続、面白かった中華ドラマ(~2020年11月現在)
前回に引き続き、あくまでもアタイの独断と偏見にまみれた狼藉でござるが、プライムとかU-NEXTとかそのあたりでごく普通に見たものの中からチョイスしてるのでよろしかったらご査収ください。
ちなみに前回のピックアップはこちらです・・・。
松クラス
面白さ松クラスドラマをピックアップします。(むろん、当社比でございますよ!)
陳情令(2019)
アタイはハマりすぎて似顔絵を量産してしまいました・・・。
これぞミーハー殺しの傑作ブロマンスでござる。
まぁ中華ハードルがないとは申しませんけども、なんでもありのエンタメがひしめく昨今、ゆるく気楽にハードルチャレンジしたらいいんじゃない?と思います。
ただし、ひとたびズッポリ沈んでしまうと長らく抜け出せない893な事態に陥るのは必至です。
チャレンジャーにおかれましては、沼底においても呼吸が可能であるように、竹筒の用意をお勧めします。
やがて沼住人として経験値が上がりますと、エラ呼吸等ができるようになるはずですが、沼のお外に飛び出すときはエラをしまい忘れずに・・。
ちなみに、一周完走いたしますと、中華武侠ファンタジーOKというスキルを獲得することができます。
これは広くエンタメを楽しむにおいて、マジつぶしのきくスキルですので、大事に育むことをお勧めします。
さらに、二周以上完走いたしますと、中国語への学習意欲が燃えさかったりもするでしょう。
つまり、習得できるかどうかはさて置いて、脳がヤル気を出すってことです。
脳が働くって言うのなら、燃料として甘いものを罪悪感なしに食べられるというボーナスも発生。
やだわ、いいことだらけじゃん!!
如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜(2018)
清時代のなかでも格別華やかなりし乾隆王朝を舞台に、後宮のすったもんだを大女優ジョウ・シュン演じるウラナラ氏如懿の目線から描いた超豪華歴史ドラマです。
如懿・・・というか、継皇后は満州族にあるまじき行い・・・ぶっちゃけ髪の毛をぶった切ったかどで、諸説ささやかれている人物ですが、このドラマが描くそのエピソードの真相にアタイはやられてしまいました。
く~~~~~っ!!!カッケェェェェ!!
だいたい宮廷ものといえば女同士の陰険な戦いが目玉になるのが常なんですけど、当ミーハーからしてみれば、これってどう考えても嫌展開の最高峰に位置するラスボスは乾隆帝。
後宮では陛下こそが唯一の男で、後宮の女は生き残るため陛下の機嫌をとるしかないんだけど、ぶっちゃけそれは陛下個人がモテてるわけじゃないんですよね。
そんな中で如懿だけ(だけでもないけど)は乾隆帝の言葉を信じ、愛と真心を捧げ貫き通そうとするのが泣けます。
そしていざ愛想が尽き果てた時、過去の愛を守るため「愛は終わりました」と陛下にお知らせするんです。
皇帝を面と向かって見限るなんて、まさしく後宮のニューヒーローよ・・・・。
#如懿伝
— ikuko (@ikucolin) 2020年11月13日
完走しました。きつかったけど、見て良かった。
単なる後宮の女たちの骨肉の争いと勝敗ってだけじゃなくて、しっかりと元凶たる乾隆帝の罪と報いと孤独が描かれているのが良かった。乾隆王朝末期を考えるとさもありなん、と納得できる。
和珅を出さずに乾隆帝の💩感が表現できてるの凄いね!
#如懿伝
— ikuko (@ikucolin) 2020年11月13日
あとニオフル氏萌え!
