ミーハーdeCINEMA

ミーハーが映画やドラマを見てはあれこれとつぶやいてます。

ドクター・ストレンジ

DOCTOR STRANGE / スコット・デリクソン

ドクター・ストレンジ

 

マッツ・ミケルセンが走りまくるのですぞ!

えーとえーと、アタイぶっちゃけ無神経、つまりネタバレせずに感想を書く、などという高度な気遣いができぬゆえ、今まさに公開中という時期に、映画の感想を書いてはアカン奴!
・・・と一応自覚があるんですけど、今回はちょこっとアップしますねゴメンゴメンちょっとだけちょっとだけ。

どうせたいしたことが書けるわけでなし、実害はあましないはず・・・という気もするけど、念のため、ネタバレ感想がご迷惑なら、ここで引き返していただくのが円満かもです。
もし良かったら、鑑賞後、また遊びに来てくださいね!!

 

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あらすじ

天才神経外科医師のストレンジさんが、事故によって手を負傷!!
「手術の出来ない体になってもうた!」と絶望のズンドコにいたのですが、「いや、わしのマヒ、気合で治ったけど?」という症例を発見!
紹介されたアングラルートを、藁をもつかむ心境でたどってみたら、なんか気がついた時にはもう、魔法使いに転職するハメになっててな・・・というお話。

厳しい修行のかいあって、気合い(魔術?)でどこでもドアが出せたり、幽体離脱できたりのステキ体験がワンダホー!

感想

ともかく、街がああなってこうなって、ドヒャーンってなって、ゴーーーンってなってドドドってなる!
わーすごい!次々たたみかけてくる。すごーーい!!
なのに誰もつまづきもせず、縦横無尽に移動しちゃって!

なんちゅうエキサイティングなアトラクション!!
と、序盤のエンシェント・ワンとカエシリウスの戦いのシーンから、鼻息がムッハー!ってなりました。

黄色いフードをかぶったティルダ・スウィントンは、顔が見えずともカッコイイ!!
宗教モノ、SWなどのSF系、あといろいろエトセトラに端を発し広く分布する、フードフェチの心をぐいっとわしづかみにする魂胆ですね!

そしてマッツ・ミケルセン
走る走る。もーなんて美しいのだ!アップでよし、米粒サイズでよし、の存在感がさすがです。
もーこんなにきれいなヴィランなんだから、永遠の命のひとつやふたつ、ガタガタ抜かさずあげたらどうよ?とか思っちゃうよね。

 

ぶっちゃけ、お話自体は「ドクター・ストレンジ登場」ぐらいまでを描いた、導入部的なライトさかなって感じですけど、その分映像を楽しむのに没頭できてよかったです。
スコット・デリクソン監督って、アタイ的にはいまだに「ヘルレイザー/ゲート・オブ・インフェルノ」の人、みたいな印象が一番強かったりするんですけど、そろそろその認識を、塗り替えてもいいのかなあ。

あっそうだ、あと、ロマンス要素あり、との事前情報で、用心していたのですが、なんとそのロマンスのお相手が、赤いマントだったので一安心!!

なんせ、ストレンジになつくマントが、めっちゃ良い子で可愛いんですよ!
マントをまとえば、お空も飛べます!ああなんたる夢心地!
そういうことなら末永く幸せに添い遂げて欲しいよね、アタイも応援いたします。

 

ということで

正直言って、どんどんつながって続いていくよ、みたいなマーベル商法(?)には、いささか食傷しつつあったんですけど、この映画を楽しめたおかげで、ちょっとリフレッシュできました。
ありがとうベネさん!ありがとうマッツ!ありがとうティルダ様!ありがとうデリちゃん(デリクソン監督)!

ただし、カエシリウスの最後のシーン、いくらなんでももうちょっと華を持たせなさいよ!!と、根に持ってることだけは言い残しておきます。

 

「ドクター・ストレンジ 」データ

DOCTOR STRANGE (2016)アメリカ

監督

  • スコット・デリクソン

キャスト

  • ベネディクト・カンバーバッチ ドクター・ストレンジ
  • キウェテル・イジョフォー モルド
  • レイチェル・マクアダム スクリスティーン・パーマー
  • ベネディクト・ウォン ウォン
  • マイケル・スタールバーグ ニコデマス・ウエスト
  • ベンジャミン・ブラット ジョナサン・パンクボーン
  • スコット・アドキンス ストロング・ゼロッツ
  • マッツ・ミケルセン カエシリウス
  • ティルダ・スウィントン エンシェント・ワン

『映画』東京ゾンビ(2005)

東京ゾンビ/佐藤佐吉

映画東京ゾンビ

目次

 

お試し中のNetflixで見つけてラッキー!Netflix、意外やそそるラインナップで、あれもこれもと見たくなる。
あ~これもう一度見たかった!みたいなのが多い。契約継続しようかしら。

というわけで、この、東京ゾンビも、ずいぶん前に見て面白かったんだけど、今回もやっぱり面白い!!たぶん、数年後に見ても面白いんじゃないかな。
いっそ保存版にしちゃおうかしら。
というぐらい、アタイの「好み」にいちいちビンゴしすぎてて参る。

 

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話はまぁ、極めつけにアホらしい

原作は読んでないけど、映画自体はめっちゃゆるくて、シュールで、変態で、どうしようもない世界観。
あ~、これは好き嫌いが分かれるかな・・・というか、「好き」をカミングアウトすることによってアタイの肩身が狭くなりそうな世界観。

 

あらすじと感想

 

時、近未来。
ミツオとフジオの仲良しコンビは、柔術の練習に明け暮れて、平和に暮らしていました。
まぁ、ムカツク奴をポカン!と殺しちゃったりはするんですけど、ちゃんと埋めて墓標も立てて、ついでに武士の情けもかけておく、という悪意のなさでございます。
けどある日、家電から死体まで、廃棄物の墓としてそびえ立つ山「黒富士」から、ゾンビがモリモリ沸いて出た!!
そういうなりゆきなわけなので、二人は北・・・つーか、ロシアを目指すことになったのです。

ところが深いわけあって、ミツオとフジオは離れ離れに!!

 

・・・・・という、前半の展開の「なんだこれ感」が好きすぎてたまりません。
原作者も監督も役者さんたちも、オバカ作りの天才たちが、満を侍して集結し、アホを高めている感じ?

特に、浅野忠信演じるフジオの、ナチュラルなボンクラぶりが超可愛い!
ハゲのミツオの、ハゲとは思えないけどやっぱりハゲてる、真顔の行動もたまりません。
フジオはともかく、なんでミツオがナイトキャップかぶって寝るんだよ!!

 

そんなこんなで、哀川翔の、映画選ばなさにキュンとするし、浅野忠信の、映画選びの天才ぶりにもグっとくる。

ともかく、二人が分かれて5年の月日が、アニメーションや、なめた活字とナレーションによってブッ飛んで、5年前、超ボンクラだったフジオが、なんだか普通のボンクラになってたことは、アタイ的にはやや残念。
でも、ひとりひとりのキャラに、いちいち見せ場があってウフっとなるし、伏線が全部きれいに回収されて、アタイ的には超スッキリ。


つーか、ミツオお前、そういうことだったんかい!!
っていうオチが、バカらしすぎて、よじれます!
にもかかわらず、フジオがバイクで駆け抜けつつあるラストでは、不覚にもアタイ、涙しました。

やばいよね。
その後、別に世界を救ったりする予定とか絶対なさそうなのに、ホント、カッコいいんだもん!!

 

東京ゾンビ [DVD]

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東京ゾンビ

東京ゾンビ

 

 

「東京ゾンビ」データ

東京ゾンビ 2005年 日本

監督

  • 佐藤佐吉

原作

  • 花くまゆうさく

キャスト

  • フジオ:浅野忠信
  • ミツオ:哀川翔
  • ヨウコ:奥田恵梨華
  • フミヨ:松岡日菜
  • 石原:古田新太
  • 本社の藤本:志賀廣太郎
  • ヨッチャン:中村靖日
  • マーさん:曽根晴美
  • ヨッチャンの嫁:高樹マリア
  • ユカリン:谷村美月
  • 秋山先生/王子:楳図かずお
  • 吸血ゾンビ:森下能幸
  • ドンガイラ:橋本さとし
  • マーさん軍団:三浦誠己

『映画』テルレスの青春(1966)

テルレスの青春/フォルカー・シュレンドルフ

 

テルレスの青春/マチュー・カリエール

目次

マチュー・カリエールが美しすぎる!

