぱし、セス率いる「だるまさんが転んだ部隊」のビジュアルですよね。
凶器の斧を引きずりながら迫ってくる時の歩き方!
私がGIF職人なら、ぜったいアニメにしたくなる。

 

あと、森が舞台なのにもかかわらず、チェーンソーが出てこないのも良かったです。
あれはもう凶器としてメジャーになりすぎてるからね・・・。
その点、斧は最高です!
凶器としての斧の良さは、ちょっと無骨で硬派なところでしょうか。

でも使い手が頑張れば、飛び道具にもなるんですよ。
手斧って言うんですかね、あれを長い柄の斧でやっちゃうんです。
的を外しても至近距離でアレが飛んでたら与える精神ダメージ大きそうだし、まともに当たれば格別の成果がございますよね。

 

もちろん、この映画最大のチャームポイントは、先にも申しましたようにトビン・ベルのロンゲ姿に尽きるのですが、強いてつけ足せばサマエルがぽっちゃり系という点においてもけっこう意表をつかれます。

ちなみに、それ以外にも細かく笑える点は山ほどあるし、何より主役がイケメンですので、責任とらずにすむのなら謹んでプッシュさせていただきます。

 

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「ダークウォッチ 戦慄の館」データ

 

  • HAUNTED/DARK HOUSE (2014) アメリカ

監督

  • ヴィクター・サルヴァ

キャスト

  • ルーク・クラインタンク(ニック)
  • トビン・ベル(セス)
  • アンソニー・レイ・ペレス(ライアン)
  • アレックス・マッケンナ(イヴ)
  • ザック・ウォード(クリス)
  • イーサン・S・スミス(サム)
  • レスリー=アン・ダウン(リリス)

『短編映画』ティンカーベル(2012)

Efímera(スペイン)/ディエゴ・モディノ

短編映画ティンカーベル

 

「ティンカーベル」あらすじと感想 

 

むさくるしいおじさんトリオのえげつない拷問中、天使のような女の子が現れて、バレエを踊るお話です。

とりあえずちょっとの間、おじさんたちの心は洗われます。

未見の方は、トレーラーを貼っておくのでぜひ見てね。

でも、この短編映画の見どころは、トレーラーにはないバレエのシーンだと思います。
女の子(アリシア)の愛くるしさが、なんせハンパないんですよ!
踊りがちょっと下手だったりして、そこがなんともいいんですよね。
いまにも失敗しそうでアタイも悪いおじさんたちと一緒にニコニコしたりハラハラしました。

あと、すごく不思議な世界観もすてきで、細かいとこまで本当にいい感じです。
リュックからちょっとはみだしたチュチュとか、可愛いレコードプレイヤーとか、チュチュに仕込んだリボンとか、アリシアの装備にきゅんとします。

人相の悪いおじさんたちが一瞬かわいくなるのもたまりませぬ。

 

ちなみに私はU-NEXTで見ました。
未見の方には機会があればぜひ!とオススメします。
できるだけたくさんの人にこれを見て幸せな気持ちになってほしいです!
短いしね!

 

youtu.be

 

こっちはPaula Peñalverちゃんのインタビュー。

youtu.be

 

ティンカーベルのアリシア

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「ティンカーベル」データ

  • Efímera(2012)18分
  • スペイン

監督

  • ディエゴ・モディノ

キャスト

  • アスンシオン・バラゲール(Milagros)
  • ホルヘ・ボッシュ(Sven)
  • Zaza Mikeladze(Zaza)
  • Carles Moreu(Boris)
  • Salvador Palomino(Oleg)
  • Jorge Peñalver(Dimitri)
  • Paula Peñalver(Alicia)

『映画』小さな悪の華(1970)

Mais ne nous délivrez pas du mal/ジョエル・セリア

小さな悪の華

※少女たちは、見た目「美少女!!」・・・・っていうより、ごくふつうの女の子って感じです。

目次

 

私のトラウマ映画

 

いわゆる胸糞映画って、私の場合何だろうなぁと考えたとき、あのキョーレツなるセルビアンフィルムレクイエム・フォー・ドリームなどを差し置いて、真っ先に思い浮かぶ映画がこちらです。

モトネタはピーター・ジャクソンの「乙女の祈り」と同じやつらしいけど、アレンジが違うので別物として脳内仕分けしております。 

 

あらすじと感想

主人公はアンヌとロール。
15歳ぐらいの、ミッション系校の寄宿生なんですが、んまぁ~悪い子なのでございます。
シスターの目を盗み、ひとつのベッドで二人仲良くふとんをかぶって、モゾモゾとロートレアモンのマルドロールの歌とか読んでいる!!

ええ、ええ、背徳の書ですよね、背徳の!!
それをアータ、思春期の、不安定な時期に!!
そらヤバイことになりますがな!

・・・まぁ私もボードレールとかその時期に読んだわけやけど・・・。
むしろその時期以外には読まないかな、とも思うけど・・・。

ともかくこの女の子たちは、ロートレアモンとかボードレールの影響を、モロに受けちゃっているのです。
ぶっちゃけ、カトリックをとことんコケにして、悪であることを宣言し、サタンに忠誠を誓ったりする。

 

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アンヌはブルジョワのお嬢様で、二人の関係において主導権を握っています。
いわばアンヌが軍師でロールが特攻隊みたいなモンなのかな。
男を誘惑し反応を見て遊ぶのですが、脱ぐのは主にロールです。

 

学校が夏休みに入って、娘にあまり関心がない両親はお屋敷にアンヌを置いて旅行かなんかにでかけます。
これで、二人が存分に羽を伸ばす条件が整うわけ。

当然二人の遊びもエスカレートするから、こっからが怖い!!!