こういう、いろんな出来事を経て人間関係の形が変わって、敵対していた相手が理解者となるパターン好き。
#如懿伝
— ikuko (@ikucolin) 2020年11月13日
拷問や刑の残酷さも凄かった。
前からわりと好きだったけど、女優ジョウ・シュンにマジ惚れた。
まさしく珠玉のドラマ。
見ている間はゲッソリして、ほんとに嫌でしょうがなかったけど、最終的には、足をぴっぱりあいながらもがいてもがいて命を燃やし尽くして散っていった後宮の女たちすら愛しく思える、素晴らしいドラマでした。
ちなみに、窒息の刑ってのが出てくるんですがこれドラマで始めて見た気がする。怖い~。
三国志 Three Kingdoms(2010)
究極のおじさん群像劇です。
今回は↑の一行で終わりますが、いずれ感想を書くフラグなのです。
そしてここにリンクを張りたいな!・・・という壮大な展望ゆえの一行ですので、決して手抜きじゃありません・・・手抜きじゃないんだ・・・・たぶん。
あっ、そういえばここにちょっと書いてました。忘れておったわ・・・。
じゃあ壮大な展望はひとまず白紙に・・・・。
竹クラス
汝、竹をあなどるなかれ。
竹はすごいんだ・・・万人向けじゃないかもしれないけど、このミーハーが身を乗り出して完走いたしたドラマです。
三国志〜司馬懿 軍師連盟〜(2017)
これもここに結構書いておりますのでまぁそういうことで。
司馬懿はやっぱしヤバイ人物なので、エンジンがかかってから、めっちゃ面白くなるよ・・・。
項羽と劉邦 King's War(2012)
最近見たのではないんですが、やっぱこれは外せないなあと思った次第。
なんせ、スリキンのガオ・シーシーさんが思い入れタップリ注いで手がけておる上、項羽がピーター・ホーで劉邦がダオミンさんなんですよ。
スリキンキャストも勢ぞろいだし、エイラクであの天使のような皇后を演じておられたチン・ランさんが、中国三大悪女のひとり、呂雉としてキャスティングされているのです。
とは言えまだ極悪ぶりが発揮されない頃のお話ですが、最後の方でドス黒い匂わせもありますし・・・。
つーか、チン・ランさん今の方が若くないか・・・。
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梅クラス
梅クラスは気楽に見たら意外と面白かったやつです。
尺も短めだったり内容が軽めだったりと、とっつきやすい要素がモリモリ。
晩媚(ばんび)と影~紅きロマンス~(2018)
限られたドラマ予算で、いかに魅せたいものをよりよく見せるか!ってのは作り手の頭とセンスの使いどころ悩みどころだと思うんですけど、このドラマはその山の超え方が面白かった!!
ぶっちゃけ実写とイラスト&ナレーションの融合ってフレッシュで楽しいね!!
そういう試みをギクシャクもせずこのクオリティで見せてくれた構成のうまさに、「ありがとうございました~~っ!」と頭を下げずにはいられません。
このお話は設定がブッ飛んでるのがまず良きです。
あとはキャラ造形が強烈なのでお気に入り様を愛で楽しみつつ美術のこだわりにポワポワ~~~ン、って感じです。
ともかく血を吸う傘が良い・・・傘・・・・。
主演のリー・イートンはめっちゃ可愛い人だし武侠ものにもよく出てて動きも素敵なんですが、すごく痩せてて・・・・細くて細くてそこだけはちょっとつらいです。
あと、肉削ぎという処刑法を覚えることができます。凌遅刑かな?
釜茹でによって汁物の出汁にされたりもあります。
三国志 Secret of Three Kingdoms(2018)
これは感想を書きました。
ぶっちゃけ諸事情によりまだ完走してないんだけど、梅クラス入りは間違いないです。
美形キャストぞろりってのもツボだけど、視点の面白さとあと鎧のデザインがどう見てもどん兵衛の容器で代用した犬猫用エリザベスカラーだったので、曹操にそんなモノ着せちゃう狼藉にエンタメの未来を感じたことが大きいです。
瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜(2018)
やられたらやりかえす、っていう主人公が新鮮で面白かったです。
衣装もこれまでのドラマに多く見られた、時代をマジに再現しました的なのと違ってかなり自由で、色彩と言いデザインといい、清朝風でありながら斬新で美しく洗練されたものを感じました。
キャラ的には断然高貴妃がお気に入りだったのに退場が早くて残念でした。
他の悪役いまいちインパクトに欠けるっちゅーか・・・・でも爾晴さんと春望はホラーでしたね・・・・良い・・・良いわぁ・・・。
ちなみに朕は如懿伝と比べて、断然こっちのが可愛いんですが、つい「ウソつけ!乾隆帝そんなにかわいくねーだろ」と思ってしまうのはご愛敬・・・・。
あとは傅恒のシュー・カイですね!!
アタイはシュー・カイの辮髪姿の美しさと余生を共にしたいので、等身大パネルの売り出しはまだかまだかと首を長くしている毎日です。
ちなみに
東宮とか明蘭とかまだ見てないドラマ多いので、視聴済みの暁に、ひっそり追加したりするかもしないかも。