 

いやぁ・・・美しかった!「 テルレスの青春 」!情報提供者Pさんありがとう!

 

舞台はねぇ、男子校の寄宿舎ですよ!!
制服寄宿舎ものドイツ編……と来て、血湧き肉踊らぬミーハーがいるでしょうか。
この映画は、ミーハー一同にとって、まさしく珠玉の一品じゃない?

だって、いくら美少年と一口にいっても、人の好みは十人十色。
万人が満場一致で認める美少年など、そうそういるもんじゃありませんよね。
私が愛してやまない コラン君なども、いくら「美少年コラン」と説明しても、「ビショウネンって、何語??」などと、日本語までもが通じぬ始末。
ヒドい時は、「宇宙少年?」とか「名探偵?」とか。
コラン、コラン、コランだよっっ!!ソランでもコナンでもないっつの!!

 

ところがこのテルレス君、もとい、テルレスを演じる マチュー・カリエール君 だと、「美少年」という日本語が、すらりとすんなり通じるんです!!
なんたって、この神々しいまでのかわいさは日本のみならず万国共通!!!もぅ 天下の一大事!
あらゆる角度からネットリウェットにナメあげる、値踏みな鑑賞にもびくともしない、完全無欠の美形ぶり!!
さーすがドイツ!美形ゴロゴロの国のなかでも、切り札的な自信作!!

 

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テルレスの青春のマチュー・カリエール

まあ問題のテルレス君が美しいということは、もう登場のシーンから、分かり切っちゃうことですが、アツク語らずにいられないのは、なんといってもその身ごなしのうつくしさ!!

このあどけなさでありながら、それはそれは洗練された品のある動きを、天然で身につけていらっさる。
あれこれ洋モノ美少年映画をあさりまくった私でも、ここまで天然に完全無欠のうつくしい振る舞いには、ハハーとひれ伏すしかありません。

そして、このテルレスの青春という映画では、脇役の少年までもがたまげるほどに美しいのです。とくに、彼らの、究極に美しい手!!!

動きは優雅でありながら、少年の瑞々しさを匂わせる白魚の手、理想的な骨っぽさを備えた長い指。
手の美しさというものは、顔以上に貴重だと日頃思ってやまないアタイですから、もうテルレス映画を見て以来、寝ては夢、おきてはうつつ、頭がハートで埋め尽くされ状態!

 

だがしかし、お話自体は、そんな浮かれたものではなかった。
寄宿舎、という閉鎖的な空間で、少年たちの行動は、各自の性格にもとづき、いくつかのパターンに分かれていく。

金を盗んだ少年、その少年を苛め抜く少年、傍観する少年、思春期の痛々しさもあいまって、なんだか胸が苦しくなります。
繊細で冷たい、モノクロの映像。
少年たちが息づく小さな世界は、社会の縮図とも受け取れるので、想像の翼を広げれば、第二次世界大戦時の、ドイツに重なるかのようです。

 

この映画、60年代モノなので、いまんとこVHSしかないだよね。
もう一度、いやさ何度でも見たいのだが、見るためのハードルが高すぎです。
んもう、さっさと、デジタルリマスターで出して欲しい!!

 

テルレスの青春 [VHS]

テルレスの青春 [VHS]

 

 

「テルレスの青春」(1966)

DER JUNGE TORLESS
YOUNG TORLESS

監督

フォルカー・シュレンドルフ

出演

マチュー・カリエール
マリアン・ザイドウスキ
ベルント・ティッシャー
バーバラ・スティール

『映画』大脳分裂(2000)

SUBCONSCIOUS CRUELTY/カリム・ハッセン

大脳分裂

目次

まぁ、変態かな

 

世の中寛容。
なんと、ネット上にはこの作品の公式サイトまでございます。
2000年カナダ政府「正式発禁」 認定作品らしいんですけど……いや~、困った困った。
チープ作品ならではの面白さを期待させてくれるDVDのジャケの画像は、かなりガセです。
ともかく、よい子はあんまり見ないほうがいいとおもうけど……。
と、止めるまでもなく見たくないよねぇ、自発的に。

もちろんストーリーなど、ないも同然。

 

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人間、理性をつかさどる左脳が狂ったら、暴走した右脳はこんなに困ったことばっかり考えるのに決まってら~~。 ……という乱暴な言い草の、えんえんと悪夢な映像です。すごい疲れます。


ある時は横たわる裸体の女性。
切れ目を入れたおなかからじゅるんと目玉が出てきたり、ある時は数人の男女がウネウネと泥だらけになりつつ大地とまぐわってみたりします。

いやに目の座ったアニキが残虐の限りを尽くして命を冒涜しようとしたり、一方ではちょっと神さまにチャチャを入れたり、と新進鬼畜監督カリム・ハッセン、やりたい放題しでかし放題。

なにしろ全編、首からだろーが土からだろーが木からだろーが、見境もなく意味もなく、ブクブクブクっと出血の行き過ぎた大サービス。
粘っこい糸引き血糊がクドすぎて、ゴボゴボゴボっと吐きそうです。

 

なんせそいつらの右脳のなかに秘められた残虐な欲望ときたら、ことごとくお洗濯が大変っぽく、きれい好きにはツラさ倍増……っつーか……どいつもこいつも、そんな虫のわくよーなもん、秘めてるんじゃねぇ!!

おかあさんは許しません!!(パコン!)

 

とまぁ、おかあさんは許さないものの、映像は血みどろながらもマッタリとおおらかな進み具合で、環境ビデオの一種っぽい感じがしなくもないです。

音楽がまた妙に美しく、まさかアート路線を狙ってるのでは?との疑惑が頭をよぎります。

もし、このテの映像がアリだったらの話だけど、なんとなくバックグラウンドに流したりすれば、結構インテリアに馴染むかも………………。

って、ムリ!ムリ!!ムリだっつの!!!
す、少なくとも畳のお部屋にだけは、なにがなんでも似合いませんよね!

 

でもなぁぁ……人それぞれに内容は違っても、みんな結構しょうもない妄想を抱えて生きてるってのはあるかもな、と揺さぶりをかけてきますよねえ。

もし、私の右脳が暴走したら……と思うと、まんざらカリムさんを責められないかも。

今まさに私はしょぼい自前の左脳(理性?)を使ってダイエット中、一方右脳(本能)はケーキとチョコだらけ。
もし、カリムさんおっしゃるところの右脳オンリーになっちゃったら、私はきっととてつもなくドスコイな妄想に苛まれ……。

 

ああ、押し寄せる生チョコ。降り注ぐいちご大福!戦うドーナツ!鉄のカンオケで焼いたラム酒漬けのフルーツとナッツのケーキに、ブルドーザーですくった生クリームをぶっかけて、世界中からかきあつめたイチゴをぜーんぶ乗せて食ってやるぅぅぅぅぅぅぅ!!け、け、結構本気だったり!!!

それがもし映画化されちゃっちゃった日には、冒頭10分見るだけで血糖値大上昇まちがいなし。
味覚もマヒする、マカダミアナッツ入りサブリミナル効果のおまけつき!
結果、肥満、もしくは糖尿病化する人続出!

ど、ど、どのみち、発禁かぁぁぁぁ???

でももし題名を 「脂肪分裂」 とかつけたりしちゃえば、なんか妙に希望あるじゃん!
ほらー、やっぱ私の勝ちじゃん。(何が)

 

2004年1月

 

大脳分裂 [DVD]

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「大脳分裂」データ

SUBCONSCIOUS CRUELTY 2000年 カナダ

監督

  • カリム・ハッセン

出演

  • ブレア・アッシャー
  • イヴァイロ・フヌーブ
  • クリストファー・ピギンズ
  • エリック・ペティグルー
  • マーティン・ヴィアレ
  • ソフィー・ラウジール

デイ・オブ・ザ・デッド

Day of the Dead(2008)スティーブ・マイナー

 

デイ・オブ・ザ・デッド [Blu-ray]

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ミーナ・スヴァーリ伍長!!