アンヌとロールがつるんでそれは楽しそうにいろんな悪さをするんですが、いちばん嫌だったのが生き物がらみのシーンです。
そもそも、ネコが嫌がってるのにこねくりまわすアンヌとか、アタイ的にはめっちゃ嫌!!
なのにそれよりぐぐっと嫌なシーンがあるわけだからマジ鬼畜!

 

ぶっちゃけ庭師が可愛がってる小鳥たちを、一羽ずつ殺すんですけど、一度に殺さない理由がぞっとする!!

そして、小鳥の死を嘆き悲しむ庭師を見て、無邪気にキャッキャとはしゃぐんです。
もう本当に楽しそう!

ギャーーーやめろ~~~~!!!アタイが卒倒するだろうが!!

 

というわけで、これ以上はとても書けません。

なんつーか、あくまでも子供の行動ってとこが怖いんですよね。
体は成熟しかけてるけど、幼児体型の部分もあってセクシー未満、特に美少女ってわけでもないのに、それだからこその淫靡なフェロモンがダダ漏れしてて鳥肌ものです。

ラストの衝撃も衝撃だけど、アタイ的にはラストのシーンで、二人クネクネしてるのがおぞましかった。

ともかく、いろんな意味で問題アリアリ作ですよね。

今はこんな映画が出てくる時代じゃないだけに、決してオススメはいたしませんよ!
特に良い子はぜったい見ちゃダメなやつ!

アタイは良い子だから見ちゃダミだった!
だからいまだにトラウマに苦しんでいるのだ!た、た、たぶん。

 

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「小さな悪の華」データ

 

  • Mais ne nous délivrez pas du mal
  • 1970年フランス

 

youtu.be

 

監督

  • ジョエル・セリア

キャスト

  • ジャンヌ・グーピル(アンヌ)
  • カトリーヌ・ワグナー(ロール)
  • ベルナール・デラン(旅人)
  • ミシェル・ロバン(レオン)
  • ジェラール・ダリュー(エミール)
  • マルク・デュディコール
  • ヴェロニク・シルヴェール

 

『映画』道士下山(2015)

Monk Comes Down the Mountain/チェン・カイコー

道士下山

目次

 

あらすじ

山中の道教寺院で育った捨て子のハー・アンシァ。
寺院の食いぶちが増えたため、寺への居残りをかけての戦いで、みごと勝利したものの、法師から「お前の強さなら外界でたくましく生きていけるであろう。んじゃ、達者で。」なんちゃって、体よく追い払われ下山します。

ぶっちゃけこれは、そんなアンシアの見た「いろんな人たち」の物語です。

 

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感想

まず、監督のチェン・カイコーさんについて、 「覇王別姫」とか「北京ヴァイオリン」なんかによるイメージが強い場合は、そのスリコミを、一旦とっぱらう必要があると思います。
つーか、アタイが思うにチェン・カイコーさんはわりと二人程いますので、どちらかというとこの「道士下山」は、「プロミス」なんかを撮ってるほうのチェン・カイコーさんの仕業かな、とあらかじめ割り切っておくのが吉かと思われるのでございます。

ちなみにプロミスはコレざます。↓
突っ込んだら負け、みたいな超センス、このヒドさ、ラブリーさ。お気に入りです。


seicolin.hatenablog.com

 

悪役がサイコー

ええ、悪役が濃いんです。
ミーハーにとって、そこ最重要ポイントです。

とくに最後にチラっと出てくる、ラム・シューの暑苦しさがたまりません。

あと、ジェイシー・チャンの見どころ多し。
彼は麻薬で捕まっちゃったから、今後の活動が予測できないだけに、本作の露出はかなーりレアだと思われまする。
特にポイズンシーンはアホらしい上にバカなので、よく温めてじっくりと愛でよう。

 

映画道士下山の悪役

悪役なのに、なんか親子愛みたいの見せられるし・・・。

 

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そして、キャストが豪華なのです。
ツイ医師の弟にして間男のダオロン役にヴァネス・ウーとか、たまらん人もいるのでは・・・。 
傾国の美女リン・チーリンも、生足あらわにもうええっちゅうほどサービスして下さいまくります。
ありがとう、リン・チーリン!
たとえ少女コスプレやフリルの暴力に世間の物言いがついたとしても、アタイは一生味方だよ!

 

メインエベント

もちろんメインイベントは、アーロン・クォックとチャン・チェンの二大美形であります!
中国の山奥で、二人っきりで仲睦まじくいちゃいちゃ・・・いや、修行したりしてたんですよ!
ぶっちゃけミラーマンとの違いは、場所がインドか中国かぐらいですよ!

最強の猿撃術習得の過程では2ショットを超堪能、行き過ぎた目の保養で、アタイの目はくらみっぱなし。
んでこのカップルいまは別々の道を歩んでるけど、ココロの中で逢ってるってんですよ!!

やだもうやめて~~~ラブラブじゃん!