ロメロ版デイ・オブ・ザ・デッド、つまり「死霊のえじき」のリメイクというふれこみなので、見るしかないよね。
リメイク、リメイクて、映画界、よっぽど深刻にネタ切れなのかぁ~~~。などと、ホノボノ思ってる場合じゃなかった。

リ、リ、リメイクだと?こっこっこっこっこれがっ??世も末か?やっぱしね(爆)!
……というほど、別のモノ

まぁでも、サラとかローズ大尉とか、あとバブ的スタンスのゾンビ~ノがいたりするから、リメイクと言っていえない事もないのかなぁ。


けど、なにも「リメイク」って開き直ったりするよりも、せめて「好きだから題名だけパクっちゃったんだよ~ん」ぐらいの奥ゆかしさが欲しかったよ……。
全力で100歩譲っても、せいぜい「オマージュ」ぐらいまでちゃうん。

 

 

私は別に、舞台設定やストーリーなんていうのはどう違ってたってイイんだよ~。
ただし、少なくともテーマと世界観ぐらいは共通してなきゃ、リメイクとは言わないような気がするなぁ。
だから、ロメロさんがよく訴えなかったなぁ、と感じてたけど、なんと公式が胸を張って、この映画をリメイクと宣言しているではないか……。ま、ま、まさか、ロメロさんの了解済み?ドヒャー。

いや、サンゲリア2の例もあるから、証拠もなしにうろたえてはいけない。
きっと、ロメロさんが細かいことに関心のない、大人物なだけなんだろう……。と思っておこう。

ところでこの「なんちゃってディ・オブ・ザ・デッド」、ぶっちゃけ、アタイは何度も見ています。それも1度や2度じゃなく、少なくとも4~5回は見たんじゃないかな。本家死霊のえじきより、下手したら見た回数が多いかも。ナンデって、そりゃあこの映画が、何度も見ずにはいられないほど大好きだからさ!!

……な~~~んてことが、あるわけはない。
このパッケージを見かけるたびに、見た内容がよく思い出せなくて、「あれっ!そういえばこれってまだ見てなかったよね?」と、ツタヤで借りては、結局何度も見直すハメになってるだけだよ。
そして、最後までみてやっと気づくのです。このラストシーンは確かに何度も見た覚えがあるわい、と。
まあそんでもいちいちラストまで見ちゃうからには、きっとそれなりに面白いんだろうと思うんですけど、さすがにこんなモンのためにこれ以上、時間を浪費したくはないので、そろそろここに記しておきます。

ぶっちゃけこれって、心に残るテーマがないので、単に印象が薄いだけで、べつに「ダメ!」とか「ムリ!」ってわけじゃーナイんですよね~。
なんつっても、「スパン」の熱演も忘れられない(笑)ミーナ・スヴァーリちゃんですよね!!
ミーナ・スヴァーリが主役であることに異存はないが、問題は彼女の役の階級で、なんと、軍の伍長なんですよ伍長!!
えええええ、フルメタルジャケットの鬼軍曹と、3階級しか違わないだって~~~~!!?
であえ!!狼藉だ!!!!

このこのぜったいありえんキャスティングっぷりは映画「スタンダール・シンドローム」における、「アーシア・アルジェントの警部補」に匹敵するほど、ステキなんじゃないだろうヵ。
しかも伍長、武器すら持ってないんだが……、カワイイからいいか、いいよね、気にしないよ……。

そして、リッカーなみの素早さを誇るゾンビ!!こんなモンが襲ってきたら、そりゃ~~~怖いに決まってるよね。
ホラーというよりもモンスターパニックアトラクションみたいなね、うん。
絶対死ぬはずの状況になった脇役のニック・キャノンも、もちろん不死身に決まってました。
だって、マライア・キャリーがバックについてるからね。あたりまえだね。うん。
マライア・キャリーにだけは、沈黙のおいさんですら勝てる気がしないもん。
マライアが、アナコンダとか素手でつかまえて、丸焼きにして食らいついてても、アタイは別段驚きません。革をむしれば、高級バッグも作れるしね。

とりあえずモタモタとドンくさい私が、ゾンビだらけの世の中で、もし生き残りたくなった時のため、マライア・キャリーはまあおいといて、せめてベジタリアンの友人を増やしておこうと思います。そんな目からウロコの、実生活に役立つ教訓を得られた点、もしかしたら相当良作だったのかもしんない。

2011年6月

 

「デイ・オブ・ザ・デッド」データ

Day of the Dead (2008年/アメリカ)

監督

  • スティーブ・マイナー

出演

  • ミーナ・スヴァーリ
  • ニック・キャノン
  • ヴィング・レイムス
  • マイケル・ウェルチ
  • スターク・サンズ
  • アナリン・マコード
  • クリスタ・キャンベル

『映画』ダークマン2復讐の標的(1994)

Darkman II/ブラッドフォード・メイ

ダークマン2復讐の標的

目次

 

お、お、お、面白くない!

アーノルド・ヴォスルーとリーアム・ニーソンは別人すぎる

 

いやもぅほんとにぜんぜん面白くないので、ほかに書きようがないんだけど、「イムホテップとギグルス対決」を見てるんだ、とでも焦点を変えれば、ちょっとこみ上げるものがあるかもしんない!!
って、こみ上げたのは何か?とか追求すると自爆しそう!!

いやいや、こみ上げたのは「感慨」ですよね「感慨」。
ただ、くれぐれも「感動」とかじゃないっていう、繊細なニュアンスを読んで欲しいの・・。

いやそれはどーでもいいんだけど……。

これが面白くない原因は、やっぱり主役が前作のリーアム・ニーソンとは似ても似つかぬ別人だから!ってことに尽きるんじゃないのかなぁ・・。
続編ものの宿命としてありがちではあるんだけど、よりにもよって、なぜにこうまで似てないキャスティングなんだよう?というか。

 

けどアタイはアーノルド・ヴォスルーが好きだから、今回に限り、渾身の心頭滅却にてかろうじて応援していく方向です。
まあ、ラリー・ドレイクの続投にて、フル心頭滅却の努力もほんの少々報われたことだし、結構心が広がってるのだ。

 

 

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しかしぶっちゃけ、クワイ・ガン・ジンとイムホテップという、霊長類同士であることさえ疑わしいほどに似ても似つかぬお二人を、「同一人物だってば!」と言い張られても、いくらなんでも冗談にもホトトギスってもんがある!!!

……というのが、正しい反応でございますよね。

 

お話はもう、前回あんな死に方をしたはずなのに、「デュランが生きてる!」ってことが、すでに最大の山場なので、あとはぜんぜんどうでもよくなります。
お話が進むにつれて盛り下がりに盛り下がって、それはまぁいいとしても「デュランが不死身」というゆいいつのツボを、世にもあっさり覆して、終わる。

ええええーーーっ?


あんだけ不死身だったのに、おしまいはザコ以下の死に方。たぶん、所要時間10パチクリぐらい……?
一体、誰の都合でこんな展開になってるんだ!!脚本家が食あたりでもしてたのか?
死に方も死に方だ!
ゲロもグロもべっちょりもねっとりもこってりもぐっちょりもひでぶもあべしもなんもない!!!
ペイトン(ヴォスルー)はペイトンでミイラにもならないし、サソリ男と対決もしない!

・・・・・。

ハッキリいってダークマンには3も存在するんですけど、さすがに3は見ておりません。
それはもう見る側の理解力とか愛とかの責任ではナイはず!ダークマンの神様私を赦して!!

2005年3月

「ダークマン2復讐の標的」データ


Darkman II : The Return of Durant 1994年 アメリカ

監督

  • ブラッドフォード・メイ

出演

  • ラリー・ドレイク
  • アーノルド・ヴォスルー
  • キム・デラニー
  • レネ・オコナー

▼1は面白かったんだよ、1は・・・。

seicolin.hatenablog.com

『映画』ダークマン(1990)

DARKMAN/サム・ライミ

ダークマン

目次

 

感想

ダークマン・イラスト

この映画って、昔よくTVとかでやってた気がする。
Bなんだけどメジャー!みたいな位置にある感じですよね。
うん、このころのサム・ライミさんはエネルギッシュで愛すべき存在でした。

つか、今は愛せないってわけじゃないけど「新作が出たら、出来はともあれ、ダッシュで駆けつけて見ようと思」わなくなってきたかもしれず・・・。
なぜかなぁ・・・アタイも大人になったのかなぁ?


ともあれ「ダークマン」は珠玉の名作、とは口が裂けても言いようがないが、テレビとかで流れてたら、とりあえずどんな作業中でも手を休めて見ちゃうような、お気に入り映画なのです。
この悲しさせつなさ無情さ理不尽さおかしさたるや、ファントム好きなら食いつかずにはいられませんって。

 

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この映画のヒーローは廃墟に住み、醜い顔を包帯で隠し、マントひるがえしカートを押す男ペイトン。
ピンクの象さんに対する執着とか、おしてはかえす果てしない悲哀は人ごとなんでつい笑っちゃうけど、これをサム・ライミさん以外が作っていたら、絶対一生見ないまま終わってたよね。
なんたって、怒りのアドレナリンで超人化するヒーローってアンタ!!!サムライミ大バカ!!そして天才!

助手の柳本青年とか、マンホールで車に轢かれる部下とかの、どうでもいいような存在までも抜かりなくアホらしく、果てしなく困ったモンだし、アクションは勢いがあって活き活きと楽しかったりするし!!

ダークマン


そして、リーアム・ニーソンやフランシス・マクドーマンドがシリアス顔でバカやってるってだけでも、しばらく思い出し笑いできますよねえ。
しかもブルース・キャンベルのカメオ出までついてるという!!!

ライミ監督の若気の至り感がたまりません。

きっとこの映画の実績によって、リーアム・ニーソンやフランシス・マクドーマンドは出世したのに違いないよね!と、アタイは心から信じています。

 

2005年3月

 

ダークマン [Blu-ray]

ダークマン [Blu-ray]

 

 

「ダークマン」データ

DARKMAN 1990年 アメリカ

監督

•サム・ライミ

出演

•リーアム・ニーソン
•フランシス・マクドーマンド
•コリン・フライエルス
•ラリー・ドレイク

▼続編あります・・・

seicolin.hatenablog.com

ダブルビジョン/雙瞳

DOUBLE VISION(2002)チェン・クォフー

ダブルビジョン

猟奇!道教5つの地獄!

 

いやぁもぅ、冒頭からとばしまくり!
いきなり出産シーンだし!腹にぐっさりメス入ってるし!!
しかも双子で1人は死産!
赤ちゃん、生まれながらにツクリモノ!でも、そこさえ気にしなければ、怖い、怖い!!
だって目、開くし!それに目、二つだし!!!
うん、目が2つだったらあたりまえ。でも今回は(って、前回はいつ?)特別、ひとつの目玉に、モレなく2つの瞳孔が(これがむっちゃ、キモチワル~イ)!!

 

で、流血の出産からイクトセか時はながれ、猟奇殺人が起こったのです。
最初の犠牲者は真夏に凍死!二人目は幻覚の火で焼死!
三人目は生きながら腸を洗われたりなんかしちゃって!!で、洗った腸を腹に戻されて(犯人ごていねい!)、縫い目がなんかの文字か呪文だったりしちゃって猟奇~!!!

 

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主人公は、個人的にトラウマをかかえたホアン刑事(レオン・カーファイ)。
運転中だろうと食事中だろうと、もう全身力一杯苦悩してます。この人のまわりの空気は、酸素じゃなくて二酸化炭素か炭酸ガス?(重い)お天気でいうなら「曇り、時々スゴイ曇り、のち曇り」みたいな、一切晴れ間のない陰気さ!

そこへプロファイル名人のFBIの捜査官(デビッド・モース)が交わり、捜査が進む中「どうやらこの殺人は、 道教 5つの地獄になぞらえている。」ってことになります。
それすなわち「氷地獄、火炎地獄、腹裂き地獄、心臓抜き地獄、舌抜き地獄」
……ん?どっかで見たような!

つーか、まんまセブンとちゃうん!いやいや、違う違う、断じて違う、違えば、違うとき!
だってセブンはキリスト教7つの大罪!ダブルビジョンは道教5つの地獄!
ん?やっぱ一緒か?いやいや、映画的に、どんなに50歩100歩に見えても、宗教だけは、いっしょくたにしちゃいけないのだ。宗教がらみで、これまで歴史がどんなにモメてきたことか!
今回はこれまた、ややこしそうな、道教だもんね!!これ、大きなポイントよ。

なんたってアタイは自分の宗教すらないも同然な日本人。かろうじてキリスト教の知識ぐらいはわずかにあっても、他人の宗教のことなんて知らないし、まして道教?宗教オタクでもないかぎり、ふつ~にアングラすぎるっしょ!
でも、その得体の知れなさが、逆にロマン(別名何でもあり)と怖さを増幅させてくれて、喉まででかかったツッコミを、強引に引っ込めてくれるってわけ!

例えば、幻覚だけでなんで人さ、焼けてるだ?凍ってた人もいたべさ。
「ど、道教だからじゃない?」
それまでの全ての経過をとんと無視して、「ま、愛だから」と丸め込まれるラスト。
「ど、道教だかんね!」
実際、この秘策で、私は暴れずにすみました。

そうは言っても、後半、別の映画になるまでは、マガマガしさも絶好調で、むっちゃおもしろかったのです!
後半はどうも、鍋の具が多すぎて、何鍋なんだかわからなくなっちゃったんじゃないのかなあ。
もしかして、闇鍋のごとく、 かくし味にキャラメルとかコーラも入れてみた?でもわりかし隠れてないんですけど!
つうか、鍋にコーラはマズいから(涙)!!……みたいな。
まあ、少々鍋が具沢山でも、わらじさえ入ってなきゃ、まあいいか。食べられさえすりゃまあいいか。

んと、たぶん、とくにストーリーが破綻しているわけじゃない。
ただ、私のようなオバカに対して、不親切だったというか、わからん部分多すぎた!でも、ストーリーのつじつまがピッタリ合ったところで、特に面白さアップ!!……ってことにもならなさそうな。
贅沢を言えば、もう少しポイントを絞り込みシェイプアップされた、前半の邪さが活かされた、悲惨なラストを見たかったなあとか思います。

それにしても、女優さんたちは美人揃いでした。もち、2人のレオンもそれぞれにいい味出てて良かったなぁ~~。
後半はちーと煮崩れ気味でおろおろしちゃって文句も出たけど、細かくこだわれば、いいなと思うシーンも本当にたくさんあったもんなぁ~。

第一、「鼻腔から入って脳までカビを運ぶダニ」なんてイヤすぎて(ほめ言葉)、映画をみながら息をするのが命がけ!!ドーパミンに殺される!というアイディアもスギョイ。
そんなわけで、 私的には、道教はさておいても、いろいろ面白かったよ!と満足できたのでよかった。

 

2004年1月

 

ダブル・ビジョン [DVD]

ダブル・ビジョン [DVD]

 

 

「ダブルビジョン/雙瞳」データ

DOUBLE VISION 2002年 香港/台湾/アメリカ

監督

チェン・クォフー

出演

レオン・カーファイ(ホアン・ホートー刑事)
デヴィッド・モース(ケビン・リクターFBI捜査官)
レネ・リュウ(ホアン・ホートー刑事の妻)
ブレット・クレモ
レオン・ダイ
ヤン・クイメイ
ラン・シャン
ダグ・ペンティ

『映画』ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000)

DANCER IN THE DARK/ラース・フォン・トリアー

ダンサー・イン・ザ・ダーク

目次

滅入るけど、「救い」はある

最終日の最終回に、友人と2人、滑り込み観賞。
時間的には余裕で間に合う予定だったけど、途中ロバのパン屋などに寄り、きっぷ売りのおねーさんに「ダンサー・イン・ザ・ダークにまぁ~い。」などと言った時にはもう時間もギリギリ。

しかも、「あの、それ、ここでは上映してませぇ~ん。」などと言われてはじめて、映画館を間違えたことに気付いて、別の映画館に走ってもそりゃ当然オープニングには間に合わないに決まっている。

いや、映画館に着いてからコーヒーをのんびり一服しなきゃぁ間に合っていたのか?