 

映画道士下山のアーロン・クォックとチャン・チェン

 

ちなみに、私はやりすぎワイヤーアクションがそもそも苦手だったんだけど、なんかもう、最近は何でも許せる心境に至りつつあるのを実感しました。
ヤバイヤバイ、そろそろ解脱してんのかもしんない・・・。

チェン・カイコー様、どこまでも行くがいいさ!!
私は、なるべくついて行くよ・・・。

というわけで、「道士下山」、「道士下山」をよろしく。
いまならネトフリにありますぞ!

レッツ、ガン見!

 

道士下山 [Blu-ray]

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「道士下山」DATA

  • Monk Comes Down the Mountain
  • (2015年)中国 / アメリカ

監督

  • チェン・カイコー

出演

  • ワン・バオチャン(ハー・アンシァ)
  • アーロン・クォック(チョウ・シーユー)
  • チャン・チェン
  • リン・チーリン
  • ファン・ウェイ
  • ユン・ワー
  • ワン・シュエチー
  • ヴァネス・ウー
  • チャン・クォックワン
  • ラム・シュー
  • ジェイシー・チャン

『映画』チェインド(2012)

chained/ジェニファー・リンチ

 

映画チェインドのエイモン・ファーレン

目次

 

あらすじ

 

少年ティムが母親と一緒に乗ったタクシーは、あろうことか連続殺人犯の車だった!
あぁタクシーに乗った時点で早々に訪れる運の尽き。

しかし殺人鬼ボブの目的はレイプ殺人であるゆえに、ターゲットは女性のみ。
小便臭い小僧など、てんでお呼びではなかったのです。

つーか、意外と几帳面な殺人鬼、ルーティンから外れる行動(少年殺人)はいたしません。
だからといってさらってきたモンを解放するわけにもいかず、自分に母を殺されたその少年にラビットなどと命名し、鎖につないで自宅で扶養するのです・・・・。

 

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感想

 

こ、こ、これは困った映画ですよ!
なんなの?

監禁もの?
連続殺人もの?

と思いきや、その主体は意図せず義親子ぽい人間関係を築いた2人の、すれ違い子育て(子育ち?)ドラマだったのです。

いや、そう思って見ていたのに、思わず「なんだと?」とコメカミに血管が浮き出るオチがあるにはあるんですけど・・・。

 

ともかく、なにが面白いって、殺人鬼のお宅の奇妙な生活感!
殺人自体生活の一部と化しているから、血糊の後始末も死体の処理も、毎日の掃除も同じテンションとしか思えません。
大事なことなのでもっかい言うけど、殺人が特別イベントに見えないんです。
あくまでも、仕事して、殺して、食事して、お片づけして、掘ったり埋めたりして、寝る、というルーティン。
お部屋は彩度低めながら妙に片付いているし、被害者のデータはきちんとラビットにファイル化させて、殺人鬼の病んだ几帳面さが滲み出る。

 

そして、監禁生活も早や9年という時に、すっかり青年になったラビットに「お前は勉強しなくちゃいけない。本を読め。」とか言い出すボブ。
まぁそこは教育と実益を兼ねて、ボブんちにある本で、ラビットは人体について学ばされます。

どうやらボブは養父として、ラビットをどこへ出しても恥ずかしくないちゃんとした殺人鬼として、育て上げたくなったらしい・・・。

 

だがしかし、ラビットはボブに服従しているようでいて、心底洗脳されたわけではございません。
殺人鬼として世に出ることを、心の中で断固として拒否しています。
一方ボブは、一見ラビットを力づくで支配しているようでいて、ホットな父性愛のごときものを見せていて、ラビット用の椅子をプレゼントしたりする。

この2人の温度差が、やたらじわじわ来るんですよね・・・。

 

そして、ボブとラビットの9年の情が、昨日今日さらってきた小娘にぶちこわされ、ついに終わりを迎えるのですが、不覚にもアタイはボブの報われなさに、ちょっと涙したかもです。
いや、アタイ間違ってる、間違ってるのはわかるんですけど、だってボブのキャラが可愛いんですよ!
ビンセント・ドノフリオさん最高です。

もちろんお絵かきしたように、エイモン・ファーレンも最高でした。
やせた体、長い手足にダボダボだったりピチピチだったりのサイズの合わない服をまとい、背中をまるめたスタイルは、男の子の監禁ものスタイルとして、テンプレ化したらいいんじゃない?

 

いや面白かったです。 

結論として、今後どんなにハデに滑ったり転んだりしたとしても私は娘リンチ監督について行こうと思います!
確かに今酒入ってるけど、たぶんシラフでも後悔しない。

 

 

「チェインド 」データ

  • chained (2012年)カナダ

 

チェインド [DVD]

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監督

  • ジェニファー・リンチ

出演

  • ビンセント・ドノフリオ(ボブ)
  • エイモン・ファーレン(青年のラビット=ティム)
  • コナー・レスリー
  • エバン・バード(少年ののラビット=ティム)
  • ジェイク・ウェバー
  • ジュリア・オーモンド
  • ジーナ・フィリップス(マリエ)

『映画』特捜部Q-Pからのメッセージ-(2016)

Flaskepost fra P/ハンス・ペテル・モランド

映画特捜部QPからのメッセージ

目次

 

特捜部Qシリーズ第三弾

 

ユッシ・エーズラ・オールスン原作、特捜部Qシリーズの三作目。
今回、監督が交代した模様で、前二作とは微妙に雰囲気が変わったかも。

まぁ、どっちがどう、って比べることに興味はないけど・・・、つーかシリーズ全部好きなのはまぎれもないけど、少なくとも今回は美形キャスト率があがっていたので、眼福アンド似顔絵描きが楽しかったことを、記しておきます!