まぁそれはよくあることだからどーでもいいの。

アタイがべっくらこいたのは、遅れて入った映画館で、二人並んで座る場所はおろか、ひとつの空席さえほとんどなかった!ってことなのです。
要するに、映画館にそんだけ人が入っているのを初めて見た。

いや、厳密に言うとタイタニックの時以来2度目かな。
でもタイタニックは映画というより、イベントみたいなもんだからなぁ。盆踊りに人、集合!!みたいな。

まぁそのように、人の関心を集めるのも頷ける、見ごたえのある作品でした。
なんてったって映画が終わって場内が明るくなって、席を立ちながら殆どの人が、揃いも揃って動揺し、悔し涙にむせんだり、ボーっと放心しちゃったり、ケンケンガクガク意見を言ったり!!

私は、映画館がこんなアツイ状態なの、生まれて初めて見ましたヨ!!
ビョークのカリスマはもちろんだけど、ラース・フォン・トリアーの揺さぶりがやっぱりすごいからだよね!

 

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あらすじとか感想とか

さてこれは、ある1人のファンタスティックな母親の物話でした。

彼女、セルマは病気によってだんだん視力がなくなって、やがて盲目になるという運命なんです。

そしてその病気は、息子ジーンにも遺伝しているのだけど、彼の目は手術を受けさえすれば治るのです。

そういう状況を下敷きに、「キングダム」やら「奇跡の海」の、ラース・フォン・トリアーがミュージカル映画を作った!!
当然ストレートな娯楽作なんか作ってるわけないもんね!!

セルマには、いくらなんでもってぐらい、いろんな不幸が次々と連鎖してたたみかけてくるんだけど、困難をキャッチした彼女がとる行動が、いちいち「ええ?」と思うほど、ドラマなんです。

セルマはとてもピュアで、同時におろかな母親です。
最大の目的に向かってまっしぐらに進むあまり、うまく立ち回ることに知恵を使う余裕などなかった。
でもそのおろかさを、スクリーンこっちの座席から見下せる母親などいるだろうか。

いっぱいいっぱいの中で、1番大事なものを全力で守り抜こうとしたセルマに、それは間違いだと横槍を入れる権利は、誰にもないと感じました。

ただ、だからこそ、画面のセルマに感情移入をしないよう、身構えなくっちゃヤバイっす。
こういう重い選択からは、ちょっと気持ちの距離を置かないと、本当につらくなるからねえ。

ちなみに、私はセルマ、オッケー!と思ってます。
迷わず息子の目!を選んだ信念。
親として、いたずらに善悪に心を揺らすより、これと信じたことを迷いなく貫く姿勢こそが、大事な時があると思う。

 

それにしても、ミュージカルシーンが天才すぎる。
トリアー監督の映画ゆえどのシーンをとってもアートなのだが、観客はラストシーンのアートで上り詰め、胸をえぐられ、果てるのです。

うーんやっぱビョークすごいなぁ、ほんとうにすごい。
歌だけじゃなく、ビョークが作品と融合したから、フォン・トリアー独特の世界観に命が入った、みたいな奇跡を感じます。

そして、トリアー監督に見せられる現実と虚構に、巻き込まれオロオロうろたえるしかなかったという、自分のミジンコぶりにも観念する。


まったくもって、スゴイ映画だ!!!

ラース・フォン・トリアーの描きだす、やりきれなさに包まれたある種の現実は、きれいごとでコーティングされない、「痛いところ」世の中に氾濫する「理不尽」不器用な「優しさ」セルマを救えない「友情」。

それをこのように見せられてつつかれるのは、ガラスをキーキーひっかく音を前に、耳がふさげない感覚に似ている……。

ただ、セルマは思いを遂げることはできたのだと思います。

息子に光を残せた。

同情や友情にも存在価値があって、セルマがさいごに見たものは絶望ではなくて、それがラストで、見る側にも救いをもたらしてくれた。

とはいえ、この映画をまともに食らったから、少なくとも2~3日はダウナーな気分が続いたことは確かでアタイはけっこうションボリしました。

 

2001年1月

 

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セルマソングス?ミュージック・フロム・ダンサー・イン・ザ・ダーク

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「ダンサー・イン・ザ・ダーク」データ

DANCER IN THE DARK  2000年 デンマーク

監督

  • ラース・フォン・トリアー

キャスト

  • ビョーク (セルマ)
  • カトリーヌ・ドヌーヴ (キャシー)
  • デビッド・モース (ビル)
  • ピーター・ストーメア (ジェフ)
  • ウド・キアー (ポーコルニー医師)
  • ジャン=マルク・バール (ノーマン)
  • ヴラディカ・コスティック (ジーン)
  • カーラ・シーモア (リンダ)
  • ジョエル・グレイ (オールドリッチ)
  • ヴィンセント・パターソン (サミュエル)

『映画』ダゴン(2001)

DAGON/スチュアート・ゴードン

ダゴン

目次

 

クトゥルフ的、アイドル映画ですもんね

 

おお!!これははまさしくオチまできっちり「インスマスを覆う影」よね!!
懐かしいなあ~。
あまし大声で語りにくいクトゥルー神話の中でもこの話ならわりかしメジャー、お好きな人も多いはず!!

 

そもそもラヴクラフトものというくくりで言えば、映像化の難易度が高そうなせいか、マニア向けの表現力が必要とされそうなせいか、これまでの作品で古今東西がっかりすること多かったけど、実際これ見てがっかりした人もいるだろうけど、私はスキデスこの映画。
もっと早くに見ればよかった!

 

ホラーといえば、本来はネタバレ厳禁(アタイはネタバレしまくりますけど!)、でもこれはやっぱしクトゥルーを全く知らずに挑むよりも、ちょっとだけでもカジったりホジったりした上で見たほうが、ワッショイできるんじゃないでしょうか。

なんと言っても、このダゴンさんというネバネバ魚神は、クトゥルー界を代表する、みんな大好きアイドルと言っても過言ではないのでございます。

 

 

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さしあたって、画面の陰気さと私の脳内がほどよくマッチ。
ムっとするほど生臭く、ヨコシマで、マガマガしくて、シトシトのジトジトのぐっちょりで、ええい!!どんよりうっとーしいんじゃ!!

・・・みたいな町の情景がいかにもクトゥルーらしいというか、その昔活字を読んで脳内に繰り広がった妄想と、わりかしオーバーラップします。

そりゃ、欲を言ったらキリないだろうし、私の脳内のおセンチなジワジワ恐怖を、きっちりこのゴードン&ユズナコンビに期待するのは、他人な以上到底無茶よね。わかっております。

でも大丈夫!いろいろ差し引きまくっても、最後まで機嫌よく楽しんで見ることができましたことをお知らせします!
やっぱ、人間ここぞの時には「これはモンスターパニック映画!」と、無欲に徹すれば救われるんだなあ。

 

さてラスボス(?)のアイドル、ダゴン。
クトゥルー神話においては一応旧支配者の一員にてスケールのばかデカい存在であり、この世の深遠かとまごうばかりの奥深き暗黒の神なので、全貌を特殊メイクで表現したりしようものなら、スポンサーに石油王10人ぐらい揃える程度の予算が軽く必要だろうし、低予算のチープメイクでゴリ押すとすれば、ファンから苦情が殺到するに決まってますよね。

ゆえに、多分苦肉の策かなんかで、単なるタコの足の先っぽを、チラ見せにとどめたんだと思います。

うん、それは仕方ない。つーか見えない部分をめいめいの想像力で補填させる、という高度なテクニックなんだと思います!

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/seicolin/20170127/20170127162656.jpg

 

でもめいめいの想像力の出番がないほど、リアルに良かったのがウシア。
安達祐美とカトリオナ・マッコール(またですか?)を足して二で割って3Dな腹話術の人形化したみたいな美女で、もともとウソみたいな顔(きれいさ)なんですが、水中にてよりいっそう美しさおぞましさが増強。

まことに耽美なお点前であった。
チャームポイントなイカゲソ(タコアシ?)も、食欲増進まちがいなし!

 

 

ダゴンのウシア

 

あと、人の皮を剥いだのを大量に干してる乾燥室のシーン、ホラー好きにとって「またかよ!」みたいな超マンネリシーンであることが否めないものの、私は好きだから支持します。
洗濯ハンガーを駆使して型くずれに気を配った干し方なんか、知恵袋感あってヨイ感じ!!

ちなみにブツの生々しさには段階があって、血糊もネバこいまだフレッシュなやつとか、風がふけばカサカサと音がしそうな水気の抜けきったやつとか、結構質感の細かい違いなんかをチェックするのもお楽しみ。
一応あとで皮むきの実演も見られるので、この件はとてもていねいな描写と言えるのではないでしょうか。

ところでインポッカ人たちが、その乾燥させた人の顔を何に使うかと思ったら、魚化が進んだヒトたちが、なんと顔にかぶるためだったんです。
いけにえの儀式のマスクがわりとでも解釈するのが普通だろうけど、もしかして、変わり果てた外見を気にしての変装だったのかもしれません。
見た目の魚っぽさを気にして、人の皮をかぶってるんだとしたら、案外醜形恐怖な人たちだったのかも!!
とすると親近感すら覚えることができます。

 

ちなみに、名優フランシスコ・ラバルは、撮影後まもなく没してしまったらしいので、「いらん!」と言いたかったに決まってるのに断れもせず、この映画を捧げられたりしちゃっています。
フツーこんなもん捧げられたら、おちおち成仏できないのでは……。

 

 

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DAGON [DVD]

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クトゥルフ恐怖神話の源泉 ダゴン クラシックCOMIC

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「ダゴン」データ

DAGON 2001年 スペイン

監督

  • スチュアート・ゴードン

出演

  • ヨス・リファンテ
  • ラクウェル・メローノ
  • フランシスコ・ラバル
  • マカレナ・ゴメス
  • フェラン・ラオス
  • エズラ・ゴッデン
  • ブレンダン・プライス
  • ビルギットー・ボーファラル

テキサス・チェーンソー・ビギニング

The Texas Chainsaw Massacre.The Beginning(2006)ジョナサン・リーベスマン

テキサス・チェーンソー・ビギニング

レザーフェイス出生のひみつ

うーむ、「黒の怨」のジョナサン・リーベスマンと、製作がマイケル・ベイかぁ・・・。
うーむうーむ、ね、寝るかも!!という先入観はやっぱりあった、ありました。

しかし、ホラー界のアイドル、レザーフェイスが出るというのに、「見ない。」という選択はありえないよねぇ。

たとえ万一監督がウーヴェ・ポルちゃんなんかで、製作がマイケル・ベイ、プロデューサーがブラッカイマー、生き残る主役はトム・クルーズ!とか言われても、アタイ泣きながら見るもんね!!それが愛ってもんなのよ。我ながら美しい心がけ。

 

だから今まで見てなかったのは、単に忙しかっただけです。忙しさも一段落したので、やっと見ることができました!!イエーーーイ!

感想・・・うん、悪くない・・・悪くないです、それはそれはネッコリとバッちくてナマナマしくてネチョネチョしててドッピュりしてて、画面からもわわわわ~~~~んと、ハンパない悪臭のごときものも迫ってくる。

オバケ屋敷で「出るど出るど」とビクビクしてる時に、後ろから「ワっ!!!」って脅かされるみたいな卑怯さもあるし、痛い描写はキリキリメキメキズブズブと痛くて、いやホンマにイヤーンだったです!!!何度も再生を止めて深呼吸するほど不快指数MAX。

 

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だって、ロープで縛られたりつるされるぐらいなら、まだ生活観もあって平常心でOKだけど、あの鉄でガチンと手足と首を固定されちゃあもうダメだよね!!
あの瞬間、思わずエリックに憑依して(感情移入ともいう)ああーーーーー!!エリックピーーーーンチ!!絶体絶命!!腕を開きにされるだけでは飽きたらず、生きたまま顔の皮まで剥がされちゃうのか?!しかも恋人の目の前でなんて恥ずかしいっと目を覆う!!!

・・・・まあ実際は、エリックの皮剥がしはまぬがれないものの、それは息の根が止まってから行われるので、むちゃくちゃほっと(がっかりとも言う!)しますけど。
んでもってその剥きたてホヤホヤで、フレッシュにデベロ~~ンとしたたる顔面を、チクチク縫って、トーマス青年(レザーフェイス)その場で装着!!!

思わず「に、2~3日干しとけよ!!」とムンク顔で叫んじゃったのは、私だけじゃないと思う!!
ちなみに、屠殺部屋の一角にちゃんとミシンが置かれてる!ギャハハ!!

 

そんなふうに、想像力を刺激され、ビックリ箱にビビらされ、職人技の血糊はホレホレと正面から見せられても上手にグロく、観てる最中は面白いと思うし、直後はああコワかった!!とか思うんですけど・・・・、何かこう数日経過した後味に、フレーバーくささだけ残ったんですよ・・・。


今回、題名で、ビギニングと言い張ってるだけあって、いくつかのなれそめが明らかになりました。
レザーフェイスの出生とか、ホイト保安官の誕生とか。でも、何が明らかになったところで、「やっぱりそんなことだろうと思ったよ!」ぐらいのモンでしかないような・・・・。

つーか、明らかになった部分に驚きが一切ないので、せっかくの一家のカリスマも毒気も、薄れちゃったんじゃない?みたいな・・・・。
いや、冒頭の出産シーンなんかはすごく好き!!好きなんですけど、でもあれも、別にフツーのデキゴトだよね?職場で産気づいて出産。まー、お母さんが死んだので、ブサイクな赤ちゃんがポイっとゴミ箱に捨てられちゃうなんてことがフツーにあっちゃイカンけど、それ以外はびっくりするほどのこともない。
アタイの知人も、トイレや車で産んじゃいましたよ、普通、普通。

つーか冒頭のシーンで、映画を作ったヒトタチが、言いたかったことはつまりコレ?↓

 

「仰天!!レザーフェイスはナント養子だった!!!」
むー。えとえと、・・・・ちっともビックリしませんケド・・・・。
じゃなくて、そこだけやってちゃイカンやろ、どうせ描くならヒューイット家での、レザーフェイスの成長ぶりもキッチリ描かな。 ・・・・という話かも・・・・。

なんかコレ、つい派手なスプラッタ描写にはぐらかされるけど、よく見りゃホイト保安官を除いて、他のどのキャラにも、生理的に訴えてくるような狂気がなくないかな?

調理道具に、あえてチェーンソーをチョイスしてるだけが、いけにえ一家の異常じゃないよね。
ただ手に入る食料が主に「人肉」だから「人肉」を食ってるだけだったって、そりゃ単なる「生きてこそ」なのでは・・・。<コラ!

 

つーか、人肉を食うのに「理由」があるなんて気に食わんのよ!!やっぱ、理不尽でナンボやろ。
レザーフェイスも、お面だけかぶって安心してる場合じゃないよ!思わずアタイが「うへ~~っ!」となるような行動が伴わなきゃ、それただのコスプレじゃん。
ブツブツ。

まぁでも、ちょっと考えてみれば、その分を補って余りあるほど、ホイト保安官が狂ってるから、これで丁度なのかもしんないです。
狂った保安官というより、万年ハートマンのリー・アーメイのいつも通り?
どっちにしろ、もしこの映画にR・リー・アーメイが出てなかったら、案外お涙ちょうだい映画になってたかもって思えるぐらいの影響力なのはまぎれもない。うおお敬礼!!

 

それにしても、昨今、いろんな技術やテクニックはすごく進んでると思うんですけど、進んだのとひきかえに、ホラーからもザリザリした泥くささとかアクみたいなものによる薄汚い不快感が消えつつあって寂しいなあ。
あっちにハミだしたりこっちがヘコんだりの、不完全さによる愛らしさが好きだったので、昨今のノッペリとした画面から、なにがなんでも面白みをほじくり出そうというテンションがみなぎってこない・・・・・。

もちろん、面白くなくはないんですけど、それなりのワク内に収まってるちゅーか、それ以上ハメを外さないちゅーか、なんかやけにつるりとした、行儀のいいスプラッタホラーのような印象のせいで、いまいちいけにえファンとして萌えきれないのよね~。

やっぱ、せっかくいけにえネタなんだったら、私は、私は、もっとぶっとんだ、おおらかで新鮮なデタラメが観たいよ!!