もちろん、そんな美形たちの中にあっても、ひときわ眉間のタテジワとむさくるしさを、惜しみなく放つカールとアサドのおっさんペアが、いちばん可愛いのは言うまでもありません。

しかし、ただひとつ詰め寄りたいのは、

前回特捜部入りした猫はどうなった?猫は!

・・・というところですよね。正直、めっちゃ気になります。

 

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あらすじ

▼前回の事件

 

seicolin.hatenablog.com

 

前回の事件による衝撃で、ガッツリ魂が抜けてしまったカール。
あえてタオルに例えるなら、まるで洗濯のしすぎで激しく痛み、ゴワゴワのカチカチのまま石化したやつ。
短く言うならタオルの化石。

特捜部Q-Pからのメッセージのカールとアサド

だがしかし、そんなタワシみたいなタオル(カールだってば!)にふんわり魔法をかけて生き返らせた、とっておきの柔軟仕上げ剤・・・、いやさ、古いボトルメッセージ。 

7年前、殺人犯に監禁されていた子供が助けを求めてボトルに込めたメッセージが、まさに今!起こっている誘拐事件とつながって、おそろしい殺人者の闇と、カール、アサドらの宗教観があらわになっていくのです。

というわけで、今回もやぱし、「犯人は誰か?」という話ではなく、犯人はどう病んで、なぜそれをするに至ったのか、というのが焦点の模様です。

相変わらずあらすじ説明に進歩がなくて申し訳・・・ズズズ。(涙と鼻水)

 

 

感想

 

もともとシリアスさに胸をかきむしる系のシリーズだったんだけど、今作は最高傑作と謳われるだけあって、ことのほかずっしりきたきた、という印象です。


カールとアサドの掛け合いも、クスっとできる成分が少なめになってて、特捜部Q内の人間関係の描写が、とうとう佳境に入っちゃったかな、とか思う。
ホラ、テレビシリーズなんかの続き物によくあるじゃん。
まだわかりあえなくて睨み合ってるぐらいの時は、愉快な掛け合いやってんのに、回を重ね佳境に入るにつれ、人物描写という穴を深く深く掘りすぎて、どんどん笑えなくなっていくやつ!

 

でも、特捜部Qは扱う事件そのものが暗いので、せめて部署内にもっと光を!!!あるいは笑いを!!だめならせめて温泉を!!
・・・・って思いませんか?思いますよね?

ぶっちゃけ、アタイとしましては、カールとアサドとローセがコーヒーなんか飲みながら、飼い猫が増えまくるだけの映画でもイイんですけど!!

ダメですかね・・・。
大道具フンパツして、キャットタワーも配置するけど・・・やっぱダメ?
ローセ用に対戦相手もつけるけど・・・・ほんとにダメ?

 

だってさ~~、ただでさえ毎回体を張ってるカールが、今回もバコーンと畑に転がされたり、水浸しになったりと、案の定なドエリャー目に遭いまくるのが、さすがに不憫でなりませぬのよ。
挙句、自分が殺されたほうがはるかにマシ!!って状態に至りますと、いくらなんでも「もうやめてあげてええええ!!」ってなりますよね、なりました。

今作以降の展開によって、さらにカールに空く穴が広がる可能性まで考えますと、もしもアタイが責任者ならいまのうち、特捜部にキャットブースと医療班作るし、外科医と精神科医と、美人ナースを配属しておきたいです。

 

え?アタイ脱線しました?えと、映画の感想でしたっけ? 

 

うーん、か、感想に戻りますと、自分の宗教観まで問われたような、いたたまれなさがつらいです。

かろうじてあらすじに書いたように、7年前のボトルメッセージが7年後の誘拐事件を解く手がかりになるんですけど、そのいきさつがめっちゃドラマで、無宗教のアタイですら、「おぉ神よ!」って言っちゃうやつです。

子供たちはきっと、犯人のキモさに、うすうす気がついてたりしたのだろうに、「父母が信頼している人だから」あるいは、「神に仕える人だから」という思い込みによる油断から、行動を誤ったのだと思います。
そして、そうした出来事を親の信仰が誘引したのだとすれば、父母の無念はいかほどか。
だからこそイリーアスの行動に、胸を強打されました。
アタイも親の一人として、自分の思想ひとつで子供の運命を左右する可能性を考えますと、胸が張り裂けんばかりです。

でも、困ったことに、この映画はやぱし美しいのです。

犯人の最後のシーンが、まるで洗礼の儀式のようで、そしてカール自身も子供を救ったことで救われていて、アタイの心にまでなんともいえない余韻をもたらしてくれました。

 

ミーハー萌えポインツ 

 

 

パスゴー役のヤーコブ・オフテブロ

今回の発掘キャストは、なんつってもポール・スヴェーレ・ハーゲンとヤーコブ・オフテブロでございますです!!
あと子供が天使すぎる。デンマークどんだけ天使天国!
犯人の子供時代の美少年っぷりまでハンパないし、イラストには手しか描かなかったんだけど、誘拐された女の子がマジ美少女でございます。

あと、個人的には、熊カテゴリながらイリーアスに激萌えしました。
映画をごらんになった方には、共感してもらえるかもしれない!

 

「特捜部Q-Pからのメッセージ」データ

Flaskepost fra P(2016)

デンマーク・ドイツ・スウェーデン・ノルウェー

 

特捜部Q Pからのメッセージ [DVD]

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原作

最近のアタイは、原作を読まずに映画だけ見て満足する技を習得し(集中力の低下とも言う)、おおいにエネルギー削減、オツムのエコ仕様として技を活用しておったのですが、このお話は、やっぱ、原作の魅力に触れることで、病みつき度が増すようです・・・。

余談だけど、前回この現象にやられたのは「魍魎の匣」だったので、あの分厚さの凶悪感に比べたら、特捜部Qシリーズははるかに良心的でございましょう。

 

特捜部Q ―Pからのメッセージ― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

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  • 作者: ユッシ・エーズラ・オールスン,福原美穂子,吉田薫
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監督

  • ハンス・ペテル・モランド

キャスト

  • ニコライ・リー・カース(カール・マーク)
  • ファレス・ファレス(アサド)
  • ポール・スベーレ・ハーゲン
  • ヨハン・ルイズ・シュミット
  • ヤーコブ・オフテブロ
  • ソーレン・ピルマーク

 

 

『映画』特捜部Q-キジ殺し-(2014)

Fasandaeberne/ミケル・ノガール

 

特捜部Qキジ殺し

目次

 

特捜部Qシリーズ2作め

 

前回の事件の解決により、特捜部Qは、解決済み事件の書類整理という名目の島流し部署から、未解決事件花形捜査班にレベルアップし、しかも秘書と猫まで加わりました!
猫の名前はキャット。訳すれば猫!ミケとかタマですらない!!

うむ、カールらしいです。
たぶん、カールはセンスが良くも悪くもなく、ぶっちゃけ「センスが存在しない」んじゃないかな。や~ね~、んもー可愛いよっっカール!

 

▼前回の事件

seicolin.hatenablog.com


ちなみに、ちょっと出世したからといって、相変わらずナンパに成功しないわ、義理の息子との約束を忘れて関係改善の機会を逃すわ、と、カールの行動パターンは何一つ変わっていないので、前作から、まったく時差を感じません。

ただ、目の前のコーヒーが、ローセ(秘書)の入れたものだと確認してから飲む、という描写があって、ソコは気にとめるべきポインツですよね。

確か前回、アサドのコーヒーを認めたんじゃなかったんかぃ!

 

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あらすじ

今回の特捜部Qは、20年前、お金持ちのボンボン御用達全寮制高校が舞台となった、双子殺し事件の真相に迫ります。


殺された双子の父親であるもと刑事は、20年にわたり独自に捜査を続けていたんですけど、ある日、カールに捜査を託して自殺します。

ぶっちゃけ、一見推理物?となりそうな幕開けなんですが、これはね~・・・、犯人探しのお話ではなかったです。

真犯人が、どういう人物であるのか、双子は何のためにむごい死に方をしなければならなかったのか、そして特捜部Qが、犯人をどうやって追い詰めていくのか、カールやアサドを応援しつつ、手の汗をシットリ握りつつ、成り行きを見届けるお話なのでございます。

ちなみに、「キジ殺し」とは、特権階級による娯楽としての狩猟を意味している模様。

 

感想

 

特捜部Qキジ殺しのキミー

 

いやぁ~~、暴力描写の凄まじさが、なんとも胸糞でございました・・・。
アタイ的には、時計仕掛けのオレンジよりも、ファニーゲームよりも、こっちのほうがイヤだったかも・・・。

なんせ単純に、ディトリウとウルレクがイヤすぎます。
狡猾で残虐で腐っているのに、富豪という出自の威によって守られ、さらに成功者として社会の高みから下界を見下しているような、現実にいそうな人物像なんだもん。

キミーはキミーで、同じ穴の狢かと思えば、逆に人間らしさの塊すぎて、救いがない性格だったかも・・・。
っつーか、制御のきかない激しい感情に翻弄される、キャラクターの強烈さ。
暴力性、残虐性、執着などがグツグツと煮えたぎった鍋の中に、ぐんにゃり変形した愛や、カビた良心のかけらみたいなスパイスと、ピュアな謎物体が入っていて、とりまく事情が動くたび、複雑な揺れ方をするんです。

さしあたって、存在が凶器めいていて、すれ違うだけで出血しそう。

 

・・・と言ってから書くのもナンなんですが、個人的に、ちょっと残念だったのは、登場人物にいまいち萌えなかったことでしょうか。
ぶっちゃけ、キミー、ディトリゥ、ウルレクの、20年前と20年後の姿がしっくり一致してないからじゃないかなあ?
もっと言えば、全編通じて華が欠乏気味というか。
だってアタイはミーハーですよ、「華」が欠乏したら貧血起きるの!