 

(2007.4月)

 

「テキサス・チェーンソー・ビギニング」データ

The Texas Chainsaw Massacre.The Beginning  2006年 アメリカ

監督

  • ジョナサン・リーベスマン

出演

  • ジョーダナ・ブリュースター
  • マシュー・ボーマー
  • テイラー・ハンドリー
  • ディオラ・ベアード
  • アンドリュー・ブリニアースキー
  • R・リー・アーメイ
  • リー・ターゲセン
  • シーアー・バッテン
  • マリエッタ・マリク
  • テレンス・エヴァンス
  • リュー・テンプル

テキサス・チェーンソー

 THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE(2003)マーカス・ニスペル

 

テキサス・チェーンソー コレクターズ・エディション [DVD]

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悪魔のいけにえ、リメイク版

えと、誰もが知ってる 「悪魔のいけにえ」のリメイクなので、いちいち比較もしてみたくなるけど、やりはじめてきりがなくなると終わらないので、ちょっとだけ。

もちろん不服はあるんだけど、リメイクと意識せずこれだけ見れば、近年のホラーの中では、作品に対するまじめな姿勢みたいなものに、やや好感!
何度も見たいと思うほどじゃないけど、いいじゃ~ん!とたまに思えます。
もちろん今でも、マイケル・ベイが、こんなホラーになんで関わりたがるのか、理解に苦しみ、悶えてはいる(コラ)!!

 

良かったのはなんといっても、バンに乗せた女の子っすね。まだ元気に息のある時も、風通しよく変わり果ててからも、ホラーでイヤンな存在でした。バンの後ろにバコンと空いた丸い穴。そこに付着した血糊の描写の生臭さは、思わず鼻をつまみたくなるほど、結構お気に入り・・・・。

 

そして相変わらずに声高らかなR・リー・アーメイに尽きるのですよなぁ。
最初は普通に登場するけど、もちろん普通じゃないことなど、誰の目にもバレバレ。
トビー・フーパー版で言うなら、ドレイトン・ソーヤーあたりの役所だと思うんだけど、まるで生ぬるいアイスクリームにトッピングされたワサビみたいに、キャラのスパイシーさが暴走してました。

つーか、やっぱリーアーメイが出てきたとたん、誰もが「軍曹」に敬礼しちゃうんじゃないだろうか。条件反射ってあるよね。別格、別格。

 

 

で、一番「やめてくれ~~!!!」とオトロシかったのが、ジェシカ・ビール扮する巨乳ヒロイン、エリンが地下室に投げ込まれ、フックに刺し吊された友人のアンディを発見!!! 下手に助けようとするシーン!!
中途半端な善意が、かつてないほど大迷惑!!

「やめろ」と抵抗するアンディの体を、「助けるワ」とか言って持ち上げフックから外そうとするエリン!!
しかし途中で力尽き、気の毒なアンディは、おかげで、 はずれかけてはまた刺さるハメに (涙)!!

もうたまらんと、アンディは、「殺してくれぇぇ」と、懇願(するよね)。「できなぃぃぃぃ~」ナドと泣き叫びつつ、スグに意を決したエリン、涙ながらにナイフを握り、アンディの腹を一刺し!

・・・・・・って、腹かぃ(汗)!!
友達だよね?友達だよね?けど、普通の友達なら、頸動脈あたりをバッサリ切って、一刻も早くラクにしてあげようよ!!!
それとも実は友達じゃなかった?ずっと友達ぶってたけど、ここにきて友情の亀裂が表面化?ナドと単純アタイでさえ、過去の人間模様を深読みせざるを得ないほど、気の毒すぎる状況!!

・・・・・でもさすがマイケルベイの名前つき映画、腹の一刺しごときで、苦しみもせず即死でした。どうやら誰にも悪気はなかったらしい・・・・・。

まぁ、このシーン、ぶっちゃけ面白かったです。小道具の使い方がうまくて、緊迫感もあって!


いかんのはやっぱり、レザーフェイスの活躍が少なすぎ!!!ってところなんじゃ~ないでしょうか。家族もちょっと変わってるってだけで、ぜんぜん普通の人たちだしさ・・・・・。
やっぱり、レザーフェイスを中心に、ウルトラMAX気の狂った家族を、アタイがもうやめてええええとお願いするほど、野放しに描きなぐって欲しかったよね!

 

ちなみに、この映画、実話だとかって言ってるけど、死体を余さずリサイクルしちゃうとか、アタイオキニの実話な部分はハショりきっちゃってるくせに、そりゃないよね。
どうしても「実話」と言い張るのなら、せめて、「エド・ゲイン本人(故人)」だけは、マイケル・ベイにデコピン可、ってお詫びコメントを、巻頭に特大文字で捧げとくべきだと思います。

 

2004年4月

 

「テキサス・チェーンソー」データ

THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE 2003年アメリカ

監督

  • マーカス・ニスペル

出演

  • ジェシカ・ビール
  • エリック・バルフォー
  • ジョナサン・タッカー
  • R・リー・アーメイ

『映画』テキサス・チェーンキラー・ビギニング(2005)

HOBOKEN HOLLOW/グレン・ステファン

テキサス・チェーンキラー・ビギニング

目次

 

正しいチェーンソーの使い方とは?

 

ギャハハハハ!!
題名見た?見た?
ワナじゃん!!これは間違うよ、絶対間違う。
誰だ邦題つけたやつ!!!ジャーキーにしてやるから出てきやがれ!!

 

しかもパッケージにはデニスホッパー保安官の顔写真!!ぶわっはっはっは~!!
全くもう、イマドキのレンタル店、こんなのがテキサスチェーンソービギニングの棚の中に、しれっと紛れ込んでいたりするから、油断も隙もあったもんじゃねぇのよね。
商魂たくましいにもホドがある!!

いやでも実は全く怒ってないよ!!見つけた時、思わずブハってなった以上、チャラってことで、もういいよ。

確かに、力いっぱいダメ映画だとは思います。
つーか地味。あまりにも地味。
何が地味って、舞台が農家。
でもって出てくるキャラ出てくるキャラ、不精ヒゲヅラのむっさいヤローばっかり!

女性キャラもいなくはないけど、いなくても状況は何も変わらん。

ともかくそのムワーンとむっさくるしい野郎どもが、ムンムンむっさいヤローにコレデモカとスタンガンでいたぶられ、やめてくれええええいと泣き叫ぶ!!!
……ン?なんですと?スタンガン?

  

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コワモテの兄さんが不敵に勝ち誇り振りかざす拷問器具、それは……泣く子も黙るスタンガン!!
あー、あの痴漢撃退でビリビリするやつね!!!
そりゃ怖いよね!!逆らえなくて、殺されちゃうのも無理ないよね!!<棒読み

あっ、でもチェーンソーはちゃんと出てきます。
もちろんチェーンソーというからには、木を切るシーンがあるのです!!
こ、こ、これは目ウロコ!!!

私はツネヅネ、ホームセンターのチェーンソー売り場で、「こんな恐ろしいモノを売って!!」などと背筋が寒くなるんですけど、腕を組み、よくよく冷静に考えてみたら、チェーンソーって木を切る道具だったんですよね!!

ぶっちゃけ、正しいチェーンソーは、別に人肉なんか捌かないんだよ!!

そんな常識を思い出させてくれる名シーンがこの映画にはあった!思わずありがとーーー、ナムアミダブツ!!と拝んどく!!!

 

そうそう、一応チェーンソーで木を切ってる本人が、何の意味もなく(サービス?)かすり傷を負ったりするから、この人を食った題名も、根拠のないただのワナ、と言い切れないのが確信犯です。

つーか、題名あくまでも「チェーンキラー」だからなぁ!!どこにもチェーンソーなどとゆー活字は入ってなくて、そこで文句が言えないという、ふざけた仕組み。

そんなこんなで、スプラッタ度はゼンゼンだけど、靴下をはいた「足だけ」とか、かなーりツボにはまるカットもあったことだし、私的にはまあいいか!!っと満足してます。

 

しかも、デニス・ホッパーをはじめ、マイケル・マドセン、トーマス・ハウエルと、豪華なようで、なんか微妙な役者陣も、ちょっとした余禄なのではあるまいか。
主演のジェイソン・コネリーは、なんとショーン・コネリーの息子さんとか!!
うん、やっぱり微妙!!とその微妙さに笑っちゃう~。

 

つーか、これって「実話」がモトって謳いなんだけど、「実話」と思えばこの地味さが逆にリアルかもしんないです。
身寄りのない外国人旅行者などが、コツゼンと消えても誰も気にとめない現実って怖いもんなぁ!!