人物の華が少ないなら少ないで、やっぱ、せっかく富豪モノなんだから、せめて城に住まわせるとかさ~、庭に滑走路あるとかさ~、もうひとつ金にモノ言わせたインパクト欲しかったよね。
なんならウルリクにKTZの衣装を着せるとかでもよかったのに・・・。

 

特捜部Q ~キジ殺し~ [DVD]

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「特捜部Qキジ殺し」データ

  • Fasandaeberne 2014年
  • デンマーク・ドイツ・スウェーデン

監督

  • ミケル・ノガール

キャスト

  • ニコライ・リー・コス(カール・マーク)
  • ファレス・ファレス(アサド)
  • ピルウ・アスベック(ディトリウ・プラム)
  • デビッド・デンシック(ウルレク・デュブレ)
  • ダニカ・クルチッチ(キアステン)
  • サラ=ソフィー・ボウスニーナ(学生時代のキミー)
  • ヨハン・ルイズ・シュミット(ローセ)
  • マルコ・リソー(学生時代のディトリウ)
  • ベアテ・ビレ(テルマ・プラム)
  • ピーター・クリストファーセン(オールベク)
  • ソーレン・ピルマーク(マークス・ヤコブソン)
  • ミハエル・ブロストラップ(バク)

『映画』ドント・ブリーズ(2016)

Don't Breathe/フェデ・アルバレス

ドント・ブリーズ

目次

あらすじと感想

「デトロイトの過疎地域に住む、ひとり暮らし退役軍人おじいちゃんVSコソ泥3人組」というバトルもの?

青コーナーのおじいちゃんは事故で娘を失っていて、その示談金をガッポリ持ってる、という個人情報をコソ泥めらに握られて、ターゲットとしてロックオンされてしまったのです。

しかもこのおじいちゃんには、盲目というハンデキャップがあって、チンピラたちにとってはおいしいカモ鍋に見えた模様。もちろんネギは山盛りで。

 

けど、そのおじいちゃんというのが、スティーヴン・ラングさんなんですよ。盲目とはいえ、ナメてかかれる相手じゃないのではございませんこと?

赤コーナーの強盗たちは、せめて「必殺処刑チーム」とか、「コナン・ザ・バーバリアン」ぐらいは目を通し、覚悟を決めてから押し入れよ!って話ですよね?

しかも、このおじいちゃん、人生に絶望し、信仰を放棄しています。
それが何を意味するかと言うと、もう怖いものなんてない!ってことじゃーないのでしょうか。
強盗に、オーシャン並みのスキルがあらばこそ、所詮コソ泥の分際でチャレンジを試みるには、ワナオトコのお宅に次いで、敷居が高い案件ですよね。

 

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まぁ、強盗側にもそれなりの、事情の設定があったりします。
リーダー(?)のマネーはありがちワルで、とっとと死ぬからほっときますけど、マネーの彼女のロッキーは、劣悪な家庭環境という背景があり、可愛い妹の為にもなにがなんでも大金を得て、デトロイト脱出するもん!と夢見ています。
そんなロッキーに思いを寄せるアレックスは、一見いちばんマトモに見えるんですけど、父親の営むセキュリティ会社(信頼第一だろが!)のデータを盗みに利用している時点で余りにもアウト。

つーか、娘を失って、犬しか身寄り(?)のない盲目の年寄りから、金まで奪おうって企む時点で、この三人にどんな事情があろうがアウト。

ということで、アタイとしては由緒正しく、おじいちゃんを応援させてもらいました。

 

おじいちゃん目線で考えてみると、まず一人目、マネー殺しは、完全に正当防衛が成り立ちます。
あと、娘を殺した女性ドライバーを誘拐の上監禁して、「子供を返せ!!」と詰め寄ってしまうのは、子を失った遺族の悲しみを想像すれば、わからぬでもない感情の炸裂と言えます。
ただ、つぐないとして要求する、具体策が生臭すぎる。
殺したからには、ワシの子供を生んで返せ!!・・・・と、あまりにもダイレクトな解決法を、女性側の了解抜きに強要する!!
そのエピソードに関してだけは、誰もが「ギャアアアヘンタイ!」とドン引くこと間違いなし。

ぶっちゃけ、ロッキーが受精させられそうになるシーン(レイプではない)では、キモさの余り、アタイの顔がウメボシ状態になりました。
だってさ~、ストック精液の中に毛が混ざってたりするんだよ!でもってスポイトで吸い上げて・・・・・・そんな狼藉、生理的にムリ、ムリ、ムリに決まってるやんか!ねぇ!

だからして、すんでのところで難を逃れたロッキーが、じいちゃんにケリを入れ、スポイトを口にお見舞いするぐらいは、致し方ないというか、アタイとしても支持します。

 

でもだからといって、強盗たちによる「変態ジジイ死んで当然!」という姿勢が正当化されていいんでしょうか・・・?

ドント・ブリーズのロッキー

 

それにしても、強盗のほうは、同じ空間にじいさんがいても、息を殺してスリルに耐えれば、助かる可能性あるんだけど、じいさんのほうは 同じ空間に強盗が何人いるかもわからなくて、気配や物音、匂いぐらいしか頼りがないのよ。

スティーヴン・ラングが演じてるにしちゃ、おじいちゃんのバトルが意外と普通・・・というか、猫にかみつく窮鼠に見えて、なんかしんみりしてしまいました。

ところでこのスリラーの性質上、主役は泥棒のほうでしたけど、おじいちゃんが異常者だったらロッキーに感情移入できるか?といえばそんなわけもなかったです。
大体、弱者が、より弱者から奪おうとする構図って、何か気持ち悪いだね!

個人的には、結局どっちにも感情移入できなくなりそうなモンだったのに、ラストでやっぱり、おじいちゃんウッヒョー!!って嬉しくなったりしましたヤバイ。

あと、ワンコよワンコ。
ホラー的に、血糊より、ワンコのよだれがグッジョブでした!

 

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「ドント・ブリーズ」データ

  • Don't Breathe(2016年)アメリカ

監督

  • フェデ・アルバレス

キャスト

  • ジェーン・レヴィ(ロッキー)
  • ディラン・ミネット(アレックス)
  • ダニエル・ゾヴァット(マネー)
  • スティーヴン・ラング(盲目の老人)
  • エマ・ベルコヴィシ(ディディ)
  • フランシスカ・トローチック(シンディ)
  • クリスティアン・ザヒア(ラウル)
  • カティア・ボーカー(ジンジャー)
  • セルゲイ・オノプコ(トレヴァー)

 

『映画』特捜部Q -檻の中の女-(2013)

Kvinden i buret/ミケル・ノガール

特捜部Qのカールとアサド

目次

 

あらすじ

ユッシ・エーズラ・オールスン原作のミステリー。

とある捜査で、やらかしてしまって心と体に深い傷を負った刑事カール。
もともと同僚に好かれるスキルがない不器用なキャラなのに、自らの強引な捜査によって、奇跡的にカールを理解してくれていた部下2人を失ってしまったのです。

職場復帰後、「まだ来なくていいのに」みたいに言われ、「お前とは誰もペアを組みたくない」とまで言われ、結局唯一の居場所の捜査一課みたいなトコから外されて、特捜部Qに追いはらわれます。

特捜部Qとは、捜査が終了した事件の整理をする部署で、厄介な刑事をとりあえす放り込んでおく最果ての窓際みたいなトコなんですけど、アサドという可愛い部下を得て、書類に目を通すうち、敏腕刑事としての勘がうなりをあげる事件を発見、勝手に再捜査を始めてしまうカールさんなのでありました。

再捜査の対象は、フェリーからの「投身自殺」で片付けられていた、一人の美人議員ミレーデの失踪事件であります。

 

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感想  

ネタバレあるよ。

 

マッツ映画で馴染んでいくうち、妙に気になり始めた、ニコライ・リー・カース目当てに見てみたら、なにこれ~~~めっちゃ面白い!

なんたって、ニコライの誇るチャームポイント、眉間の深いタテジワが、カールのキャラにビンゴですよね!
そしてもう一人の萌えキャラが、ファレス・ファレス演じるアサドさんです。

お話が進むにつれ、この2人がだんだん距離を詰めていき、シリアスなりに、面白コンビぶりを構築していく過程がたまりません。
後半、ついにアサドのコーヒーを認めたカール!!やだ~この2人仲良しじゃん!!

 

それにしても、被害者のミレーデさんは災難でした!
加圧室に監禁され、一年ごとに気圧を上げられ早や五年、ってだけでも気を失うほど恐ろしいのに、バケツトイレにバケツ飯!
監禁生活中たった一度、犯人が親切だったのは、虫歯に苦しむミレーデに、無言の差し入れをほどこした時なんですよ。

えっ、それ何?ペンチ?ペンチなのかよ?

おかげでミレーデさん、監禁中にもかかわらず、憎い虫歯めを、めでたく引っこ抜くことができました!!ありがとう犯人、気が利くね!

・・・なんてわけないだろ、麻酔はどこよ麻酔は!!!麻酔がムリでも、せめて酒とか飲ませなさいよ!

まぁ、こんな目に遭わされたら、普通はいっそひと思いに殺してくれ!って思いますよね。
思うに、同じ監禁ものの中でも、最もイヤンなシチュエーションではないでしょうか。

ただ、それだけに、ミレーデに対する犯人の凄まじい憎悪を、ゾクっと痛感して辛かったです。

なのに、なのにね!
こんな、ドス黒そうな題材なのに、この映画は美しいのです。
とくに、憎悪の原因が明らかになるシーン!!
ふわりふわりと白い雪が舞う中にミレーデ。半そでの赤いニット。
少年の目が、ミレーデを追う。
理屈じゃなく、一瞬、見とれてしまう清らかさ。

 

あくまでもアタイの解釈ですが、

その場の状況の悲惨さ、その後の運命の暗黒、自分の運命を変えた憎い少女に、一瞬魅了されてしまった少年。
その自己嫌悪のようなものが、少年の心に、時限爆弾のようなトラウマを仕込んでいたのかもしれない。
そして、再会の時、パンドラの箱が開かれた!

・・・という感じで、ミレーデに惹かれた記憶と、ミレーデへの憎悪が、リアルタイムでつながったことが、おぞましい復讐の原動力になったのかな、という気がしました。

 

ウフェ

個人的に、ミレーデの弟のウフェがめっちゃ良かったです。
事故の後遺症があって、セリフがないだけに、表情や動きの訴えに、圧倒されるのなんのって!
ミケル・ボー・フォルスゴーは、こういう役が似合いますのぅ!