 

ちなみに原題はホーボーケン・ホロウなので、苦し紛れすぎる邦題をつけた犯人は極刑に値するとしても、映画そのものには、つまんない以外の罪はない模様なのです。

 

まぁでも、何がホンキで恐ろしかったかといえば、あのかたそうでスジっぽそうで、キョーレツにバッチィ足もジャーキーになって、どこかの誰かが食ったのであろうか(汗)??ってことなんだけど!!!!

 

(2007,4月)

 

テキサス・チェーンキラー・ビギニング [DVD]

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「テキサス・チェーンキラー・ビギニング」データ

HOBOKEN HOLLOW 2005年 アメリカ

監督

  • グレン・ステファン

出演

  • ジェイソン・コネリー
  • C・トーマス・ハウエル
  • デニス・ホッパー
  • マイケル・マドセン

ディセント

THE DESCENT(2005)ニール・マーシャル

 

ディセント [DVD]

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狼男の次は地底人か~!

 

個人的、やや注目監督、ニール・マーシャル……。
前作はたしか狼男でしたよね。「そんなモンを、よくぞここまで!!」と、膝ポンで感動したっけな……。
そして、前作のエンドロールを見終わった時点で、「ニール、マイラブ、新作が出たら必ず見るよ!!!」とコブシをギュッして誓った気持ちは嘘じゃない!!

けど、 出たら出たで「必ず見るけど、まあ、いつかね……。」みたいに、ついついズルズル引き延ばし……。

だって、狼男でスリコミ済みのその生真面目な映像作りで、穴に潜る話と聞けば、ちょっと息苦しくないかぃ?

こっちとしても、出るまでは結構待ちわびてるのに、いざ劇場公開されちゃったとなれば「わ、わざわざ自腹で、しかもシラフで見るようなもんでもないかなぁ……?」などとオノレを相手に質疑応答、グズグズビールをがぶ飲みしてるうちに終わっちゃったのをいいことに、必然DVDになるのを待ったりして……。

DVDになったらなったで「そのうちギャオで見られるかもね?」みたいに、さらに自分を甘やかす……。
んでもって、それがビンゴだったりするんだなぁ……。

 

 

ともかく、オラフ・イッテンバッハのお騒がせ作みたいに、モーほんまにしょーもないっ!!などとあらかじめ充分わかっていながらも、いちおー見るぜ見るぜ見るぜ見るぜ、仕方がないから今スグ見てやるぜーーーーっ!!っと勢い余ってスッコケルのと真逆現象。

佳作だと確信してんのに、エート、んとんと、また今度ね、みたいに思う、秋の空のごとし乙女(私やんけ!)心……。

 

ああでも、映画のポータルサイトなんかを見ると、結構ほめちぎっては投げ、褒めちぎっては投げ……というモテっぷり。
おお!!やっぱ面白いんだね!今すぐ見なきゃ!!とテンション持ち直すと同時に、んーホンマかいな?と、眉ツバなヨカンが……。

だって、公式ページの決めゼリフが「ゴールデン・トマト賞受賞!!!」 ……って……えーとえーと、とってもおめでとうございますけれども、えーとえーと……。なんですかそれは~~~~っ!!

 

いやいやいや、でも見ればやっぱし面白かったんです。
だって、今度の敵は地底人やで?んでもって、前作はヤローばっかりでしたケド、今度の登場人物は女ばっかりなんだよね!!
これを前作と大差ないととるか、前作が50歩なら、今度は100歩って取るか!!!

アタイはもちろん、100歩を取ります……。それを前向きだととるか、「内容オンナジやんけ!」と取るかは人それぞれってことで……。
つーか、前作も面白かったんだし、それでいいよね……。

 

お話は、冒険野郎な美女たちが洞窟に入ったら、地底人がいて大変だったよ!!っていう感じ。
ニール持ち味の、トンデモスットコドッコイを土台に、レンガの謹厳実直な家を建てて、全体をカモフラージュしてみました!!みたいなところが健在なので、やっぱし今回もマイラブです。
なんつうても、閉塞感と絶望感に打ちのめされるのがたまらんのよね。

オオカミ男の流れから、ドラキュラやフランケンのようなアイドル路線に走らなかったのも好感ポイント。

ニール・マーシャル。次作はなにかな~。たのしみだな~~。
予想はもちろん、雪男!!!

 

2008年1月

 

「ディセント」データ

THE DESCENT 2005年 イギリス

監督

  • ニール・マーシャル

出演

  • シャウナ・マクドナルド
  • ナタリー・メンドーサ
  • アレックス・リード
  • サスキア・マルダー
  • ノーラ・ジェーン・ヌーン
  • マイアンナ・バリング
  • オリバー・ミルバーン
  • モリー・カイル

デッドコースター/ファイナル・ディスティネーション2

FINAL DESTINATION 2(2003)デヴィッド・エリス 

デッドコースター(字幕版)

デッドコースター(字幕版)

 

 

 職務に忠実な死神、頑張る!

 

大規模な事故から奇跡的に生き延びた、アイドル顔の若者たち!
しかしこの映画はアンブレイカブルではなく、「ファイナル・デスティネーションの続編」だった、よりにもよって!
今助かったばっかりに、不幸にも、近日「より悲惨な死」がお待ちかね~!!!なワケなのです。
ああ、キンバリー(A・J・クック)の善行は、結局世紀のハタ迷惑だった。でもカワイイからいいんですけど!

というわけで、このお話。
「本来運命によって死んでるはずのところで、ひょっこりうっかり助かっちゃったヤツとかいると、今後なにかと歴史の筋書きのツジツマ合わなくなっちゃって困るんだよね!だからあんまり影響でないうちに、無理くり死んでもらうんだけど、なんか文句ある??」という、ナニゲにごもっともな言い分の、死神……というか、「死」そのもののお仕事っぷりを、高みから見物させてもらう、という趣向です。

つまり、敵は「運命」なんちゅうバカデカイものなんで、倒してめでたし、って相手じゃないし、「死」のリストに名前が載っちゃったら最後、もぅ死ぬしかないらしい。

 

どうせ死ぬなら、ハデに目立って死んだ者勝ち?

 

だって、せっかく前作で生き残っても、今回死に方が超ショボかったおかげで、あまりにもあっけなく「クレア=ザコ」に格下げだ!!!
それよりは出てくるや否や、あっというまに痛々しく変わり果てた、名前も知らぬ彼のほうが、ハシゴと共に記憶にきっちりおさまりましたし。

まあでもせっかくの前回生き残ったはずのヒトタチが、「ごめん!!生き残ったかと思ったら、やっぱ死んじゃってたんだよね!!!」っていう血も涙も感情移入もない割り切った展開自体は、潔くってよかったです!
たぶん、デヴォン・サワが「もう出ない!」って言っただけなんだろうと思うんだけど。

 

肝心の「死にっぷり」については、かなーり手が込んでていい感じです。おかげで、控えめながらも抱いてた期待を、きっちり回収できました。

スプラッタにしてはグロゲロネッチョリ度がぜんぜん物足りない気もするけど、サービス精神のカタログのような、バリエーション豊かな断末魔を見せられたので、BGMがわりに流すだけの映画じゃないことだけは確かですよね。

スプラッタの中では、ナニゲに後味がさわやかで、とくに人格を疑われる心配もなく、そこらへんの人たちに、片っ端からオススメできそうなライトさもヨイです。
たぶん、ジャンルはアイドル映画。

 

2004年2月

 

「デッドコースター/ファイナル・ディスティネーション2」データ

FINAL DESTINATION 2  2003年 アメリカ

監督

  • デヴィッド・エリス

出演