特捜部Q檻の中の女のウフェ

 

最後に

ほんのちょっとのいたずらが、とりかえしのつかない悲劇を生む。
まして、キャラがいちいち濃い目のぶん、悲劇の規模もデカくなるよね。
事故の当事者の、誰一人として、(命が助かっても)救われないラストは、けっこうドンヨリするんだけど・・・。

最後に、警察手帳を取り返し、アサドに向かってほんの少し、不器用なヘタクソ笑顔を見せるカールが、超絶可愛かったので、次作も見ようと思います。

 

特捜部Q 檻の中の女(字幕版)

特捜部Q 檻の中の女(字幕版)

 

 

 

「特捜部Q -檻の中の女-」データ

  • Kvinden i buret 2013年 (デンマーク)

監督

  • ミケル・ノガール

キャスト

  • ニコライ・リー・カース(カール・マーク)
  • ファレス・ファレス(アサド)
  • ソニア・リクター(ミレーデ・ルンゴー)
  • ミケル・ボー・フォルスゴー(ウファ)
  • ソーレン・ピルマーク
  • トロールス・リュービュー

『映画』デッド・ベイビーズ(2000)

DEAD BABIES / ウィリアム・マーシュ

 

デッド・ベイビーズのポール・ベタニー

目次

 

あらすじ

ある週末、いろんな個性(ビョーキ)や事情を抱えた6人が住むシェアハウスに、やばいアメリカ人4人が手土産持って遊びにやってきました!
いざドラッグパーティーのはじまりだ!!っと個々ビミョ~~な温度差はありつつも、盛り上がる方向に余念のない、10人のおバカたち。

ところが、そんなさなかに発見される、むしりたて?とおぼしき肉片と、ホカホカ?とおぼしきウン子で書いたGの文字!
これって、今世間を騒がせている、「殺人論者」なる殺人グループの、犯行予告的なアレなのでわ?

・・・けどまぁそれはちょっと置いといて、せっかくクスリがあって男女がいるし、まずはピクニックしたり、バドミントンをたしなんだりしようぜ!!夜はバッチリ決めようぜ!!当然エロは欠かせないよな!

・・・・と、あまりにも殺人鬼の存在がないがしろにされるので、アタイとしても、どういうカテゴライズが妥当なもんか、困惑してしまう映画でありました。

 

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感想

デッド・ベイビーズ

ジャンキー群像劇とでも言おうか・・・ 


内容はサイテーなんだけど、とりあえず、ベタニーさんを描きたくなってしまう一品です。
なんせ2000年ものだもんね~~まだピチピチやないかぃ!!
あと、若かりしクリス・マーシャルも可愛い!!
そしてオリヴィア・ウィリアムズも可愛い!!

主要キャラは10人で、無茶な個性を手当たり次第こじつけてる感はあるものの、タイプのバラエティには富んでいます。
よくぞこうまでバージョン違いのアホナスやカボチャを並べたもんだな、と、ある意味アッパレというか、唖然というか、あのな~、と言うか。

ともかく、「なんじゃこりゃ」が一周回って、ゆる~~~~~く、じわ~~~~と、面白いような気がしてくるような、やっぱり気のせいだったかな、みたいな、水素風呂みたいなお話でした。

まぁ、牛やニャンコに対する仕打ちがアレなのだけはアカンって!
どんなに前後不覚にラリってようと、動物だけは可愛がってもらわんと、せっかくのアタイのホトケの顔が、般若に変身するからな!
 

ともあれ、殺人事件をからめながら、こうまでサスペンスを感じさせないボンクラ感は、珍品認定に値するかと。
血糊描写もなくはないけど、真に迫った絶叫を耳にするのは、クスリが切れるときだけです。

ちなみに、マーヴェル役の人は、監督さんよね?監督自ら脱いでるので、どんな下品な描写も、妙な説得力がありました。
あと、意識不明で記憶喪失のスキップに、「ここは地球。太陽を回る惑星だ。」と状況を説明するシーンは最高。
そ、そ、そこからなのかよ!

 

みどころ

そりゃ~ベタニさんのお色直しに尽きますよね!!
何をお召しになろうが、似合ってるんだからもぅしょうがないよね!!

あと、三人分のおっぱいが並ぶシーンも見どころなんじゃないかなぁ。
美人のおっぱいが横一列に並んでいるっていうのに、それがどうした感ハンパなくて、爆笑するしかなかったです。

もうひとつは、マーヴェルのアタッシュケース。
パコン!と開けば、ありとあらゆるドラッグがぎっしり!
マーヴェル曰く、クスリをブレンドして、各自思い通りのトリップができるという大風呂敷!
その割りに、見てるこっちはクスリの効果を感じないのがミソですね。
だって、クスリをやるまでもなく、どいつもこいつもシラフですでに最悪なんだもん・・・。

 

デッドベイビーズ [DVD]

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ともかく、アタイは面白かったです。
ベタニさんが美しい映画は、それだけで讃える価値があるのです!!

「デッドベイビーズ」データ

  • DEAD BABIES(2000)アメリカ

監督

  • ウィリアム・マーシュ

出演

  • ポール・ベタニー (クエンティン)
  • アレクサンドラ・ギルブレス (セシリア)
  • クリスチャン・ソリメノ (アンディ)
  • オリヴィア・ウィリアムズ (ダイアナ)
  • ヘイリー・カー( ロクサーヌ)
  • ウィリアム・マーシュ (マーヴェル)
  • カティ・カーマイケル (ルーシー)
  • クリス・マーシャル (スキップ)
  • アンディ・ナイマン( キース)
  • チャーリー・コンドウ